株式会社ソラコム
IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」がデジタルデータのアナログトランスフォーメーションを促進する新サービス「SORACOM Kaleidoscope」の提供を開始
株式会社ソラコム(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長 玉川憲、https://soracom.jp/ 以下、ソラコム)は、IoT 通信プラットフォーム「SORACOM」に IoT 時代のビッグデータのための新サービス「SORACOM Kaleidoscope」(以下、Kaleidoscope)の提供を開始します。
2015年より提供を開始した弊社のIoTの向け通信サービス「SORACOM Air」やデータ転送支援サービス「SORACOM Beam」、また 2017年4月1日にリリースした亜空間通信サービス「SORACOM Interstellar」をご利用のお客様は、IoTデバイスから大量のデジタルデータを集積し、クラウドコンピューター上に蓄積したそのデータを元に、現実世界のデジタルトランスフォーメーション(※1)を進め、生産性の向上に役立てたり、新たな価値を創造されています。
※1 データやビジネスをアナログからデジタルへ変換すること。近年では「DX」という略語が使われ、デラックスとよく間違えられる。
しかしながら、このように日々デジタルデータを扱う多くのお客様から、弊社サービスに対して次のようなご要望を頂いております。
- デジタルデータを集めてみたものの、もうちょっとうまいこと使えるようにしたい
- IoT デバイスの状態がいい感じなのかどうかを雰囲気的に把握したい
- AI や機械学習的ななんらかで、なんとなく分析してそれなりの結果を知りたい
- 集めたビッグデータと向き合う私の気持ちを盛り上げて欲しい
- JSON に温かみを感じない
このような多くのお客様のご要望を、弊社独自の解析プラットフォームで分析した結果、蓄積したデジタルデータを棒グラフや折れ線グラフなどような形ではなく、「この湿度データって、こんな感じの色や形だったんだ」「これを見ると、IoTデバイスの息吹を感じられるな」というように、どちらかというとアナログ的にデータのニュアンスを感じられるシステムの必要性を導き出しました。
Kaleidoscope(カレイドスコープ)とは、日本語では万華鏡を意味し、ビーズや貝殻などを鏡写しにしてでき上がるその模様を愉しむデバイスですが、「Kaleidoscope」はその他の通り、「SORACOM Harvest」(以下、Harvest)で蓄積されたデジタルデータに対して、そのデータが織りなす模様を可視化するビューを提供するサービスとなります。
SORACOM ユーザーコンソールに浮かび上がる模様は、元となるデジタルデータにより刻々と変化するため、利用者はその模様を見ることで、デバイスの状態やデータの良し悪しを模様のニュアンスで感じることができます。また、「Kaleidoscope」の利用には難しい設定やサーバの準備などは必要なく、弊社独自のAXロジック(※2)が自動的に模様を生成するため、非常に簡単に利用して頂くことができます。
※2 アナログトランスフォーメーションロジック。ソラコム自身も内容を理解していないため、内容は非公開となります。
本日より、「SORACOM Kaleidoscope」の提供を開始致します。既にSORACOM Harvestをご利用のお客様は、ユーザーコンソールにログイン後、下記URLにアクセスすることで「Kaleidoscope」をすぐにご利用頂けます。また、「Harvest」をご利用でないお客様は、「Harvest」の無料利用枠をご活用頂き、「Kaleidoscope」 をお試し頂くことが可能です。
ソラコムは、「世界中のヒトとモノをつなげ いい感じに共鳴する社会へ」をビジョンに掲げ、IoT/M2M における通信の利用の障壁を下げ、どなたでも、簡易に、便利にご利用いただけるよう取り組んでいます。
引き続き、「SORACOM」プラットフォームを通じて、多くの 方々のアナログトランスフォーメーションに貢献していきます。
「SORACOM Kaleidoscope」のサービスリリースについて
1. 提供開始日
2018年4月1日
2. 特徴
- デジタルデータをアナログ的に感じられるビューを提供
- 利用のための設定が不要
- あらゆるデジタルデータに対応
- 利用者のフィーリングが重要
<「SORACOM Kaleidoscope」のイメージ>
3.「SORACOM Kaleidoscope」の料金体系
「Kaleidoscope」 の利用料金は、特に設定されておりません。
支払ってもいいなと思う金額を、ガッツフィーリングでお支払いください。
4.Web サイト
サービス詳細・料金体系:https://soracom.jp/services/kaleidoscope
「SORACOM Kaleidoscope」のβ版をご利用頂いたパートナー様のエンドースメントのご紹介
■アクロクエストテクノロジー株式会社
アクロクエストテクノロジー株式会社は、この度の株式会社ソラコムの新サービス「SORACOM Kaleidoscope」のリリースを心より歓迎いたします。
当社が提供する、IoTデータ分析ソリューション「Torrentio」は、SORACOM Funnelと連携し、デバイスからのデータ送信が容易となり、より手軽にリアルタイムストリームデータ処理を行うことができ、異常検知を行うことを実現します。以前からデータ分析を、もっと人間らしく、芸術性を高めて行うことはできないかとと考えていました。
「SORACOM Kaleidoscope」を使ってみたところ、形容し難い所もありますが、デジタルデータがフィジカルに直接感じられ、確かにハッとする瞬間があります。当社は社員が心の充足を感じて働ける環境づくりにも力を入れています。将来的には、データ連携、そこから見られる類似度を基に心の異常検知へ応用し、癒やしや健康増幅といった分野にも応用していきたいと考えています。
アクロクエストテクノロジー株式会社 代表取締役社長 新免 流様
ウェブサイトhttp://www.acroquest.co.jp/
■株式会社アイ・オー・データ機器
アイ・オー・データ機器は、この度の株式会社ソラコムの新サービス「SORACOM Kaleidoscope」のリリースを心より歓迎いたします。
我々はSORACOM対応デバイスとして、M2Mルーター「UD-LT1」を出荷しています。
M2Mルーターは、それにつながったデバイスやセンサー等、様々なモノのデータを取得し送信しますが、かねてよりどのようなデータがやり取りされているか可視化したいと思っていました。
「SORACOM Kaleidoscope」で、データの監視を続けたところ、デバイス毎の特性が見えてきました。監視をしている本社の金沢では、「まんで、あせない(とても忙しい)やつやなー」、「こいつ、いーじー(いい感じ)」、「この子、かたい(お行儀がいい)子やわ」と金沢弁での会話も飛び交い温かく見守っています。この特性を個性としてとらえることで、今までは単なる箱だったデバイスが、感情を備えたパートナーとして愛着を持って接することが可能となりました。
この画期的な「SORACOM Kaleidoscope」で今後もデバイスたちを見守る共に、ユーザーに利便性を提供できるよう、デバイスたちと共に製品開発に取り組みたいと思います。
株式会社アイ・オー・データ機器 執行役員 事業戦略本部 新規事業推進部 部長 堀 英司様
ウェブサイトhttp://www.iodata.jp/
FAQ
Q. SORACOM Kaleidoscope は SORACOM Harvest 以外のサービスとの連携は可能ですか?
A. 技術的には可能ですが、現在はサービス連携はありません。
Q. SORACOM Kaleidoscope の利用料の支払い方法は?
手書きの小切手を弊社までお持ち下さい。
Q. SORACOM Kaleidoscope で生成される模様を見ても、データの良し悪しが分かりません。
A. 深呼吸し、気持ちを落ち着けたあとに再度お試し下さい。見えないものを見ようとして、万華鏡を覗き込んで下さい。
Q.同じデータでも、異なる模様が表示される気がするのですが
A. 同じように見えても、すべての雲の形は異なるものです。
Q. SORACOM Kaleidoscope のサポートについて教えて下さい。
A. 模様の解釈は利用者がどう感じるかに依存します。技術的なサポートは行いますが、気持ちのサポートまでは行っておりません。
Q. AX ロジックは、ただ単にデータのハッシュ値を色や形に適当にマッピングしているだけのように思いますが
A. 大切なことは、生成ロジックや模様自体ではなく、それを捉えるあなたの心です。
会社概要
会社名 株式会社ソラコム
代表取締役社長 玉川憲
本社 東京都世田谷区玉川四丁目5番6号尾嶋ビル3F
資本金 37億2755万4044円(資本準備金含む)
ウェブサイトhttps://soracom.jp/
本件に関するお問い合わせ
株式会社ソラコム 広報担当/田渕
E-mail:pr@soracom.jp