カシミール地方で衝突、武装勢力12人死亡 抗議の市民4人も

2018.04.02 Mon posted at 10:44 JST

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(CNN) インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のインド支配地域で1日、分離独立派の武装勢力とインド軍との大規模衝突があり、現地の治安当局者によると、武装勢力のメンバー少なくとも12人が死亡したほか、インド兵3人も死亡した。

今回の衝突について警察は、今年に入って最大規模の武装勢力掃討作戦だったとしている。

警察幹部によれば、1日早朝、治安部隊が包囲捜索作戦を実行したところ、潜伏していた武装勢力メンバーが軍に向けて発砲したため、同日午後まで続く銃撃戦になった。

今回の作戦を受けて、現地では反政府デモが行われ、デモ隊と治安部隊が衝突して市民4人が死亡した。

同日営まれた武装勢力メンバーの葬儀には、住民数千人も参列した。

インドとパキスタン、中国が領有権を争うカシミール地方では、長年にわたって武力衝突が続いている。

分離独立運動による衝突の死者は1989年以来、4万7000人以上。この数字には、衝突のために行方が分からなくなった人は含まれていない。人権団体などは、犠牲者数はこの倍に上ると推定している。

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