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レジェンド 作者:神無月 紅

秋に向けて

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1689/1689

1689話

 海鮮料理パーティをやった翌日、レイとセトの姿は空の上にあった。
 当然のようにセトはセト籠を持っており、セト籠の中にはエレーナ達が全員入っている。
 そんな状況でそらを飛んでいるのだが、レイは少し嫌そうな表情で空を見上げていた。
 何故なら、空が雨雲で覆われていた為だ。
 女心と秋の空という言葉があるくらいなだけに、レイも秋になれば天気が変わりやすいというのは知っている。
 ……もっとも、季節的にはまだ夏の終わりで、しっかりと秋になっている訳ではないのだが。
 それでも、レイ達が海でバカンスを楽しんでいた十日近く、曇りはあったが、雨が降るということはなかった。
 それはレイ達にとっては幸運だったのだが、その幸運もいつまでもは続かないということなのだろう。

「このままだともうすぐ降ってくるのは間違いないな」

 勿論、レイやセトは雨に濡れたからといって、風邪を引いたりといったように体調を崩すようなことはない。
 それでも、雨の中を移動するとなれば濡れて気持ち悪い以上、可能ならどこかで雨宿りしたかった。

(マジックテントを使えば、快適に雨宿りは出来るし……どこかマジックテントを設置出来そうな場所を探すか)

 マジックテントを設置するというだけであれば、それこそどこでも可能ではある。
 だが、迂闊な場所にマジックテントを設置した場合、望まない騒動に巻き込まれる可能性もあった。
 それこそ、盗賊に襲われる……といったような。

(いや、盗賊に襲われるのなら、寧ろこっちにしてみればえ大歓迎なんだけどな)

 盗賊達からは、盗賊喰いと呼ばれて恐れられているレイだ。
 当然のように、盗賊達が襲ってきたのであればそれを迎撃し、盗賊達が持っているお宝は確保し、場合によってはガランカの海賊のように、奴隷商に売る……といった真似もするだろう。
 ……すぐに奴隷商人を用意出来ない場合、盗賊は全員が死体となることになるだろうが。

「ん? あの辺りならあまり人目にもつかないか。セト、あの岩の陰になっている場所に向かってくれ」
「グルゥ? グルルルゥ!」

 レイの言葉に、セトは眼下にある巨大な岩に向かって降下していく。
 かなりの大きさの岩が幾つか並んでいる場所があり、その陰になっている場所であれば、マジックテントを使って雨宿りをしていても、あまり人に見つかることはないだろうと判断したのだ。
 そうしてまずはいつものようにセト籠を地上に降ろし、次いでセトが地面に降り……マジックテントを設置した頃に、雨が降り始めるのだった。





「あらあら、随分と降ってきたわね」

 岩と岩の間、丁度いい具合にマジックテントを広げるだけの隙間があり、水がしたたってこないそんな場所で、マジックテントの入り口から降ってくる雨の様子見ながら、マリーナが呟く。
 マジックテントがあれば普通に雨宿りは出来るのだから、本来なら岩と岩の隙間に入るような真似をしなくてもよかった。
 だが、マジックテントにはセトが入ることが出来ない為、こうして雨宿りが可能な空間に避難してきたのだ。
 幸いにもこの隙間はそれなりに大きく、マジックテントを設置しても十分にセトが寝転がる程度の空間的な余裕がある。
 ……もっとも、あくまでもそれは寝転がる程度であって、走り回ったりするのは不可能なのだが。

「キュウ! キュキュ!」
「グルゥ」

 現在では、セトの背の上にイエロが乗って、二匹で何かを話していた。
 そんな二匹の様子を見つつ、マジックテントの入り口から外の様子を確認したマリーナは、雨の強さに驚いたように呟いたのだ。

「精霊魔法を使えばどうにかなったりしないのか?」

 疑問を抱き、尋ねたのはレイ。
 マリーナがどれだけ巧みに精霊魔法を操るのかを知ってたからこその疑問。
 だが、そんなレイの疑問に対し、マリーナは首を横に振る。

「天気そのものを操るなんて真似は無理よ。それこそ私程度の精霊魔法の使い手じゃね。そういうことが出来るのは、それこそ私よりも腕利きの精霊魔法使いとかでしょうね」
「マリーナよりも腕利きの精霊魔法使いって……」

 レイが知る限り、マリーナよりも腕の立つ精霊魔法の使い手というのはいない。
 いや、そもそも精霊魔法の使い手そのものが、非常に稀少なのだ。
 普通の魔法使いですらかなり稀少であるのに精霊と意思を通わせることが可能な魔法使いというのは、更に少ない。

(ああ、ベスティア帝国で精霊魔法を使う奴がいたか)

 水の精霊を使って水竜を形作る戦闘方法を持っていたエルフがいたことを思い出す。
 もっとも、名前を思い出すようなことはなかったが。
 マリーナ以上の精霊魔法使いがいるのか? と不思議そうな視線を向けてくるレイに、マリーナはレイの信頼を嬉しく思いながら、同時に少しだけ呆れも抱く。

「あのね、私がそれなりに精霊魔法を得意としているのは間違いないけど、別に私が最高の精霊魔法使いって訳じゃないのよ? 私が知ってる限りでも、両手の指では数え切れないくらい、私より上の精霊魔法使いはいるもの」
「……世の中、広いな」

 マリーナの言葉に、レイはしみじみと呟く。
 実際、その言葉は決して間違いではないのだろう。
 この世界にはまだレイの知らないこと、想像も出来ないようなことが幾つも存在しているのだ。

「そうね。もっとも、私より優れた精霊魔法使い云々という話なら、レイだって同じようなものでしょ?」
「俺が?」
「ええ。レイは間違いなく強い。それこそ、この国……いえ、世界でも恐らく上位に位置するのは間違いないでしょ? でも、レイより強い相手がいない……そう言い切れる?」
「言い切れないな」

 即座に断言するレイ。
 その脳裏には、ベスティア帝国とミレアーナ王国に所属するランクS冒険者二人の顔が思い浮かべられていた。
 また、現在ランクS冒険者は世界に三人。
 そうである以上、まだレイが見たこともないランクS冒険者が一人いるということになる。

(まぁ、戦いには相性とかあるから、場合によっては勝てるかもしれないけど……それでも、楽に勝てるような相手じゃないのは間違いないしな)

 また、ランクS冒険者以外にも、異名持ちの冒険者も多く存在する。
 ランクS冒険者程に桁外れの相手ではないが、それでもレイが戦って楽に勝てるかと言われれば……レイは即座に頷くことは出来ない。
 実際、異名持ちの冒険者としてレイが一番親しい、雷神の斧のエルクとレイは本気で戦ったことがあるが、その時も勝つには勝ったが、とても楽勝だったとうい訳ではない。
 その辺りの事情を考えれば、レイも自分が最強! と名乗れないというのは理解している。
 ……もっとも、それでもレイがこの世界では上位に位置する戦闘力の持ち主である以上、その辺の盗賊達にしてみれば過剰戦力、オーバーキル以外のなにものでもないのだが。

「そんな訳で、私も毎日修行はしてるのよ。……レイ達みたいに模擬戦って訳じゃなくて精霊との親和性を高める修行だけど」
「一応、俺も分類的には魔法使いにかろうじて……指先くらいは引っ掛かってる筈なんだけどな」

 そう言うレイだったが、マリーナどころかヴィヘラやエレーナに呆れの視線を向けられる。
 いや、それどころか普段は滅多に表情を変えないビューネですら、レイにジト目を向けていたのを考えれば、レイがどれだけ間の抜けたことを言ったかの証明になるだろう。
 そんな視線を向けられたレイは、一瞬どう対応すべきか迷い……やがて、今の状況で自分が何かを言っても意味はない……どころか、寧ろ余計に言い負かされるだけだと判断し、視線を逸らす。
 魔法を使うのは間違いないが、それでも自分を魔法使いであるとは間違っても言えないと、そう理解しているからだ。
 正確には魔法も使える戦士……魔法戦士と呼ぶべき存在なのだと。

「この雨、止まないな」
「……そうね」

 露骨に話を誤魔化したレイだったが、それを聞いたマリーナも特にそんなレイに突っ込むようなことはないままに、適当に流す。
 本来であれば色々と突っ込みたかったのだろうが、強さの件でレイに何を言っても無駄だと、そう思ったのだろう。
 実際、それは決して間違っている訳ではない。
 レイの性格を思えば、そう簡単に自分の流儀を曲げるような真似はしないだろう。
 でなければ、右手にデスサイズ、左手に黄昏の槍を持つ二槍流などという戦闘スタイルを構築するような真似はまずしなかっただろうから。

「ん!」

 そんな中、不意にマジックテントの中で干した果実を食べていたビューネが、小さな呟きを漏らす。
 いつものような一言だけの呟きだったが、それでも今回は大体何を言いたいのか、その視線を追った者は理解した。

「ギャア、ギャア!」

 かなり大きなフクロウがそんな鳴き声を上げながら、岩と岩の隙間からレイ達のいる場所に向かって突っ込んできたのだ。
 セトの気配を感じることが出来なかったのか? とそのフクロウを見ていたレイは一瞬思ったが、雨に濡れた羽毛が血で赤く濡れているのを見れば、自分から意図してここに入ってきた来た訳ではなく、純粋に追い詰めれたか何かをしてここにやって来たのだろうというのは予想出来た。

(それ以前に、フクロウなのに日中に活動してるのか?)

 レイにとって、フクロウというのは夜行性の鳥類というイメージが強い。
 勿論レイが知っているのは、あくまでも一般的なイメージだけだ。
 別にフクロウや鳥類の専門家……という訳でもないのだから。
 セトのすぐ側に着地した……いや、してしまったフクロウは、自分のすぐ目の前にセトが――ついでにイエロも――いることに気が付き、動きを止める。
 それはもう、見事な程に動きが止まっており、もし何も知らない者がその光景だけを見れば、もしかして時間でも止めたのではないかと思えるかのような、そんな様子。

「ちょっと、どうするのよ? 手当した方がいいんじゃない?」

 出来れば手当したいといった様子で、ビストルが呟く。
 外見はともかく、その性格は乙女のビストルとしては、傷ついたフクロウをそのままにしておくのは忍びないと感じたのだろう。
 どうするの? とビストル以外の視線がレイに集まる。
 紅蓮の翼のパーティリーダーはレイだ。
 であれば、当然その辺りの判断はレイがするべきだと……そういうことなのだろう。
 そんな視線を向けられたレイは、未だに動きを止めているフクロウを見ながら少し考え、やがて口を開く。

「分かった。治療してもいい。ただ、言うまでもないことだけど、暴れさせたりはするなよ。……暴れるとも思えないけど」

 セトの側で動きを止めている様子を見れば、そんな状況でフクロウが暴れるような真似をするとは思えなかった。
 もしここでフクロウが暴れれば、それは間違いなくセトにも伝わるのだろうから。
 もっとも、そのセトは興味深い視線でフクロウを見ているだけだったが。
 セトの近くでフクロウが暴れるような真似をするかと言われれば、普通なら否と答えるだろう。

「任せて。手当は得意なのよん」

 レイの言葉に、ビストルは嬉しそうにマジックテントの中から出ていく。
 本来ならビストルの姿を見てフクロウが暴れてもおかしくはないのだろうが、セトの存在故にだろう。大人しくビストルに掴まれ、マジックテントの中まで連れてこられる。

「ギャア!?」

 マジックテントに中に入って、多少なりともセトから離れたからか、フクロウは鳴き声を上げた。

(フクロウ……フクロウだよな? 別にモンスターって訳じゃなさそうだし)

 そう思いつつも、レイがビストル手の中で暴れているフクロウを鳥だと認識しきれないのは、その鳴き声が最大の理由だ。
 レイが知っているフクロウは、『ホー、ホー』といった鳴き声をする。
 このフクロウのように、『ギャア、ギャア』といった鳴き声では決してない。
 もっとも、レイが知ってるフクロウはあくまでも地球のフクロウにすぎない。
 このエルジィンという世界のフクロウの中に目の前にいる鳥のような鳴き声のフクロウがいないとも限らないのだが。

「こら、暴れないの! ちょっと、ほら。怪我をしてる場所が見えないでしょ!」
「はい」

 何とかフクロウの怪我をしている場所を確認しようとするビストルだったが、フクロウはそれが敵対行為とでも感じられたのか、ビストルの手の中から逃げ出そうと暴れる。
 ビストルを見て、それで怖くなって逃げているのでは?
 ふとそんな風に思うレイだったが、フクロウに人間の容姿を判別出来るのかと言われれば、首を傾げるしかない。

「ほら、ちょっとフクロウを押さえて」

 そんなビストルを見かねたのか、精霊魔法で水の塊を空中に生み出したマリーナが、ビストルにそう声を掛けるのだった。

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