ナチュラルでお洒落。デザインと機能性を両立したノイズキャンセリングヘッドホン『Beoplay H9i』レビュー[PR]

Beoplay H9i を装着している
北欧デザインのスタイリッシュなノイズキャンセリング Bluetooth ヘッドホン。

デンマークの老舗オーディオメーカー「Bang & Olufsen(バング&オルフセン)」が展開するカジュアルシリーズ「B&O PLAY」 が、お洒落なノイズキャンセリング機能搭載の Bluetooth ヘッドホン『Beoplay H9i』が3月に発売となった。

色合いからデザインはもちろん、音質も良く使っていて心地良いのでレビューしておきたい。

 

■良い点

  • フラットで厚みのある音質
  • ラムスキンやアルミを用いるなど素材とデザインに凝っている
  • USB Type-C からの充電が可能

 

■残念な点

  • 5万円台と他社製品と比較すると高め
  • 装着感がやや固い
  • タッチセンサーの感度が良くない

 

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「B&O PLAY」 シリーズのノイズキャンセリングヘッドホン『Beoplay H9i』レビュー

Beoplay H9i
Beoplay H9i は、デンマークのオーディオメーカーであるバングアンドオルフセンが、今年の 3月に発売したノイズキャンセリング Bluetooth ヘッドホン。

北欧の有名デザイナーであるヤコブ・ワグナーがデザインをしたヘッドホンで、ファッション性が高く男女問わず装着できるのがポイントだ。イヤーパッド(耳に当たる部分)には「ラムスキンレザー(子羊の革)」を用いているなど、素材にもこだわっている。

カラーは Natural(ナチュラル) と Black(ブラック) の2色展開で、僕が使っているのは Natural だ。価格は5万9,900円と、他社メーカーの同類のヘッドホンと比較すると強気の価格設定だが、機能性とデザイン性を兼ね揃えているという点から、Beoplay H9i を選ぶ理由は十分にある。

詳しくは下記で紹介していこう。

Beoplay H9i のスペックをチェック

・形式 :ダイナミック密閉型
・寸法 :幅 x 高さ x 奥行き 195x 200 x 52 mm
・重量 :285g
・ドライバー  :40mm
・周波数特性  :20Hz – 20,000Hz
・Bluetooth   :Bluetooth4.2
・対応コーデック:AAC
・連続使用時間 :18時間(Bluetooth、ANC使用時)、23時間(Bluetooth使用時)、24時間(ANC使用時)
・充電時間 :2.5時間
・付属品 :オーディオケーブル (1.2m)、充電用USB-Cケーブル (1.25m)、フライトアダプター、キャリングポーチ、クイックガイド

 

ナチュラルでお洒落な Beoplay H9i

Beoplay H9i のパッケージ Beoplay H9i を箱から出したところ

ナチュラルカラーが素敵なBeoplay H9iまずは外観のレビューから。Beoplay H9i のパッケージはシンプルで、それを開封すると、すぐに Beoplay H9i とご対面。ナチュラルなデザインがお洒落でファッション性が高い。

ノイズキャンセリング Bluetooth ヘッドホンはまだまだ “ファッション性” というくくりだと選択肢が狭く、どちらかと言えば機械的にスタイリッシュなデザインが多い。しかし、以前紹介した「機能性が高くお洒落なデザインの Bluetooth ヘッドホン『Parrot Zik 3』レビュー」で紹介した Zik3 含め、欧州や北欧メーカーのヘッドホンは、カジュアルにファッションの小物として選べる楽しさがある。

 

ヘッドホンのデザインを左右するハウジング部分は、放射線状に光を反射するアルミ部品と、マットな質感の樹脂の組み合わせ。また、イヤーパッドとヘッドバンドはレザーを用いているため、全体的にナチュラルなトーンに落ち着いている。

 

Beoplay H9i のヘッドバンドは本革製

シボ感の美しい本革のヘッドバンド

Beoplay H9i はイヤーカップがラムスキン

イヤーパッド部分は肌さわりのなめらかなラムスキン(子羊の革)

Beoplay H9i の内側

イヤーパッドの内側に L と R が分かりやすく記載されている

Beoplay H9i の付属品

ポーチやケーブルといった付属品。ポーチは薄いフリース素材でちょっと安っぽい

充電は USB Type-C から行うことができる。最近発売されている Android スマートフォンや ラップトップ PC の多くはこの端子から充電を行うため、ケーブルが1本に集約できるというのは嬉しいところ。

Beoplay H9i と TRANSIT余談だが、ファッション性といえば、B&O PLAY シリーズはトラベルカルチャー誌『TRANSIT』でこういったフリーペーパー形式の製品パンフレットを展開している。

ヘッドホンはいわゆるガジェットだが、実際に使っているシーンなどをイメージするとファッション性のほうが大事な要素。この媒体を選ぶセンスが個人的に良いなあと思ったので家電量販店でもらってきた。

 

さまざまな機能を搭載した Beoplay H9i

Beoplay H9i には、耳から外すと音が止まる「インテリジェンスセンサー」や、イヤーカップをタップすると周囲の音をマイクから拾ってくれる「Transparency Mode」などの面白い機能がいくつか備わっている。

それぞれを簡単に紹介。

 

Transparency Mode

まず Transparency Mode。これはイヤーカップをタップすることで、ヘッドホンを装着したまま周囲の音を拾ってくれる機能。Beoplay H9i に搭載している集音マイクから周囲の音を拾い、ハウジング部分でそのまま音を再生するというもの。

これは「『B&O Beoplay E8』レビュー。ミニマルで高音質な完全ワイヤレスイヤホン」で紹介した Beoplay E8 にも搭載している。再生中の音楽がバックグラウンドで小さく流れるのであれば使っても良いかなあとは思うが、ヘッドホンの場合は耳から外したほうが早いかも。

実際はあまり使わないが、コンビニの会計や電車内のアナウンスを聴きたいときなんかに便利。

 

インテリジェンスセンサー

耳から外すと再生している音楽が一時停止になる機能。音楽を手動で止める必要なく、耳から外すだけで音が止まるので意外と便利。

集中して作業しているときに話しかけられたり、ちょっと休憩したいときなんかにはシームレスでありがたい。

 

タッチセンサーコントロール

Beoplay H9i は、音楽の再生や停止、スキップや音量調節などをすべてイヤーカップ部分をなぞることで操作できる。ただ、正直操作性はあまり良くない。

例えば音量調節の際にはイヤーカップを iPod のホイールのようにぐるぐると回すのだが、頻繁に音楽が停止となったり、回す動作が認識されないことも。また一度触れてしまうと曲が止まってしまうバグが Android 端末だと発生してしまうようで、基本的には触らない方が良い。

現時点でのタッチセンサーの感度や制御は微妙なので、アップデートに期待している。

 

 

クラシカルなスタイルによく似合う。実際に Beoplay H9i を装着したところ

実際に僕が装着してみたところ。ナチュラルなカラーの Beoplay H9i は、カーキ色のコートにしっくりくる。また、イヤーカップはやや大型で外観のバランスが良いと感じるし、耳もすっぽりと収まる。どことなくクラシックな雰囲気を醸し出したい服装のときにかなりマッチしている。

装着感はやや固めで、Bose の QuietComfort 35 wireless headphones II と比較すると側圧も若干強めだと感じるものの、一度装着してしまえば違和感はない。

 

女性とBeoplay H9i女性が装着するとこんな感じ。日本人向けに作られているヘッドホンではないのでちょっと大きく見えるが、それが逆に小顔効果を生み出すのでアリとのこと。

ヘッドホン(とくにノイズキャンセリング搭載 Bluetooth ヘッドホンなどのハイエンドモデル)は、メタリックでクールなデザイン性に寄ってしまいがち。そのため、服装によってはちょっとミスマッチだと感じてしまうこともある。

Beoplay H9i も服装によってはミスマッチとなることもあるかもしれないが、僕のように「このデザインが自分のスタイルに合う」という人は多いと思う。ヘッドホンも、機能性はもちろんのこと、デザイン性という視点でも選択肢が増えたのは嬉しいことだ

 

 

1ヶ月使って分かった!Beoplay H9i のノイズキャンセリングや音質レビュー

上記ではデザインなど外観や機能面をレビューしてみたが、やはりヘッドホンで大事なのは音質。Beoplay H9i のヘッドホン的な特徴を踏まえ、実際に1ヶ月弱着用してみた感想などを紹介しておきたい。

 

参考になるかは分からないが、僕は Beoplay H9i を、Android OS を搭載するスマートフォン Galaxy Note8 と音楽サブスクリプションサービスの Spotify の組み合わせで使用している。

 

Beoplay H9i の音質は?

  • フラットで音の厚さを感じられる音質
  • ドンシャリ感はあるためさ行が若干刺さる感じ

 

個人的な意見ではあるが、ソニーや Bose といったメリハリのある音作りと比較すると、Beoplay H9i の音質は、ややドンシャリ気味だが基本的にはフラットで Jpop 含めどんな音源にも合いそうな印象。

ピアノなどの楽器やボーカルがメインの音源に合う。例えばジャズだったり、ピアノがメインのクラシックだったり、手嶌葵のような独唱だったり。ドンシャリ感はやや感じるため楽曲によってはさ行が刺さる感じもあるが、厚みがあり個人的には好き。

個人的には RADWIMPS の「スパークル」とか、手嶌葵の「明日への手紙」を聴くと心地よいなあと感じる。ノイズキャンセリング効果も合わせて、まるで防音室で音楽を楽しんでいるような感覚になれる。

また、Beoplay H9 からの変更点として低音域に強くなったとのこと。確かに単調な強い圧を感じる低音というより、ぼわっとしたオーバーイヤーヘッドホン特有の低音域の拡がりを感じることができるのは嬉しい点だ。

他のノイズキャンセリングヘッドホンとの違いを一言で表すなら「フラットで音の厚さを感じられる音質」といったところだろう。

 

Beoplay H9i のノイズキャンセリングは?

ノイズキャンセリング機能だけでいえば、正直なところソニーの方が優れていて Bose の QuietComfort 35 wireless headphones II とは同じくらいかも。とはいえ電車に乗ったり普通に過ごす分にはノイズキャンセリングが効いている感じはするので、必要十分であると言える。

 

まとめ

こんな感じでバングアンドオルフセンのノイズキャンセリング Bluetooth ヘッドホン『Beoplay H9i 』をレビューしてみた。まだ使いはじめてから1ヶ月程度だが、ノイズキャンセリング機能と併せて音質もかなり好みなので、さっそく気に入って使っている。

以前レビューをした『B&O Beoplay E8』もそうだが、バングアンドオルフセンのオーディオ製品は、ヘッドホンやイヤホンだけでなく、Bluetooth スピーカーも魅力的な製品を多く出している。今後も気になった製品があったらレビューをしていきたい。

 

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