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2018年4月1日日曜日

#立憲民主党 #枝野幸男 代表街頭演説 #愛知大作戦2018 (2018.3.31)【文字起こし】



上記動画はMonBranさんが中継・撮影・公開して下さいました。改めてお礼申し上げます。

視聴覚障害者さんやテキストデータを必要とされる方向けに、文字起こしさせて頂きました。以下が、その内容です。

なお、枝野さんが「ぜんぼう(全貌)」と仰られている箇所は、「全容」としました。私の判断ミスであれば、お詫びします。



立憲民主党代表の枝野幸男です。
せっかくの行楽日和、たくさんの皆さんに、お集まりを頂き、あるいは足を止めて頂き、ありがとうございます。

今、吉田代議士から話がありましたように、久しぶりに名古屋の駅前で、傘をささずにマイクを握らせて頂いております。

昨年の10月の、総選挙のおりには、土砂降りの雨の中、たくさんの皆さんにお集まりを頂きました。その一年前の参議院選挙の時もじつは、名古屋の駅前で土砂降りの雨の中、マイクを握らせて頂きました。

昨年の総選挙では、結党から一週間で、選挙がスタート、投票日まで20日という、ほんとに短い間に、多くの皆さんから、背中を押して頂き、立憲民主党、大きな一歩を踏み出すことができました。

とくにこの愛知の皆さんには、じつは、赤松副議長や、近藤昭一県連代表、わたくしが10/2に1人で記者会見をする、党を立ち上げる、その決意をするにあたって、多くの国民の皆さんと共に、力強く背中を押してくれた先輩であり仲間であります。

そして、選挙を経て、この愛知は、北海道と並んで、立憲民主党の多くの仲間を国会に送ってくれた、まさに中心地となりました。

今日はその愛知名古屋の皆さんに、ぜひ、共に、まっとうな政治を取り戻す、その声を上げて頂きたい、お訴えにうかがいました。

去年の10月の選挙で、選挙のポスターにも、「まっとうな政治」と書かせて頂いた。まっとうでは無いと思っているから、このスローガンを掲げたわけであります。
それにしても、こんなに酷いとは、思ってはいませんでした。

(拍手)
(聴衆 「そうだー」)

安倍総理は、国会の答弁で、いい加減な、無責任なことを繰り返してきました。
それは我が党の党名「立憲主義」、出来ない自民党政権が国会で、もう何百回・何千回と、「集団的自衛権の行使は憲法違反だ」、自分達で言い続けて来た解釈を、勝手に論理的な根拠も無く変えてしまう。

まったく、「まっとう」とは正反対にある政治であります。

それにしても、役所の作る公文書が、堂々と改竄をされ、改竄された文書が国会に出される。ここまで酷いとは思っていませんでした。

(拍手)

公文書が改竄をされるというのはどういうことか。
民主主義の根幹を揺るがすと、言う方をする方もいらっしゃいますが、私は、もっと深刻だと思います。社会の信頼が成り立たなくなる。

皆さんどうですか、役所からいろんな文書来ませんか。
税金納めて下さいという通知書、高齢者の皆さんなら「あなたの年金額は幾らです」という通知書、色んな文書が役所から来ますが、そうは言っても役所が出してくる文書なんだから、そこには、ちゃんとしたことが書いてある、その信頼の上で、私達の社会は成り立っているんじゃないですか。

(聴衆「そうだ」)
(拍手)

もちろん、役所にも色んな人と色んな現場があります。過去にも、それは、行政の末端で、その小さな部局限りで、不祥事ごまかすための改竄はありましたよ。でも、今度のことは、財務省という日本の権力機構の、まさにど真ん中で、しかも公然と行われていたんです。

国会に要求された文書、都合悪いから、書き換えて改竄してたんです。
こんな信用できない行政の下で、皆さん、私達は暮らして行けますか。

(拍手)

税務署が出してくる税金の通知書が、途中で改竄されて、倍の金額にされてたらどうするんですか。

(聴衆「そうだ、とんでもない」)
(拍手)

今日は愛知県警の皆さんに、たくさん警備をして頂いてるので、この話題、振りにくいんですが、例えば、何かの犯罪の容疑をかけられた。

調書を改竄とか偽造みたいな話も無いわけではありません。ほんとにレアケースで、それこそわたくしも弁護士の出身ですから、そういうことが問題になるケースはあります。

だけど、警察庁本庁や、あるいは東京地検特捜部や、警察庁本体で、そんなことが堂々と行われる社会になったら、いつ自分が、冤罪で捕まえられるか分かんなくなるじゃないですか。

(拍手)

財務省が改竄をしたというのは、おんなじような話ですよ、皆さん。
こんなことがまかり通ってしまって、有耶無耶になったりしてしまったら、私達が安心して暮らす社会の信頼が失われてしまう、そんな社会にしないためには、全容を解明しないといけないと思うんですが、皆さん如何でしょうか。

(聴衆「そうだ」)
(拍手)

佐川さんは、残念ながらと言うべきか、やはりと言うべきか、証人喚問で答えてはくれませんでした。あらゆることを、刑事訴追の恐れがあるからと言って、証言拒否しておきながら、「官邸や総理や総理夫人から、影響・関与は無かった」、そこだけは堂々とおっしゃいました。

皆さん、明らかにおかしいんですよ、皆さん。
森友学園の土地の取引をやっていた時期は大部分は、まだ佐川さんは理財局長じゃ無いんですから。前の迫田さんが理財局長なんですから。そして、迫田さんからは、引き継ぎを受けていないって答えてるんでしょ。
迫田さんの時代にどんな影響があったのか、引き継ぎ受けて無いんだから、答えられるはずが無いじゃないですか。

(拍手)
(聴衆「そうだ」)

そもそもが、確かに、議院証言法という法律が、自分や家族等が罪に問われる恐れがあれば、証言が拒否できると、書いてあります。書いてありますが、自分が罪に問われる可能性があるからと言えば、何でも証言拒否できるわけじゃありません。

(聴衆「そうだ」)
(拍手)

罪に問われるべき事実、そのものと、密接不可分のこと、それは証言拒否できる。でも関係が有るからと言うだけでは、証言拒否出来ない。これは高等裁判所の判決・判例が有るんですよ。

(拍手)

いつ改竄したのかは、それは、文書偽造等の罪に問われる、犯罪事実そのものと密接不可分かもしれません。でも、改竄前文書に、安倍昭恵さんの名前を見た時の、どう思ったんですか、これにどう答えようが彼が罪に問われる可能性は無いんですよ。

(拍手)

それを堂々と証言拒否しました。
この一点をもっても、あの証人喚問は、議院証言法違反の証言拒否なんですよ、皆さん。
(拍手)

もちろん、個別にも、どう考えても、客観的な事実と食い違っている、証言が沢山ありました。今、チームで、詳細に分析をして、こうしたことを皆さんにしっかりとお伝えをして、ただし、国会での偽証や証言拒否を、それが明らかだったとしても、告発する為には、自民党が賛成しないと、残念ながら多数決、一般的な前例からは全会一致でないと告発出来ないんです。

だから自民党が守ろうと思えば、不当な証言拒否をした佐川さんを、守ることが出来るから、守らせていいんですか皆さん。

(聴衆 歓声)
(拍手)

全容を解明するためにも、こうした理不尽なことを許してはならない。
こうした観点から、私達も国会でしっかりと頑張って来たい。文書が平気で改竄されるような社会にしてはいけない。

そのために頑張って行きたいと思っていますが、もう一点、とくに、愛知名古屋の皆さんには、御礼を申し上げ、■すべて?■申し上げたい。

■おむ?■前川前事務次官が、■このための?■学校に呼ばれて、授業を、特別授業をされた。それに対して、文部科学省が、あってはならない、現場の学校に圧力をかけるような、そんな問い合わせをかけた。

それに対して、毅然として拒否して頂いた。
わたくしは、愛知名古屋の皆さんは、大変立派だというふうに思っています。

(拍手)

文部科学省は、最初は自分達の判断と責任でやった、言っていました。
すぐに嘘がバレました。
自民党の族議員が、これまた圧力をかけて、それに唯々諾々と、文部科学省の役人が言うこと聞いて、やってはいけないと、文部科学省なら一番よく分かってる、現場への介入をしたんですよ。

しかもそれを、バレたら、政治家の圧力無かったと嘘をついたんですよ。
圧力をかける方もかける方、かけられて唯々諾々と応じる方も応じる方、だけどどっちが悪いですか。圧力かける方でしょ。

(拍手)

そして、まさに、この圧力に、屈しざるを得ないような、自民党と役所の関係になっているということを、いみじくも教えてくれたんですよ、■xxx(聞き取れず)は?■

(拍手)

こんな話でさえ、やってはいけないこと、自民党のしかも、「所詮」は申し訳ないけど、自民党文部科学省部会長と部会長(代理?)の間という、そういうクラスの圧力でさえ、やってはいけないことをやり、バレても、いや政治家は関係ありませんと嘘をつき、それは総理大臣夫人が関わっていたら、もっと忖度せざるを得ない関係なんだということは、今回の件で、自民党の議員が我々に教えてくれたんですよ、皆さん。

(聴衆「そうだ」)
(拍手)

もともとは、8億円にものぼる、皆さんの財産が、不当に安く奪われたという話です。そして、公文書改竄という、とんでもないあってはいけない話です。

そして、政治と役所との関係があまりにも、歪みすぎてしまっているという、深刻な問題です。

私達は、全力をあげてこの全容を解明し、二度とこんなことを許してはならない、まっとうな政治を取り戻していくために、全力をあげて参ります。

(拍手)

昨年の選挙が終わり、小さいながら野党第一党に押し上げて頂きました。でも、ただでさえ弱い野党が、ますますバラバラになって、どうしょもないなと、特にマスコミと評論家と称する皆さんからは言われました。

でも、皆さん、この半年どうでしょうか。
まだまだ力は足りません、でも、裁量労働制をかたっている、過労死をさらに増やすような、安倍さんの試みを、取り上げ切り離して棚上げさせるという、結果を取ったじゃないですか、皆さん。

(拍手)

最初のスクープの朝日新聞を初めとして、メディアの皆さんの調査方法も頑張りましたが、それをしっかりと活かして、佐川国税庁長官を辞任に追い込み、証人喚問まで持ってきたじゃないですか、皆さん。

(拍手)

民主主義は、国会議員の数ではありません。
民主主義の主役は、国会議員ではありません。
民主主義の主役は、国民の皆さんです。

(聴衆 「そうだ」)
(拍手)

国民の皆さんの声があり、そして私達政治の現場を■任された者が?■、永田町の内側を向いた権力ゲームではなく、国民の皆さんの方を向いて、一緒に歩んで行けば、力を出せるということを、私達は、立憲民主党は、この半年間で示してきたつもりです。

(拍手)

私達は、引き続き、永田町のくっついた穴が、数合わせの権力ゲームに巻き込まれることなく、筋を通して、国民の皆さんの方を向いて、共に歩んでいく政治で、まっとうな政治を取り戻して参ります。

そのためには、私達には、あなたの力が必要です。
あなたの力が必要です。
あなたの力が必要です。

(拍手)

共に、まっとうな政治を取り戻すために、前に進んで行こうではありませんか。
共に頑張りましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。