助成金52億円を返還請求 スパコン詐欺で関連会社に(2018/03/30 18:39)
スーパーコンピューターの開発を巡る助成金詐欺事件で起訴された社長が会長を務める会社に融資した助成金について、JST(科学技術振興機構)が全額返還を求めました。
「PEZY Computing」の社長・斉藤元章被告らは、経済産業省が所管するNEDOの助成金をだまし取ったなどとして起訴されています。一方、斉藤被告が会長を務める「ExaScaler」社は、去年1月に文部科学省が所管するJSTから無利子で52億円の補助金を受けていましたが、JSTが調査したところ、採択時の計画が大幅に変更されたことが分かり、52億円全額の返還を求めました。JSTは52億円について、預金を担保にしているので全額回収できるとしています。