5月6日の土曜に入院したわけですがここから一年ぶりに苦痛の日々が始まりました。
まず土曜日と言うことで病院の受付がやっておらず救急外来に通されました。
診察室へ入るとまずクリニックで撮ったCTとは別に病院でもう一度CTを撮ってくれといわれました。
普段通院してるクリニックはこの大学病院の下請け?と言うか連携医院のはずなのですが・・・画像の共有とかできないんですかね?
まあ疑問もそこらにCTを撮って診察室に戻り採血をしてから病室へ・・・
一年ぶりに病院のベッドに横たわりました。
ここで一つ何とも言えない話があるのですが・・・
診察室で1時間ほど点滴をしながら横になっていたのですが、この時撮ったCTを直ぐ横で外来の先生と研修医の人が見て話をしてたんですよ・・・普通の大きさの声で。
「これヤバいなー」
「これは・・・」
「いやヤベえよこれ」
「これで痛くないなんて・・・人体の神秘ですね」
みたいな会話をしていたんですよ・・・
この話を聞いてた自分はそれはもう恐怖しました。
胆のう炎って発症すると右側のあばら付近や背中が痛くなるらしいんですが自分は何処を押されても痛くもなんともなかったんです。
そんなに俺の体やばい事になってんの???、って思いながらも結局現状の話はされないままこの日は眠りにつきました。
翌朝、自分の病状に恐怖しながら寝たのでとても目覚めが悪かったのを覚えています。
・・・しかし、この後直ぐに腰が抜ける出来事が起きました。
恐怖を抑えつつ病院内にあるコンビニに日用品を買いに行こうとしてた時、前日見てくれた外来の先生とエレベーターで出くわしたのです。
そして挨拶もそぞろに勢いあまって聞いてしまいました・・・
「あの・・・俺の病状って今どうなってるんでしょうか?そんなに危険な状態なんですか?」
もう恐怖に耐えられなかったんだと思います。
勢いで聞いて一瞬後悔したのですが、ここで思わぬ答えが返ってきました。
「え?なんの事ですか? 確かに早く処置した方がいいですけどまだそんなに危険じゃないですよ?」
「え??? でも昨日けっこうヤバいって話されてましたよね?」
「あー、それあなたの少し前に搬送されてきた方の話ですよー」
「・・・ん? あー・・・そうなんですか え?」
こんな感じで自分が勘違いしていた事が判明しました
まあ腰を抜かしつつ一安心したのですが、先生も病人の真横で他の患者さんの話をしないでほしいです・・・
勝手に勘違いしてたので文句は言えないですが・・・
この後1日置いた月曜日の夕方、まずは詰まってる胆のうの確認と溜まっている膿を排出するために内視鏡による施術を行いました。
前もって説明されていたのでどんな施術なのかは分かっていたのですが・・・想像以上に怖かったです。
まず睡眠薬?を点滴を通して投薬して寝ている間に経口タイプの太い内視鏡で治療するというものなんですが・・・これ起きてやると地獄を見ると言われました。
最初は寝てるうちに終わるんならまあ・・・と思っていたのですが少し認識が甘かったです。
なぜかと言うとなんと治療途中で腹部の痛みで目が覚めてしまったんです。
もちろん意識は朦朧としていたのですがあまりの痛みと喉の異物感で思わず嘔吐いてしまいました。
すかさず先生が追加で睡眠薬を投与するよう指示を出していたのを覚えています。
追加の睡眠薬のおかげで再び意識が遠のいて次に起きた時には内視鏡を口から抜かれるところでした。
この段階では根本的な治療はできず、応急処置で肝臓から胃を経由して鼻から細いチューブを使って胆汁を体外に排出する処置がとられました。
なんとも間抜けな格好になってしまいましたが一先ずこれで少しは黄疸が改善されるとのことでした。
この後1週間ほどこの処置を継続してから根本的な治療に移りました。
→さらに続きます。