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二度目の人生を異世界で 作者:まいん

世直しのようなもの

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援軍であるらしい

 蓮弥達が瘴気の森の踏破を開始した頃、クリンゲ周辺は戦争のような様相を呈し始めていた。
 瘴気の森で確認された触手の化け物が、瘴気の森からその姿を現し始め、瘴気の森の開拓作業は中断され、その迎撃に手一杯になるというような状況になっていたのである。
 下手をすれば、蓮弥達の帰還を待つまでもなくクリンゲは落ちていたかもしれない。
 触手の化け物達の攻勢はそれほどまでに激しいものであった。

「くそったれ! これ全部あの化け物かよ! 魔王が倒れたってのに、どこのどいつがこんなもんを呼び寄せやがった!? 呪われやがれ!」

 クリンゲと瘴気の森との間には防御用の陣地がいくつも構築されていた。
 それは大公の命令の下で、兵士達が突貫工事で造り上げたものだったのだが、その中の一つに陣取っていた兵士は眼前に広がる光景に、思わず呪いの言葉を吐き出している。
 それほどまでに、そこに広がっている光景はおぞましいものであった。
 まるで瘴気の森がそれで満ち溢れ、零れた部分が姿を現したかのように森の中から吐き出されてくるのは無数の触手の塊だ。
 それらが地面を埋め尽くし、進軍してくる様子は兵士達の正気を削り落とし、吐き気を催させるのに十分な異様さを見せている。
 だが、兵士達も黙って触手の群れが近づいてくるのを待っているわけではない。
 すぐさま迎撃の体勢がとられ、構築された陣地に配備されている魔術師達が魔術を行使し始め、大気の中を炎や氷、雷撃といった魔術が近づいてくる触手の群れ目がけて撃ち出されていく。
 そのいくつかは触手の群れに突き刺さる前に、何かしら見えない壁のようなものに当たったかのように砕き散らされ、魔術の効果を発揮することもなく消え去ってしまうのだが、触手側の守りも堅牢ではないのか、かなりの数の魔術がそこを突き破り、魔術の命中した触手が焼かれ、凍りつき、ばらばらに吹き飛んでいった。
 だが、触手の群れの前進は止まらない。
 仲間という概念が触手達にあるのかどうかは不明であったが、魔術によって破壊され、動かなくなった触手の残骸を踏み越えて、触手達は前進を続ける。
 クリンゲ側の兵士にとって幸運だったのは、平地における触手の進軍速度がそれほど速くないことであった。

「油を撒け! 火を点けろ! まともに切りあっても意味はないぞ!」

「ゆっくり下がれ! 焦るな! 奴らの速度は遅い!」

 武器による攻撃の効果が薄いことは、クリンゲの兵士達には知れ渡っていた。
 だからこそ彼らは武器を構えるよりも油の入った桶と、それを撒き散らすための柄杓を手にし、魔術師達が撒かれた油に火を放つ。
 燃え上がる炎へ触手達はお構いなしに突っ込んでくるが、ある程度火の中を進むとその表面が焼け、下にある筋肉が熱で変質して縮み、まるで茹で上げたタコのようにくるくるとその触手を丸くしながら動けなくなり、やがて焦げて炭へと変わる。
 だがその炭の上をまた別の触手が這いずっていくのだ。
 構築された陣地で触手の迎撃を行っていた兵士達は、まるで引く気配のない群れに対して陣地を放棄し、ゆっくりと後退しながらも変わらず火による迎撃を続ける。

「まだこいつら諦めねぇのか!」

「焦って油を撒き散らすんじゃない! 必要な分だけ適宜撒け! 無尽蔵にあるわけじゃないんだぞ!」

「ある程度は槍で突き殺せ! 怯むな! 我々の後ろにはクリンゲあるんだぞ!」

 お互いに声を掛け合いながら、兵士達は群がる触手を処理していく。
 だがその位置はじりじりと後ろへ下がっており、クリンゲの街までの距離は時間が経過していくにつれてだんだんと詰められていっていた。

「もう後がねぇぞ!」

「後がないなら踏みとどまれ! 覚悟を決めろ!」

 これ以上下がればクリンゲまでの距離はほとんどない、といった地点で兵士達は足を止め、空になった桶と柄杓を投げ捨てる。
 目の前ではいまだに火が盛んに燃え上がっているのだが、そこを踏み越えるようにして近づいてくる触手の群れに対し、足を止めて武器を抜き放った兵士達の間を、一陣の風が走った。
 突風のようなその風に、何事かと目を向けた兵士達は燃え盛る火の中を走る幾筋もの銀光を目にすることになる。

「妙なときに妙なところに居合わせたもんだ」

 切り裂かれてバラバラになり、火に焙られて黒く焦げていく触手の残骸を見ながら、それを行った人物は手にしている刀を軽く振って刀身についた触手の体液を振り飛ばした。
 突然現れたその人影を触手達は敵と認識したのか、かなりの数の触手がその人影へと襲い掛かるのだが火ごと切り裂くような勢いの銀光が閃くたびに、それらの触手はただの肉片へと姿を変じて地面へと落ちていく。

「魔王、神様と来て今度は正体不明の触手の群れか? 出鱈目にもほどがあるだろう。誰だこの世界を創った奴は。叱ってやるから出てこい」

 ぶつくさと文句を言う人影の姿が燃え盛る火に照らし出される。
 黒一色の髪を火が巻き上げた風が煽るのを見て、兵士の中から声が上がった。

「クヌギ伯爵閣下!?」

「似てるとは思うが違う。あいつは若白髪だが、俺に白髪はないだろう?」

 いちおうクヌギ伯爵のことを知る者の間では、伯爵の髪の中に混じっているのは銀髪であるということになっていたが、人影はどこか嘲るような口調でそう言いながら、混じりけのない黒髪を空いている左手でちょいと摘まんでみせる。

「まさか生き別れのご兄弟!?」

「いや、魔王ならば分身という可能性も!」

「同次元の別地点に、同時刻に存在できるとかうちの領主様はどうなってんだ!?」

「お前ら……別人という可能性をなんで最初から投げ捨ててるんだ?」

 次々にあがる予想ともいえないような声に、さすがに何かしら思うところがあったのか、半眼になりつつじとっと睨みつけるその人物は、視線を向けることなく近寄って来ていた触手を、酷く無造作な刀の一振りでまとめて切って捨てる。

「おたくの領主様に瓜二つかもしれないが、俺はカレンという者だ。伯爵様じゃない」

 これ以上伯爵と同一視されることに耐えられなかったのか、不機嫌そうにそう名乗った人影はどこからどう見ても蓮弥にそっくりな男であった。
 それが、蓮弥とは異なる世界から連れてこられた蓮弥である、ということを兵士達は知る由もなかったのだが、圧倒的な力を誇る蓮弥と髪の色以外に何が違うのか全然分からないほどに似ているカレンの出現に、兵士達の中から歓声が上がる。

「伯爵様っぽい人が来た!」

「味方か!? 伯爵様っぽい人は俺達の味方なのか!?」

「すごいぞ伯爵様っぽい人! あんな無造作に触手どもを切れるなんてすげぇ!」

「ありがとう、ぽい人!」

 きちんと名乗ったはずであるのに、伯爵っぽい人と形容されてカレンの目が剣呑な光を帯びる。
 いっそ兵士達を見捨ててこの場から立ち去ってやろうかという思いが頭をよぎったりもしたのだが、そんなことをすればいったい何をしにこの場に姿を現したのかがまるで分からないまま、何か蓮弥っぽい人が通り過ぎて行っただけ、という見方をされかねず、苛立つ気持ちをカレンはぐっと押さえ込んだ。

「カレンと呼べ、カレンと! 俺はお前らの伯爵様じゃない!」

「それでその伯爵様っぽい方」

「手前ぇら分かってていってるだろ?」

 喚いたカレンに対して近くにいた兵士が声をかけてくる。
 もしかしたらおちょくられているのではないだろうかと思ってしまうカレンなのだが、現状を理解した上でそんな行為に及んでいるのだとすれば、どれだけここの兵士は図太いんだと呆れてしまった。

「カレンだ。で、何だ?」

「ぽい方は、我らに助力してくださる、と考えてよろしいのでしょうか?」

「カレンだ! 見捨てたい気持ちでいっぱいになりつつあるが、俺もいつまでも森の中に身を隠してもいられないんで、ここで一つ蓮弥に恩を売るようなことをしておきたいと思って出てきた」

 魔王城における蓮弥達の戦いをカレンは遠くからなんとなく眺めていた。
 結果が魔王側の勝利であったのならば、いちおうは魔王に協力していた身でもあるので姿を現しても何ら問題なかったのだが、結果は蓮弥達の勝利に終わっている。
 すると魔王側にいたカレンとしては身の置き場がなくなってしまうわけで、下手に姿を現せば世界に弓引いた大罪人として扱われてしまう。
 だが、ある程度は蓮弥達も事情を知っているはずなので、ここで一つ蓮弥達のためになることをしておけば、少なくとも罪人として追い回されるようなこともなくなるのではないか、という打算のもとに、カレンはクリンゲの兵士達に加勢することを決めたのである。

「我ながら少しばかり情けないが、生き残ったのだから身の振り方は考える必要があるもんでな。功をたてて伯爵の慈悲に縋ろうって魂胆だ」

「つまり、ぽい人は我らの味方」

「本気で見捨てられたいか!? 刻んで触手のエサにしてやるぞお前ら!?」

 声を荒げるカレンなのだが、その手は正確に近寄ってくる触手達を刻み続けている。
 だがその手に握られている刀は、蓮弥が持つものとは違う。
 固く力強い筋肉の束である触手を切り続けていれば、少しずつではあるのだがその切れ味は鈍っていき、やがて刀身が耐えきれなくなって折れてしまう。
 すぐさま近くにいた兵士が代わりの武器を差し出したのだが、カレンはそれを受け取ろうともせずに折れた刀を一振りすると、折れてしまったはずの刀身が一瞬で元の姿に戻り、別な触手の塊を真っ二つに切り裂いた。

「お強いのですな、伯爵様っぽい人!」

「カーレーンーだ! 違うって言ってるのが理解できないのか!? それともわざとか!? わざと言い続けてるのか!?」

 刀を一閃させて触手を切り裂き、左の掌をカレンが向けるとそこから幾つもの火の弾が吐き出され、切られた触手やまだ切られてない触手をまとめて焼いてしまう。
 息をつく暇もなく、焼かれた仲間の体を踏み越えてやってくる触手を今度は何本かの雷撃が貫き、電流に焼かれた触手はその場でばたばたと暴れていたのだが、やがて動かなくなって周囲の火に巻かれて焼けていく。

「くそったれ。呼び名なんぞどうでもいい。まずはこの状況を押し返す必要がある。気合入れてついてこい兵士ども!」

「お任せください伯爵っぽい方! 期待しておりますぞ!」

「カレン……いやもういい、諦めたんだったな。あんまり期待されても困るぞ。そっちの伯爵ほど非常識な人間じゃないんでな」

 剣を扱う技術に関しては、蓮弥に引けを取るつもりはないカレンだったが、刀の性能と持っている魔力の総量に関しては、蓮弥とは比較にならないことも理解している。
 だからこその警告だったのだが、周囲にいる兵士達はそんなことなどお構いなしとばかりに手にしていた武器を掲げ、声を張り上げる。

「カレン殿が味方してくれるそうだ! 手練れだぞ! みんな! 触手どもを押し返せ!」

「カレ……おい、今になってそれか? 調子が良すぎやしないか? こいつら教育したの誰だ? あいつか?」

 盛り上がる周囲とは異なり、一人だけ肩を落としたカレンであったのだが気を取り直すように刀を握りなおすと、まだまだ残っている触手の群れへと切り込んで行く。
 その後ろから士気の上がったクリンゲの兵士達が、カレンばかりに任せてはいられないとばかりにそれぞれの武器を手に突撃を敢行すれば、街の近くまで迫りつつあった触手の群れがまるでその勢いに気圧されたかのようにゆっくりと瘴気の森へと押し返され始めたのであった。

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