・・・INDEX・・・■ ドイツの朝ごはんで眼からうろこが落ちた!■ キメ手は冷蔵庫の「出すだけプレート」
ドイツの朝ごはんで眼からうろこが落ちた!
ドイツの朝ごはんは合理的 |
中でも眼からうろこだったのが、ドイツの友人宅に長期滞在した折の朝ごはんの風景。ドイツではパン屋さんが朝早くから開いて、焼きたてパンを売っています。朝起きたらまず、お父さんがパンを買ってくる。その間にお母さんがコーヒーをいれ、子供たちが冷蔵庫から「ソーセージ、ハム、チーズ」とナイフの乗ったプレートをテーブルに出します。果物やヨーグルトが並ぶこともありますが、たいていこれで朝食の準備は終わり。みな、自分の好きなだけパンやハムを切って食べたら、プレートはまたふたをして冷蔵庫に戻ります。各自が下げた取り皿とマグカップだけが食器洗い機に入って終わりです。ああ、なんて合理的。
パンとハムだけじゃ寂しいし、栄養が……と思うかもしれませんが、ドイツの焼きたてパンとハムはそれだけで十分おいしいのです。そして、たいていのヨーロッパの朝食はシンプルです。フランスではクロワッサンとカフェオレだけ。街には固いバゲットだけをかじりながら通勤する人の姿もよく見かけます。イタリアでは甘いデニッシュや、ビスケットのようなパンとコーヒー。スペイン人は通勤途中にバールに寄って、コーヒーとデニッシュを食べるぐらい。
朝食は大事だけれど、朝から火を使って何品もおかずを並べる必要はさほどなくって、ただおいしく、力になるものを口にして出かける。それでいいのでは、と私は思います。
次のページでは、日本に合わせて考えた、ももせ式3分 de 朝ごはんのスタイルを具体的にご紹介していきましょう。