開催にあたり
MESSAGE
大阪、関西の映画ファンと映画人の交流を図る、唯一の大阪市開催の映画祭!
春恒例の「おおさかシネマフェスティバル」を今年も引き続き開催します。2018年3月4日(日)、会場は大阪・堂島の「ホテル エルセラーン大阪」です。
2015年に大阪アジアン映画祭から独立し、存続が危ぶまれた「おおさかシネマフェスティバル」は、近年、
総合司会を務めて頂いている人気アナウンサーで“なにわの映画伝道師”である浜村淳さんはじめ、大阪・関西の映画ファンの皆さまの温かいご支援ご協力を頂き「原点に立ち返って」自主開催したところ、
遠隔地のファンの注目も集め、チケットが即日完売するかつてない盛り上がりとなりました。
2016年には通算40周年を迎え、原点になった映画『オレンジロード急行』(大森一樹監督)を記念上映しました。
「大阪の映画の灯を消さない」というファンの皆さまの熱い思いを頂き、42年目を迎える今年も、よりいっそう充実した“なにわの映画祭”にしたいと思います。
おおさかシネマフェスティバルの由来
1976年に大阪・中之島の関電ホールで「第1回映画ファンのための映画まつり」としてスタート。
関西在住の映画ファンが選ぶ前年度の邦・洋画ベストテンと個人賞を表彰するイベントで、受賞者の映画人と映画ファンとが、
大阪でスキンシップを図る映画祭として多くのファンに愛され、親しまれてきました。
その趣旨や中身は40年以上経った今も変わっていません。
発案者は現在、実行委員長の高橋聰(大阪日日新聞編集委員)、総合プロデューサーの大森一樹監督、関本郁夫監督で、
ファン代表として“グループ無国籍”“シネマ自由区”のメンバーが実行委員会を結成。
第1回にはひし美ゆり子さん、多岐川裕美さんら多くの俳優が来場、以来、会場を大阪・三越劇場、京都・京一会館、神戸・バートンホールなどに替えながら、
水谷豊さん、原田美枝子さん(第2回)、マキノ雅弘監督、鈴木清順監督(第3回)、
松田優作さん、原田芳雄さん(第4回)ら、そうそうたるメンバーが大阪を訪れて盛り上げてくれました。
第25回(2000年)で「映画まつり」の灯は一度消えましたが、2006年「おおさかシネマフェスティバル」として復活。
大阪歴史博物館などで継続し、2015年は大阪・桜橋のホテルエルセラーン 大阪に場所を移して開催。
第40回では映画祭の原点になった大森一樹監督のメジャー・デビュー映画『オレンジロード急行』(78年)を上映し、スターと当時を振り返るトークショーを開催しました。
近年は、綾野剛さん、池脇千鶴さん、菅田将暉さん、坂田利夫さん、原田美枝子さん
(第39回)、樹木希林さん、佐藤浩市さん、松坂桃李さん
(第40回)、東出昌大さん、杉咲花さん(第41回)と今の日本映画界を担う俳優陣が来場し、浜村淳さんとの表彰式トークで思わぬ素顔を覗かせてくれました。
来年は通算で42年目を迎えます。
大阪ならではの映画祭を何とぞよろしくお願いいたします。