あなたの適当なレビューが、誰かの人生を狂わせるかもしれない
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「この Uber/Airbnb/レストランは本当によかった」と思って、レビューを書くとします。その車や宿泊場所や食事の気に入ったところをすべて書いて、星を付けて評価をするでしょう。「とてもよかったけど、これまでの中で最高というわけではなかった」とか「改善の余地あり」などと思いながら、9とか10、もしくは4とか5の星を付けます。
ちょっと待ってください!
一見逆のことを言っているように思うかもしれませんが、評価サービスは「改善の余地あり」だと知らせるものではなくなってきています。UberのドライバーやAirbnbのホスト、レストランオーナーなどにとって、評価の星の数はビジネスでも非常に大事なところで、完璧でない評価は標準以下のように見えます。
完全に良い評価であるはずの星4つの評価を受けているのに、不満を感じているAirbnbやVRBO(バケーションレンタル・サービス)のホストと話しました。どちらのサービスもホストの評価は大きな力を持っており、その評価サービスがその会社のビジネスをより魅力的なものにしています。Airbnbでは、評価の平均が高いだけでなく、5つ星の評価をされている「スーパーホスト」の割合も高く、借りる人にとっては宿泊場所を選ぶ時に「スーパーホスト」は重要になります。ホストは「ユーザーは、Airbnbのホスト(同じくUberやLyftのドライバー)にとって5つ星の評価がどれほど重要か本当にわかっていないと思います」と言っていました。
UberやLyftのドライバーの場合は、評価が完璧な星5つからほんの0.1でも下回っただけでケチがついたり、仕事がなくなったりすることもあります。利用者とライドシェア企業側の評価に対する解釈の違いを切り離して考えるのは、その間にいるドライバーにとっては危険です。
(フリーランスがインターネット経由で単発や短期の仕事を請け負う)ギグ・エコノミーの評価は、格付けを上げるように争うものではありません。すべてにおいて満足で、悪いところは何一つなく、非の打ち所がないほどすばらしい場合は、星の評価は完璧にしましょう。少しでも不満や意見がある場合は、ホストやドライバーにそれを共有したり、自分のレビューでその情報を伝えることができます。完璧というのは、実際にはなかなかあり得ませんが、評価やレビューにおいてはかなり一般的です。
時にはあなたの評価が、誰かの人生を左右することにもなります。
Image: Maxx-Studio/Shutterstock.com
Jaime Green - Lifehacker US[原文]
訳:的野裕子