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マギクラフト・マイスター 作者:秋ぎつね

49 仁東奔西走篇

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49-29 実験船

 朝食後、マルシアは実験を行うため、エルメ川へ向かった。仁と礼子も一緒である。
 この日の目的は推進器の取り付け位置決定だ。
「普通は船尾に付けるんだけど……」
 河原にいかだを置いたまま、検討を始めるマルシア。
 流れの中での方向安定性を考えると、船首がいいのではないか、とマルシアは言った。
「うーん、確かにそうかもな。だけど……」

 推進器が船体を押す力には、『大きさ』(強さ)と『方向』がある。
 また、川の流れが船体を流そうとする力にも『大きさ』と『方向』がある。
 このとき、『力の掛かる場所』がずれているとどうなるか。
 力の『方向』が同じなら、あるいは『大きさ』が小さければ、あまり影響はない。船体というものは安定するように設計されているからだ。
 だが、力の『方向』が逆で、『大きさ』が大きいときはどうなるかといえば、『回転』してしまうのである。

 これを防ぐ方法の一つに、推進器の取り付け位置を進行方向に持っていく、という手がある。
 牽引式(トラクター式)といって、プロペラ式の飛行機のほとんどはこれである。
 対して船のスクリューは推進式(プッシャー式)という。

「……だけど、俺の知る限り、そういう船は見たことがないんだ。何か落とし穴がある気がする」
 仁も、現代日本にいた際、模型の船は作ったことがあっても、実際の船については素人同然である。
 これは、流体力学に関する問題であるため、そちらの専門家ではない仁が知らないのも無理はない。

 簡単に言うと、牽引式(トラクター式)の船は、スクリューが発生させた水流が船体にぶつかることで効率が落ちるからである。
 これが空中にある飛行機の場合は、水に比べて空気の密度や粘性といった物理定数が小さいのであまり問題にならないのだ。

「うーん、ジンがそう言うからには何かあるんだろうね」
「今、ぱっと考えつくのは、スクリューを使った場合、その水流がもろに船体にぶつかる気がする。それって抵抗になるよな?」
 だが仁は、経験とセンスにより、ほぼ正解を言い当てていた。

「確かにね。川底にこすらないよう、スクリューの位置を浅めにする前提で考えていくと、確かにスクリューが作り出す水流が船体にぶつかるね」
 マルシアもまた、経験に裏打ちされた想像力で、その場合のデメリットを理解した。

「ううん、いきなりつまづいてしまった」
 マルシアは頭を抱えた。
「あー……なんか、すまん」
 朝一番で駄目出しをしてしまったことに気が付いた仁は、マルシアに詫びた。
「いや、ジンは悪くない。あたしが無駄なことをしないで済むよう助言をしてくれたわけだし」
 マルシアは笑って流した。

 と、そこへロドリゴがやって来る。そして、マルシアから話を聞くと、
魔法型水流推進機関マギウォータージェットを使うなら、三胴船しかなさそうだな」
 と意見を口にする。
「あっ、そうか、それがあったんだね。確かに、それが一番よさそうだね」
 マルシアも賛成する。
 川幅を考慮して船の幅を抑えるため、トリマラン(三胴船)・カタマラン(双胴船)は除外していたのだが、ここへ来て別の視点からの採用検討となったのだ。
「……そうすると、三胴船にして、先頭の船体に魔法型水流推進機関マギウォータージェットを置けば……これ、いけるんじゃないかな?」
「うん、よさそうだ」
 仁も賛成する。その位置なら、水流が船体と干渉しにくいだろうからだ。
「その分、積載量が少し減るが、安全性を考えると致し方ないだろうな」
 ロドリゴも、利点を最も重視するという意見だった。
「よし、それじゃあ実験船を作ろうか」
 マルシアはそう宣言し、二堂城へと向かう。そこの工房で簡単な三胴船を作り、実験するためだ。
「……そういえば、ティベリオは?」
 戻る道中、マルシアは仁に尋ねた。
「昨日のやり取りを聞いて、まだまだ勉強不足だと言うから、城の図書室を教えてやったんだ。今はそこで船に関する本を読みあさっているよ」
 だが、この後の実験船作成には呼んでやろう、と仁は言った。

*   *   *

 エリアス王国ポトロックにある工房は、店員およびアロー、アルコ、ヴェイルたちに任せてあるので、ここでマルシアたちを手伝うのは仁から借りた職人(スミス)20だった。
 しかし、である。
 今日は仁がいるのだ。
「こんなものか?」
「う、うん。もう少し幅が小さい方がいいかな?」
「よし」
「あ、それでいいよ」
 こんな感じで、20分ほどで実験船が完成してしまった。
 実験船とはいっても、全長2.5メートル、全幅1.5メートルの三胴船だ。大きさ的には1人乗り、無理をすれば2人乗りである。
 長さ1.5メートル、幅50センチの船体が3つ、二等辺三角形の頂点に来るように配置されている。
 実験用なので素材は『魔導樹脂(マギレジン)』だ。仁が『強靱化(タフン)』を掛けているので、FRP製の船以上に耐久性がある。

「……やっぱりジンだねえ……」
 かつてポトロックで、仁と礼子と3人で優勝を目指したときのことをふと思い出したマルシアが、懐かしそうにしみじみと言った。
 そこにティベリオが駆けつけてくる。
「……これは……! ええと、『トリマラン』といいましたっけ」
 図書室で本を読んだ効果が早速出たようだ。
「そうだよ。三胴船ともいう。急流で運用する上でいろいろ利点がありそうなので試作を作ったんだ」
 あとは推進器と制御系の取り付けだ、と仁は言った。
「礼子」
「はい、お父さま」
 これまで無言で仁の助手をしていた礼子に、仁は声を掛けた。
「推進器を用意してくれ」
「はい、ここに」
 魔法型水流推進機関マギウォータージェットは既に用意してあった。いつの間に、と思ったが、仁が船体を作っている間に礼子と職人(スミス)20が作っていたらしい。
「マルシア、取り付けてくれ」
「よし」
 仁が手伝うのはあくまでも時間短縮のため。実際の作業はマルシアとロドリゴに任せている。
 慣れたもので、マルシアとロドリゴはてきぱきと魔法型水流推進機関マギウォータージェットを取り付け、制御系と連結していった。

 簡単な甲板をかぶせて、1時間で作業は終了。
「これでよし。ジン、さっそく実験してみよう!」
 マルシアは乗り気だ。
 実験船の重量は50キロほど、職人(スミス)20が軽々と頭上に担ぎ上げ、エルメ川へと運んでいく。
 仁、礼子、ロドリゴ、ティベリオはそれに続く。マルシアだけはウエットスーツに着替えるため、1度二堂城の部屋へと戻った。

 そして5分後、エルメ川に浮かぶ実験船に乗るマルシアの姿があった。
「わあ、かっこいい!」
「乗ってみたいなー」
 エルメ川で魔石砂(マギサンド)を採取していたカイナ村の女の子たちが集まってきた。
「あ、確かバーバラさんたちがお願いしてた船ですよね?」
 やって来た女の子の1人、パティが言った。
「そうだよ。完成したら魔石砂(マギサンド)を運ぶのが楽になるよ」
「わあ、楽しみ!」
 女の子たちのそんな声を背に、マルシアはゆっくりと実験船に乗り込んだのであった。
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