ネットメディアMacworldが先日発表されたiPad(第6世代)と2015年に発表されたiPad Pro(12.9インチ)とでApple Pencilを使った時の使用感を比較しています。結論から言えば、両者で違いはほとんどない、とのことでした。
リフレッシュレートは60Hzで共通
iPad Proは2017年に発売された10.5インチモデルと12.9インチモデルでディスプレイのリフレッシュレートが120Hz(従来モデルは60Hz)に引き上げられています。
そのため、今回比較した2015年発売のiPad Pro(12.9インチ)とiPad(第6世代)でリフレッシュレートに違いはありません。また搭載チップはiPad Pro(12.9インチ)がA9X、iPad(第6世代)がA10 Fusionチップとなっています。
厳密に比較すれば搭載しているチップの差が、使用感に影響する可能性はありますが、上の動画でもわかるように、両者にほとんど差はありません。Apple Pencilの使用による処理がチップの性能を最大限に利用するものでないことから、性能の差が使用感の差に繋がることはないようです。
ほんの小さな不満点
MacworldのレビュワーがiPad(第6世代)でApple Pencilを使った時のほんの小さな不満点としてあげているのが、画面に当たる時の音です。iPad Pro(12.9インチ)とiPad(第6世代)とでは、ディスプレイのコーティングが異なります。iPad Pro(12.9インチ)はフルラミネーションディスプレイなのですが、iPad(第6世代)にはこの処理がありません。
この違いのためか、iPad(第6世代)を静かな場所で使うと、少しペン先がディスプレイに当たる音が気になるとしています。両者の差はそれほど大きな差ではないものの、iPad Pro(12.9インチ)の音はiPad(第6世代)ほど不快ではなく、購入前には一度試した方がいいようです。ちなみに、この音についてはiPhone Maniaのレビューでも気になる点としてあげています。
ただしMacworldはiPad(第6世代)を「Apple Pencilを使いたかったものの、高いiPad Proを購入するのを躊躇していたユーザーには非常にいい製品」だと評価しています。
Source:Macworld
(KAZ)