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天文愛好家グループ

月面に「L」字確認、「X」や「V」と3字一列に

2018年4月2日(月)(愛媛新聞)

月面に「V」、「X」と共に現れた「L」=3月24日午後7時半時ごろ(えひめ星空キャラバン隊提供)

月面に「V」、「X」と共に現れた「L」=3月24日午後7時半時ごろ(えひめ星空キャラバン隊提供)

 太陽光の当たり具合によって月面に特定のアルファベットの文字が現れる現象で、天文愛好家グループ「えひめ星空キャラバン隊」のメンバーらが3月24日、従来知られている「X」や「V」と共に「L」が並んでいるのを写真で捉えた。竹尾昌隊長(70)=愛媛県松山市北斎院町=は「『月面L』が話題になっているのは見聞きしたことがない。X、Vと一列に並んでいる写真は珍しい」と話している。

 クレーターの縁などに太陽光が斜めから当たり、文字のように浮かび上がって見えるもので、半世紀余り前にAが確認され、この10年ほどでXが、さらに近年はVが天文ファンの間で知られるようになった。

 月面の明るい部分と暗い部分の境目付近にXとVを確認できる機会は、国内で年数回。3月24日午後、同隊などがエミフルMASAKI(松前町筒井)で観測会を開き、家族連れが参加した。同日夜、隊のメンバーらが撮影データを確認したところ、V、Xの下にLがあるのに気づいた。Lは他のピークより少し遅れて現れるため、認識されにくかったとみられる。

 国立天文台(東京)の山岡均・天文情報センター広報室長(松山市出身)は「新しい楽しみ方を見つけて話題が広がることは、天文に注目してもらうきっかけとなる」と歓迎している。

 5月22日にもこの3文字が見えるチャンスがあり、キャラバン隊は県内での観測会を計画中。竹尾隊長は「家庭でも天体望遠鏡があれば、午後5時ごろから8時ごろにかけて観測できる。太陽がある間は少し見えにくいが、眺めてほしい」と呼び掛けている。

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