先天性虚言者ヒラリー・クリントンについて、四篇

先天性虚言者ヒラリー・クリントンについて、四篇

ルー・ロックウェル・コム(LewRockwell.com)論集

ヒラリーの本当の問題について、ディロレンツォ

ヒラリー・クリントンの大統領候補としての問題は彼女の批評家が非難するとおりに彼女が腐敗した不誠実な政治家であることではない。違う。ヒラリーの問題は彼女がバーニー・サンダーズと同じだけ酷い社会主義者であることにある。彼女は二〇〇四年、サンフランシスコの聴衆に次のとおり告知した。『共産党宣言』を踏襲していわく、「わたしたちは、各人の能力に応じて働き、各人の必要に応じて受け取る共通善のため、あなたから物を取り上げます」。かつてファーストレディーとして「わたしたちは個人のことを考えるのを止めて、社会にとって最善であることを考え始めなければなりません」と宣言した。そのような生命は社会主義哲学の定義的特徴である。すなわち――「社会」の「共通善」の名において個人主義を攻撃する――「社会」の「共通善」はつねに社会全体ではなく政治家により定義され執行される。そしてサンダーズと同じように「金持ち」を脅迫するのだが、彼女は労働階級(彼女のテレビ広告でのネオ・マルクス主義語でいう「労働家庭」(“working families”))に助成金を出すためにもっと酷い税金をかける

ヒラリー・クリントンは民主党時代に誇り高い社会主義自認者バーニー・サンダーズとの討論でその社会主義者の資格を実証してみせた。いつであれ、サンダーズがサンタクロースじみた「フリー」なヘルスケアと教育、住宅、福祉支給などの約束で民主党員の聴衆者を沸かせるとき、ヒラリーの反応は次の十年で連邦歳出を1兆ドル以上増加させることを約束しながら彼に同意することであった。社会主義の原理をめぐる不同意はなく、詳細が違うだけだ。

ヨーロッパ社会主義者間の現行のプチブームは或る種の「ベーシック」政府定義インカムを全住民に約束することである。ちょうどスイスはこの最新のマネー・フォー・ナッシング(見返りなしの金)スキームを票決した。自ずと、ヒラリーはこれに全力で乗っかった。アメリカで生まれたすべてのベビーに対し、十八歳の選挙権年齢に達するまで投資され与えられるであろう5000ドルを約束しながらである。ジョージ・マクゴヴァーンも同様に、一九七二年に1000ドルの「デモグラント」(「保証所得」)を提案したが、これは社会主義的であると片付けられ嘲笑されて、選挙でリチャード・ニクソンに負ける原因となった。

言い換えれば、ヒラリーはバーニー・サンダーズと同じだけ酷い社会主義者であり、ただマーケティングが理由で「社」語を使わないだけなのである。彼女は代わりに「進歩的民主党員」(“progressive Democrat”)を好むが、これは彼女に支持者の多くにとってさえ大変説得力をもつわけではない。クリス・マシューズとのテレヴィ・インタビュー[1]で、彼女は民主党員と社会主義者の違いは何かと繰り返し質問された。おそらく有意な違いはないと彼女自身も信じていることを多くの人々に仄めかしながら、彼女はこの疑問に答えることを拒絶した

一九九〇年前半において、ヒラリー・クリントンは「ヒラリーケア」として知られるようになったものの主な創設者だった――ソビエト式の中央計画をアメリカ健康管理部門に押し付けるクリントン政権の計画である。ここからは経済での政府の役割に関する彼女のビジョンと彼女がこれからアメリカ諸産業をどうしていくかについての大いなる洞察が得られる――史上最大の増税で支払われ、国家の重ったるい手で執行される、匿名官僚数千人に発せられる命令だ。

社会主義中央計画はつねに、そのようなものとして、小さな政治的支配階級エリートに金を集めて権力を与えながら同時に社会全体を貧窮させるために完全レシピであった。他のどんな手段を使えば、ウゴ・チャベスの三十五歳若い娘、ベネズエラのかつての社会主義指導者が、純資産40億ドルと報告される、国で最も豊かな人物になれたのやら。

ヒラリーケアはほぼすべてのアメリカ人に健康保険の中止を強要させ、保険のために政府官僚に諂わせる官僚制の悪夢であった。それは万人を強いて一揃いの政府定義利益を購入させた。それは七人の大統領指名者と数千人の官僚の委員会によりワシントンから管理されてしまい、医師へのアクセスは患者ではなく官僚に制約され支配されてしまい、外部保険計画はすべて非合法とされてしまった。

医者の給料からMRI装置まですべてを曲げる価格統制が浸透性の不足を引き起こした。その計画は概して低・中流階級にかかる大規模増税を要し、大規模失職を引き起こした(当時のクリントン政権自体の報告でも初年だけで六十万件に及ぶ)。五十九の新連邦官僚制が創設され、他の二十は拡大した。健康管理提供者に対して数百件の新規制命令が押し付けられた。保険業者は年齢や健康状態にかかわらず万人に同率の価格を請求するよう要求された――「保険」という概念それ自体が嘲笑われたのである。費用がかかる事業者委託については賃金を下げるか労働者を解雇するよう雇用者に強制した。州政府は連邦官僚制中央計画スキームの「購入同盟」になるよう強制されてしまった。

しかしながら、議会と全連邦雇用者メンバーがヒラリーケアから免除された。ほんのわずかな人々(すなわち、他の全員)だけが社会主義医療へと生け捕りにされなければならなかった。

「ヒラリーケア」の奇っ怪なところはソビエト帝国で社会主義が最終崩壊してからたった三年後にクリントンたちに推進された不条理な官僚制ソビエト式中央計画だったことである。その崩壊の原因は市場ではなく政府の「計画」により経済を集権的に計画する試みの不毛さであった――まさに「ヒラリーケア」である。

おそらく、「ヒラリーケア」の一部を墓から掘り出した「オバマケア」がアメリカ公衆に押し付けられたのはその大部分――概して若い世代――が二十世紀社会主義のグロテスクな大失敗に気づいていないからである。彼らは重要な教訓を学ぶため、現ベネズエラ――最新の左翼「社会主義楽園」――の経済的内破に目を向けるべきである。

ヒラリーの「政権パートナー」について、ディロレンツォ

ヒラリー・クリントンは合衆国上院議員として、ロウアー・マンハッタに建てるゴールドマン・サックスの輝く新本社の建設に助成金を出すための低利子連邦保証「リバティー・ボンド」での16億5000万ドル(想定の上では9/11後のニューヨーク市再建に使われているらしい)の手配に協力した。二〇〇五年の起工式で、彼女はこの会社を愛情たっぷりに自分の「政権パートナー」(“partner in government”)と呼んだ。彼女は三年後、投獄するには大きすぎの「パートナー」に対する100億ドル連邦準備ベイルアウトを支持した。見返りに、ゴールドマンは少なくとも、彼女の演説に67万5000ドルを支払い、彼女の選挙演説に巨費を寄付し、近年では自分のところの従業員に対してトランプ・キャンペーンにびた一文寄付してはならないとお触れを出した。彼女の婿はゴールドマン・サックスのCEOが経営するヘッジファンドを譲られた(報告ではその資産価値は90%が失われた)。

なので連邦準備委員会のほぼゼロ金利「金融緩和」〔あぶく銭〕政策に対するドナルド・トランプの近年の批判がヒラリーの感情を害したのも不思議ではない。彼女の憤然たる宣言いわく、「大統領に立候補したり大統領を務めたりしているときに連銀の活動にコメントすべきではない」。

ヒラリー・クリントンはどうやら政府には四つの府があると信じている。三つではなく四つ――決して他の三つから批判されてはまかりならない、聖なる連銀だ。オバマ大統領が一般教書演説で最高裁判所を批判するのはオッケー、議会と行政府が常習的に口先で言い争ってもオッケー。だが大統領(ましてや卑しい平議員)が聖なる連銀に否定的なコメントを付すなど、ヒラリー・ドクトリンによれば、決してすべきではない。

アメリカ政治に対するこの新クリントン主義理論は安い信用と政府ベイルアウトでゴールドマン・サックスのような会社に致富する腐敗した連銀出資縁故資本主義体制に対するまたもう一つの擁護でしかない。見返りに、縁故資本家はクリントンのような途方もなく大金持ちな政治家のキャリアとライフスタイルへ融資する。連銀はこのラケットの主な財政装置であり、こういうわけでヒラリーはそれを批判から絶縁したがる。言い換えれば、聖なる連銀への批判はいずれも、ああ、ディプロラブル(deplorable)なのである。

デイヴィッド・ストックマンがThe Great Deformation(『大奇形』)に著したとおり、「国家の中央銀行部門は、かんしゃくでの投売りを脅迫するウォールストリート投機家たちにとって、自分たちが繰り返し絞り上げられるのでないかぎりは、抵当のままである。かくて、金融政策は逆ロビンフッド再分配のエンジンになる。それはウォールストリート・カジノでの投機的利得のために……終わりなき機会を創造しながら大通り(実体経済)の貯蓄家と労働者、事業主を〔ほぼゼロ金利で〕処罰する学説」を信奉する。

ストックマンが二〇〇八年早期に指摘するには、崩壊したのは「経済」というほどのものではなく、ゴールドマン・サックスのような会社の株価であった。この会社は「申し立て上の消滅から救われるために〔連銀から〕1000億ドルを渡された。けれどもそれは急旋回して」、その一年でゴールドマン・サックスの経営者に「給料と賞与の160億ドル」を出す「290億ドルの黒字を生み出した」。また、連銀は1000億ドル以上の基本的に無価値な毒性の非流動資産をゴールドマン・サックスから購入した。

ストックマンが記すには、この会社の資産の90%が支払い能力をもっていたから、保険企業AIGの1800億ドル・ベイルアウトは「短期収益と当年度経営者・貿易業者ボーナスを保護することがすべて」だった。(また、ゴールドマン・サックスはAIGに対する請求で180億ドルも使ったが、それはこのベイルアウトのおかげで集められた)。

ヒラリー・クリントンの「絶対に連邦を批判するな」理論とは対照的にも、大統領たちと議員たちはつねに当然のこととして連銀政策にコメントしてきた。経済学者ロバート・ワイントローブは一九七八年に学会誌Journal of Monetary Economics『金融経済学誌』で、公的声明で連銀に影響してきた大統領のいかに多いことかを説明した。アイゼンハワー大統領がインフレーションを恐れて通貨膨張を控える願いを表明したとき、連銀は十年間ほど最も干満な通貨膨張で応じた。それからケネディー大統領はもっと速い通貨膨張を提唱し、連銀は彼にも応じた。

ジョンソン大統領は福祉国家拡張とベトナム戦争を融資するためさらに急速な通貨膨張を求め、連銀は通貨供給増加率を二倍以上にすることで応じた。ニクソン大統領再選は連銀の活動で確保されたも同然であり、一九七二年は第二次世界大戦終結以来最速で通貨供給を膨張した。ニクソンの継承者フォード大統領はインフレーション反対キャンペーンを行い、連銀はその仄めかしに気づいて通貨膨張を抑えた。再び速めたのはカーター大統領がもっと早い膨張の願いを表明してからである。

このすべてが意味するのは、連銀が政治的腐敗と経済的不安定のエンジンであることだ。それはインフレを制御するよりむしろそれを創造してきた(ドルの価値は連銀が設立された一九一三年の5%にも満たない)。二〇〇八年の不動産市場崩壊のような終わりのない景気循環を引き起こしてきた。政府の真の費用、わけても通貨戦争をごまかす。ロバート・ワイントローブの研究で記述されたとおり、経済学者が「政治的景気循環」(“political business cycle”)と呼ぶものを生成する。

ドナルド・トランプは――元議員ロン・ポールと同じように――、連銀を批判するにあたって彼自身の関心においてもアメリカ史との一致においても正しいだけではなく、まさにそう批判するという死に物狂いなほど必要とされる公務を遂行してもいる。彼は事業家であり経済学者ではないが、連銀に対する彼の経済的本能はドンピシャである。彼はそれを「バブル経済」、わけても株式市場バブル創造のかどで批判してきた。彼の最新の批判は本質的には、価格統制はいつでもどこでも悪く破壊的なアイディアであり、連銀「金利ターゲット」政策は自惚れた経済的述語でおめかしした価格統制でしかない、という経済的に健全な観念である。彼はフェッドのエンドを求めていないが、それはおそらくヒラリーにもう一手取られるのを恐れてであろう。

ヒラリー・クリントンと個人的誠意について、ナポリターノ

先週、FBI長官ジェームズ・コミーが、前国務長官ヒラリー・クリントンをスパイ容疑で起訴するべきではないという勧告を司法庁に公然と示したとき、事件を大陪審に委ねるべきか否か決定する際の基準がクリントンと他の人々で違っていると信じる人々からの批判の嵐が起きた。

FBI調査は奇怪な終わり方をした。この事例と同じように、FBI勧告は決して公開されない。コミーの公表に先立つちょうど一週間前、司法長官ロレッタ・リンチは政治的には不吉だが法的には重大な会合で、ビル・クリントンと妥協させられていた。彼らが討論したことが何であれ、圧倒的な公的印象では、リンチは事実上FBIに最終決定権を委ねて彼女自身と先輩をこの事件から除外したというものであった。これはフーバー以降のFBIでは前代未聞である。

けれども、コミーはその公表それ自体で不起訴を勧告する理由を二つ示した。一つは裁判沙汰にするための「合理的な起訴者がいない」ことである。これはFBIが給料を貰って下す判断ではない。FBIの仕事は事実と証拠を集め、提出して評価することであり、起訴者がどうのこうのと予言することではない。不起訴を勧告するもう一つの理由は、クリントンは国家機密を取り扱う際「きわめて不注意」であったかもしれないが、スパイ法が要求する標準である「まったくの怠慢」というわけではなかったことである。

けれどもコミーは、クリントンが国家機密情報取り扱い許可を欠いた非政府同僚に国家機密を送ったこと、これらの人々が敵性諜報機関にハックされたこと、それら適性政府の領土内で彼女が多数のノンセキュアな移動端末を考えなしに使用したことは認める。このすべてがきわめて不注意だがまったくの怠慢ではないならば、クリントンよりははるかにマシだった――起訴されて有罪判決を受けた――多くの人々が起訴されたのは誤りだった。

コミーの先週の公表以降、幾つもの新要素が脚光を浴びた。一つは、司法省は大陪審に対していかなる証拠も提出しなかったことである。決して大陪審に召喚状を求めなかった。召喚状を発行するには大陪審を必要とするから、これは大犯罪の調査としては前代未聞である。

また、大陪審の欠如のせいで、司法省がクリントンのインターネット・テクノロジー・アドバイザー、ブライアン・パリアーノのための免責を取得した状況と目的は訝しくなる。彼女は彼に対し、政府のセキュア・サーバーから自分のノンセキュア・サーバーに国務長官の公私電子メールを移す仕事で5000ドル支払った。刑事免責は本質的には起訴前の永久的な犯罪行為恩赦であるが、軽々しく与えてはならず、証言と引き換えでしか与えてはならない――普通は大陪審か小陪審への証言である。奇妙なことに、それはここでは実情ではなかった。

にもかかわらず、クリントンの繰り返し起こる個人的誠意の問題は三件のもっと犯罪的な調査に突き当たった。一つ目は公的汚職について。二つ目は偽証について。三つ目は議会での不当ミスリーディングについて。

公的汚職調査は数ヶ月の間進行してきた。その申し立ては、彼女が自分自身の自分の夫に金を回すために国務長官としての公職の権力を行使したというものである、その証拠はここにはたっぷりある。外国の諸政府と諸個人が国務省から有利な取り扱い――普通の場合、アメリカの法律や規制へのコンプライアンスの免除――を受け、ついで、クリントン財団が登録済みの法的慈善団体ではなかったとき同基金に宛てて集団的に何億ドルも与えたと文書で記録される事例が数ダースある。

クリントンが直面する第二の調査は偽証である。これは彼女が「偽証の罰の下」という成句を引用しながら仕事関連の電子メールをすべて国務省に提出すると宣誓したころ、情報公開法の民事訴訟で生じた。彼女が国務省を去ったとき、その電子メールすべてを事実上持ち出した。それから情報公開法訴訟が始まったとき、持ち出したうちの半分を返して、他の半分は私用であると主張した。

FBIの発見によれば、彼女は仕事関連の電子メール数千件の返却を懈怠しており、その幾つかは彼女とその法律家が破壊を試みたもので、幾つかは彼らが破壊に成功したものであった。誰が破壊を命令した?

最後に、クリントンは十中八九、議会ミスリーディングの非難に直面するだろう。議会ミスリーディング(misleading Congress)は議会の実質的質問に対して偽りの印象を意図的に創造することから構成される。彼女がこれを行ったのは国家機密を含む自宅サーバーを介して電子メールを送受信したことを院ベンガジ特別委員会(House Select Committee on Benghazi)に対して否定したときである。

FBIは110件の電子メールがこのカテゴリーに入ること、その少なくとも2ダースは政府が最高保護水準の機密とするものであることを発見した。また、彼女は同委員会に対し、仕事関連の電子メールをすべて国務省に提出したと述べた。

元ヤンキースの偉大なピッチャー、ロジャー・クレメンスは、野球プレイヤーとして血と尿の内容物につき院委員会に語るよう強いられたとき、(陪審が不一致で終わった後、彼は最終的には黙認したが)二回ほど議会ミスリーディングを試みた。クリントンは国務長官としてその法的義務につき議会をミスリードしたが、自由にスケートを楽しんでいる。

ビルとヒラリー・クリントン両者の常習的かつ生得的な嘘吐きの性癖が初めてメディアと公衆に対して露わとなったホワイトウォーター〔事件〕の日々において、後の偉大なニューヨーク・タイムズ・コラムニスト、ウィリアム・サフィアは夫が激怒するようなクリントン夫人をあだ名で呼んだ。彼は真理を恐れ、サフィアの鼻を殴ると公然と脅迫するほどサフィアに怒り狂った。

サフィアはヒラリー・クリントンを先天性虚言者であると述べた。彼は正しかった。二十年前のことだった。一部の人々は決して変わらない。

ウィキリークスからヒラリー・クリントンについての二十一件……主流派メディアは言わないが、あなたは言える!

ウィキリークスの話をしよう。

まず初めに、この組織は二〇〇六年にジュリアン・アサンジに設立された。彼らのウェブサイトは彼らが何者であるかを説明する。[2]

ウィキリークスは戦争とスパイ、腐敗に関する、検閲されたか制限された公式資料の大データセットの分析と公表に特化する。それはまた、公表された一千万件以上の文書と関連分析をも有する。

彼らは文書を公表してきた十一年において、たったの一度も反証されていない。彼らの信憑性は完全である。(We Steal Secrets: The Story of WikiLeaksJulian Assange - A Modern Day Hero? Inside The World Of WikiLeaksを見よ。)

なので、ヒラリー・クリントンと民主党、クリントン財団、そのマキャベリたちの顔に泥を塗る政治的な悪ふざけについての情報の領域で何かを無視することは実に馬鹿げているだろう。

ここにあるのはヒダリー・クリントンについて明らかになった二十一件の最も重要な事柄であり、残念ながら主流派ではその一つも報道されていない。簡潔さのため、それぞれのトピックはリークのもっと深いところに進む記事へのリンクを含んでいる。(順不同。)

1       クリントン選挙キャンペーンの議長ジョン・ポデスタは司法庁高官ピーター・カドサイクPeter Kadzikと快適な食事を取った……ベンガジ・ヒアリングの翌日にだ。また、カドサイクの息子もクリントン選挙キャンペーンでの仕事を求めた。それと、汚職のカップケーキのアイシングもだろうか? カドサイクが指導したのはロレッタ・リンチを指名するための努力であり、彼女がヒラリーの電子メールゲート〔ウォーターゲート事件との類比〕尋問の直前にビジネスジェットでビル・クリントンと出会っていたのは有名である。(source

2       我々はみなクリントン財団が単なるクリントン朝の資金洗浄の道であることを知っているが今や証拠もある。Zero Hedgeが記すには、「今日のウィキリークスのごみためには、クリントン財団とバンド氏の会社Teneo Consulting、クリントン家の私的事業の間の正確な財政フローを暴露するメモが含まれている」[3]。或る識者はこのリークを「クリントン基金のロゼッタ・ストーン」と呼び、それはこの文書を使えば彼らの如何わしい財政取引すべてが解明され理解されうることを意味している。(source

3       クリントンは寄りかかる演説台がなければ長く話すことができない。リークされた膨大な電子メールはどうして演説台がないとインタビューが短くなることのいかに確実かに言及している。この記事はなぜそうなのかについて非常に興味深い理由を参照する――驚くことに、その理由は彼女の健康ではない。(source

4       また、リークスはクリントンが第二修正条項の制限に最善を尽くすつもりでいることを示す。クリントン選挙キャンペーンの国民報道官 ブライアン・ファロンが記したところでは、「フライデーの朝の討論からしばらくおいて、今日のショーでは、彼らが銃についてのきっと質問するつもりであることが分かりました。以前の銃討論より一層報道価値のある討論を行うつもりでしょう。我々は今夜、彼女が大統領として支持するであろう特定の提案について、リポーターに予備知識を与えます――普通身元調査はもちろん、大統領令でのガン・ショー〔銃器展覧会〕の抜け穴の閉鎖、そして製造者責任の押し付けについてです。」。The Daily Sheepleの分析によれば、「製造者責任の押し付けが意味するのは、サンディーフック〔小学校銃乱射事件〕の後、合法的に販売された銃火器が子供たちや学校スタッフの殺人犯の手にあったという口実でブッシュマスター社とレミントン・アームズ社が迫害されてきたということである」。(source

5       キャンペーンはビルクリントンの性的逸脱行為がもう一人の不面目なセレブリティービルコズビーのそれと結びつくことに懸念を示している。政治の手練ロン・クレインはヒラリーが次のような疑問を予想しておくべきだという緊急の電子メールを送った。「ビル・クリントンはビル・コズビーと何か違うのですか? 彼の品行はあなたのキャンペーンに関わりがあるんですか? あなたはすべての女性を信じなければならないと言いました。なぜ彼を非難する女性のことは信じないのですか? あなたの夫と彼の仲間によって誤って中傷された女性たちに対して謝罪するつもりはありますか?」(source

6       クリントンの選挙キャンペーンはこれこそバーニーサンダーズがウォールストリートに買収されていたという証拠であると皮肉気に仄めかしながら彼の恥ずかしい水着姿の写真を故意にリークした。ペレス・ヒルトンが記すには、「バーニー・サンダーズはウォールストリート・ロビイストから金を工面するのを助けた後の二〇一五年夏、マーサズ・ヴィニヤードのプールでぶらぶらしている」。(source

7       二〇一四年ゴールドマンブラックロックのスピーチでクリントンは中流階級の実態を把握していないと認めた。「そして、わたしは政治についてはどんな立場も取りませんが、このゲームは仕組まれているという思いをめぐってこの国には増大中の不安はおろか怒りの感覚さえあると考えています。わたしは成人したときそのような思いを決して抱きませんでした。決してです。つまり、本当に豊かな人々はいました。もちろんいました。わたしの父は大企業と大政府に不満を言うのが好きでしたが、わたしたちは根っからの中流階級の育ちでした。わたしたちは良い公立学校に通いました。わたしたちには利用しやすいヘルスケアがありました。わたしたちは小さな、そう、一軒家を持っていました。彼はお金を貯めましたし、抵当を信じませんでした。そうしてわたしは生きています。そして今、わたしが生きてきた人生とわたしの夫とわたしが享受する経済的な資産のせいでちょっと排除されていますが、わたしはそのことを忘れません」。(source

8       彼女は二〇一三年にブラジルのイタウ銀行の有償演説で、このかなりNOW〔新世界秩序〕じみた所見を述べた――「わたしの夢は半球共通市場オープン・トレードとオープン・ボーダー付き、将来のいつの日か、わたしたちにできるかぎりグリーンで持続可能なエネルギー、半球のすべての人々に成長と機会に力を与えるそれです」。(source

9       またもう一つ、今度は二〇一三年Jewish United Fund of Metropolitan Chicago(ユダヤ連合基金)の有償演説のリークでは、クリントンはヨルダンとトルコが「難民全員を審査することはできないので彼らはジハーディストが合法的難民の列に紛れているか知らない」と言った。その一方で、クリントンが我を張るならば、我々は一年で六万五千人の難民を暖かく歓迎することになり、オバマの一年あたり一万人もちっぽけに見える。(source

10    北朝鮮の攻撃に対して支配力を及ぼさないならばアメリカがその地域にミサイルの基地を置くと言って、クリントンは中国人を恐喝した。噂では、彼女は二〇一三年六月のゴールドマン・サックス・カンファレンスで「ほら、中国。あなたがたが彼らを支配するか、我々が彼らに対して防衛しなければならないかです」と述べた。(source

11    二〇一五年五月、クリントンはもはや国務長官ではなく、モロッコのサミットへの出席を招待されていたとき、大統領選出馬を公表する用意ができていた。リークされた電子メールの含意ではモロッコ王からの1200万ドルの寄付が依存したのはクリントンのサミット出席であったいつもな彼女の上司に忠実だったフーマ・アベディンが懸念を呈していた。アベディンはロビー・ムック宛の二〇一四年十一月の電子メールで「HRCがその一部ではないなら、ミーティングは成功の見込みがありませんでした。彼女はこの困った状態を作り出した上でそれを知っています。彼女のプレゼンスはモロッコ人にとってはことを続けるための条件だったのでそれを破りようがなかったんです」と記した。ついでながら、クリントンは出席しなかった。その代わりにビルとチェルシーが行って、1200万ドルの寄付は起こらなかった。(source

12    ポデスタはクリントンの主な政敵バーニー・サンダーズをパリ気候変動協定の批判者のかどで攻撃した。「能無しバーニー(doofus Bernie)はこれを攻撃したんです。信じられますか?」とポデスタは言う。(source

13    クリントンはゴールドマン・サックス・カンファレンスでシリアにこっそり干渉したいと語った。「アメリカ人が干渉する際にできるだけこっそりするように、あなたがたはこっそりと干渉する、というのがわたしの見解でした。これについて、わたしたちは今よりかなり得意だったものです。今は誰も我慢ができませんね。彼らはでしゃばって仲の良いレポーターと他の誰かに話してしまいます。〔ひるがえって、〕わたしたちがしていることを見てください、それを褒めてほしいものです。」彼女が語った相手はサウス・カロライナの銀行の従業員であり、その人は彼女に22万5000ドルの講演料を支払っていた。(source

14    実際、かたやクリントンのキャンペーン、かたやMSMが言ってもいいことの間には明確な繋がりがある。キャンペーンはWho’s Who in American Media〔アメリカ・メディア紳士録〕のようなものを読むメディアスポークスパーソンたちと直接共謀していた。CNNからはダン・メリカ(Dan Merica)、ユニヴィジョンのハイム・サバン(Haim Saban)、CNBCとNYタイムズのジョン・ハーウッド(John Harwood)、NYタイムズとポリティコのマギー・ハーバーマン(Maggie Haberman)、元CNNのドンナ・ブレイジル(Donna Brazile)、TV-Oneのローランド・マーティン(Roland Martin)、ボストン・グローブのマージョリー・プリッチャード(Marjorie Pritchard)、ヒート・ストリートのルイーズ・メンシュ(Louise Mensch)。(source

15    みなご存知とおり、民主党全国委員会はバーニーサンダーズを騙して指名を奪い取った[4](おまけ:ウィキリースはこのトピックでDNCのボイスメールの幾つか[5]をもリリースした。)

16    HRCの繰り糸を手繰り人形遣いがジョージ・ソロス[6]であると証明する電子メールがある。影の政府は単なる陰謀論ではない――それは実際には存在し、ヒラリーの仕事はジョージ・ソロスをハッピーに保つことである。(source

17    彼女のウォールストリートでの諸演説の抜粋は二面性の裏切りのように読める。それらにおいて、彼女はときに嘘を吐く必要を明白に指摘している。「もしもみなが監視しているなら、ええ、バックルームの討論と取引をすべてですよ、ええ、そしたら人々は控えめに言ってもちょっとナーバスになるでしょう。なので、あなたは公的な立場と私的な立場をどちらも必要としています」。(source

18    ウィキリークス電子メールは、かつてドンナ・ブレイジルがCNNのために働いており、クリントン選挙キャンペーンの被用者になる前、「即興CNNタウンホール・クエスチョンに先んじて予めヒラリーに疑問を伝えていたことを示す。(source

19    HRCの底知れぬ酷さの立候補から気を散らすためにしつこく無慈悲にトランプを追い立ててきた主流派メディアの大規模な共謀を示しながら、NYタイムズとハフポスト、CNN、NBC、CBS、NYT、MSNBC、ポリティコのような有力出版物の記事をキャンペーンは承認することができた。(source

20    ウィキリークスの電子メールのあちこちで、ヒラリーが我々を本当はどう感じていたかの正確な描写を得ることができる。(ネタばれ:かご一杯の浅ましい方々(basket of deplorables)、最底辺の住民たち(basement dwellers)、右翼陰謀論者(right wing conspirators))(source

21    オバマ大統領は彼女の電子メールが安全な国務省のサーバーからは送られてこないことを終始承知していた。シェリル・ミルズがジョン・ポデスタに宛てて記すには、「わたしたちはこれを片付ける必要があります――彼は彼女からのメールを持っています――それらはstate.govと言っていないんです」。ご存知のとおり、オバマの電子メールはすべて「ホワイトリスト」アドレスから送られなければならない。なので、誰かがどこかで彼のホワイトリストに彼女の無保護の電子メールを加えたのである。(source

そして最後になるが、ほら、これこそあの陰険なガミガミババアが政治に関わる真の理由である。言わせてもらおう。彼女は他の誰でもなく彼女自身の暮らしを良くすることを渇望しているのだ。(強調は私)

ゴールドマン・サックス・ビルダーズ・アンド・イノベイターズ・サミットで、クリントンは、君は一財産築くためにワシントンに行く」と軽口を叩く最高経営者ロイド・ブランクファインからの質問に応じた。クリントンはそのコメントに同意しつつ、政府に入る前に一定資産を除くよう役員に要求する倫理規定に不満を述べた。クリントンいわく、「成功者や複雑な生き方してきた人々に対してそんなバイアスがかかっています」。(source

集まれ我々は無視されてはならない

わたしは現在と十一月八日の大統領選の間に任務を負っている。あなたにわたしの仲間へ加わってほしい。

わたしは主流派メディアがカバーしないところを提供するために日夜働いている。この選挙だけではなく、この体制一般におけるスキャンダル、八百長、腐敗は、わたしたちの声すべてを組み合わせることで初めて人々が聞けるようにすることができる。どうか、この言葉を好み、分かち合い、広めることで、あたなの声をわたしたちに加えてほしい。

集まれ、我々は無視されてはならない。集まれ、我々は軍である。

原典

Thomas DiLorenzo, “The Problem With Hillary,” (July 8, 2016) LewRockwell.com, [https://www.lewrockwell.com/2016/07/thomas-dilorenzo/real-problem-hillary/]

Thomas DiLorenzo, “Hillary’s “Partner in Government,” (September 17, 2016) LewRockwell.com, [https://www.lewrockwell.com/2016/09/thomas-dilorenzo/hillarys-sicko-relationship/]

Andrew P. Napolitano, “Hillary Clinton and Personal Honesty,” (July 14, 2016) LewRockwell.com, [https://www.lewrockwell.com/2016/07/andrew-p-napolitano/hillary-congenital-liar/]

Daisy Luther, “21 Things We’ve Learned About Hillary Clinton from Wikileaks That the MSM Won’t Share…But YOU Can!” (October 28, 2016) LewRockwell.com, [https://www.lewrockwell.com/2016/10/daisy-luther/21-things-weve-learned-hillary/] reprinted from Diasy Luther.com.

[1] https://www.youtube.com/watch?v=aqq5q11uK0M

[2] https://wikileaks.org/What-is-Wikileaks.html

[3] https://wikileaks.org/podesta-emails/emailid/32240

[4] http://www.zerohedge.com/news/2016-07-23/leaked-dnc-emails-confirm-democrats-rigged-primary-reveal-extensive-media-collusion

[5] http://fortune.com/2016/07/28/wikileaks-dnc-clinton/

[6] http://daisyluther.com/quick-shoot-messenger-not-evil-mastermind/