鳥獣戯画にあらいぐま!

choju01.jpg ▲新たに発見された場面冒頭の描写。あらいぐまが登場している。

新たな登場人物として、あらいぐまが描かれる

日本最古の漫画とも称される国宝「鳥獣人物戯画」に、新たな場面が発見された事が分かった。今まで登場していたウサギやカエルに加え、「あらいぐま」が描かれており、「今世紀最大の発見」と学会を沸かせている。歴史的にも生物学的にも貴重な資料となることは間違いなさそうだ。

鳥獣人物戯画は一般には鳥獣戯画と呼ばれる紙本墨画の絵巻物。京都の高山寺に伝わる国宝で甲・乙・丙・丁の全4巻からなる。今回見つかったのは甲巻の第23紙のつづきとなると見られる。今までの場面には登場していなかった動物として、あらいぐまらが描かれており、日中は掃除や洗濯をして、夜には携帯ゲーム機でマルチプレイを楽しむなど、現代とそれほど変わらない当時の生活の様子が伺える。

また、冒頭の場面の描写(最上段の図)では、あらいぐまのそばに文字が記されている。びっくりするカエルには驚きを表す記号的表現もみられる。これは現代の漫画ではよく使われる表現だが、800年前にすでにこのような手法を当時の作者が用いていたという事は驚くべき事である。


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※この記事はエイプリルフールにあわせて制作されました。
※鳥獣人物戯画については高山寺より使用の許可を得ています。


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