外国人旅行者が選ぶ、日本で格安に宿泊できる場所5つ
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日本を旅する外国人にとって、安い宿泊先の確保は一番大事な問題かもしれません。米Lifehackerライターの私が、日本に旅行するときに使っている宿泊先をご紹介します。
カプセルホテル
外国人にとって、カプセルホテルに泊まるというのは、値段以上におもしろい体験です。カプセルホテルは、基本的に大きな棺桶の中で眠るようなもので(閉所恐怖症の人にはおすすめしません)、プライバシーはほぼ100%確保できる上に、お金もかなり節約できます。1泊2,000〜4,000円で、カプセル型のベッド、荷物を入れるロッカー、共同の風呂(シャワー)とトイレ、コインランドリー、それにテレビを見たり、食べ物を購入できるコミュニティルームなどがあります。
カプセルホテルは、当初は終電を逃した会社員向けにつくられたものですが、最近は人気のエリアでは観光客も多く見かけるようになりました。私も、新宿のゴールデン街でウィスキーを飲み過ぎ、深夜のケンタッキー・フライド・チキンで食事をしたあと、カプセルホテルで目を覚ました時は、自分がどこにいるのかわからなくなりました。一瞬、自分がいるのは宇宙船の睡眠カプセルの中で、これまでの人生は長い夢だったのかと思いましたが、もちろんそんなことはありませんでした。1人旅や、こういう体験をおもしろがる仲間と一緒なら、泊まるだけの価値はあります。
インターネット・カフェ/漫画喫茶
インターネット・カフェや漫画喫茶は、宿泊するための場所ではありませんが、仮眠をとる場所として使うのもアリです。店内はパソコンや漫画で埋め尽くされていますが、長時間とても安価で個室を借りることができます。漫画喫茶の場合、個室が8時間で約1500円。漫画読み放題、ドリンク飲み放題(軽食がある時も)、共同のトイレやシャワーもあります。シャワーを浴びたあとで、有料の食事をすれば、快適なイスに座ることもできますよ。
インターネット・カフェや漫画喫茶で、ベッドやコインランドリーがあるところもあります。長期滞在向けに1週間や1カ月の料金プランがあるところも(1泊平均約2,000〜2,500円)。この手の場所は、グループ旅行やアメニティが必要な人には向いていませんが、いざという時におすすめです。
ビジネスホテル
いわゆるホテルと同じような設備や快適さを求めるなら、日本にはアパホテル、ドーミーイン、フレックスステイインなど、ビジネスホテルがおすすめ。このようなホテルは、人気のある宿泊場所として検索結果でもあがってきますので、できるだけ安い価格のところを探してみましょう。私が日本に来た時は、大体このようなホテルに泊まります。部屋にはシャワーとトイレが付いているし、素晴らしい朝食付きのところもたくさんあります。
欠点は、事前に予約をしないと宿泊代が高くなるので(1泊2万円になることも)、できるだけ早く予約をしなければならないところです。最近、私はホテル・グラン・エムズ京都に1泊4900円で3泊しました。早く予約したのと、オフシーズンだったこともあるでしょう。この手のホテルで安価の部屋が見つかれば、利用した方がいいでしょう。
簡易宿泊所(ホステル)
簡易宿泊所は、場所にもよりますが、あまり快適ではありません。「hostels(ホステル)」で検索すると、検索結果として出てくることもあります。お風呂や食堂は共同ですが、畳や布団の敷いた個室に泊まれます。ホステルやゲストハウスではなく、プライバシーがほしい場合には、簡易宿泊所もチェックしてみるといいでしょう。1泊約2000〜6000円です。
夜行バス
次の目的地まで、移動しながら寝るのもおすすめです。場所や距離にもよりますが、夜行バスは3000〜12000円くらいからあり、最終的には時間もお金も大幅に節約できます。夜行バスの会社はいくつもありますが、私が使った会社はこちらです。
寝心地が最高というわけではないかもしれませんが、ホテルに泊まり、新幹線で移動するよりは、はるかに安上がりです。
日本で宿泊場所を予約する時の注意事項ですが、必ず事前に予約をしてください。最低でも1ヶ月以上前に予約をしたほうがいいです。予約をしなくても泊まれる可能性はありますが(カプセルホテルや漫画喫茶など)、週末は空いているところを見つけるのはさらに難しくなります。また、日本でどこかに泊まる時は、必ず現金を持っていきましょう。小さな施設の場合は、現金しか使えないところも多いです。最後に、チェックインとチェックアウトの時間は厳密なのでご注意を。日本では柔軟な対応は期待しないでください。
Image: Patrick Allan/Lifehacker US
Patrick Allan - Lifehacker US[原文]
訳:的野裕子