女だから言えること | 引きこもり、精神病からの生還

太ったおじさんみたいなおばあさんの皮肉とメロドラマに満ちた遺言。

言葉のニュアンス、重みと言語認識IQ、そして夫婦喧嘩

 私の不注意がそんなに嫌なら、別居しようとケンカになった。

 私は冬は非常にメンタルも体調も悪い。3~4月で寒暖の差や気圧の差が激しい時はもっと調子がわるい。さらにADHDの症状も強くなるような気がする。

 

 夫は暴言が多い。言葉遣いも悪い。ようするにガラが悪い。舌打ちをしたり「てめー」と言ったり、「オラぁ」と言ったりする※1。それ以前に昔は短気で怒鳴り散らす人で、私はこれらの言動が怖いので、止めてくれと何度も言っている。だけど、夫は怒鳴るのはやめてくれているが、オラぁとか舌打ちとか貧乏ゆすりとかは、癖で治らない。あと、嫌いな人にたいして「キチ〇イ」という言葉を頻繁に使う。

 これらの言動を「やめて欲しい。」と何度も訴えた。泣きながら訴えたこともある。だけど、夫はそれが身についてしまっているらしく、8~9年近く一緒に暮らしているのにやめてくれない。「私が乱暴な言葉遣いが嫌いだって知ってるよね。」と、やんわり言っても「ごめん、ごめん、癖なんだよー。」と笑いながら言う。私にとっては笑いごとではない。

 「私、キチ〇イという言葉が嫌いだから、やめて。」と言うと、「何で?」って聞かれた。「この程度の言葉なんて俺が部活やってた時はしょっちゅうだったよ。」と言われた。そんなこと私の知ったことではない、嫌なものは嫌なのだ。何でという質問に「私の父親がキチ〇イと呼ばれ、差別されていたから。」と説明をすると、夫が少し冷めた顔になった。そこまで言わないと人は分かってくれない。

 

 さっき、けんかをした。私は、ものすごく不注意だ。事実だから書くが、生理でタンポンを詰めた時に手を洗うのだが、体調が悪いので不注意が加速したのか、手に血が残っていたらしい。それで、台所の冷蔵庫を開けたらしく、冷蔵庫の取っ手に血が付いたらしいのだ。申し訳ないです。不潔です、不潔でしょうよ。気分が悪いでしょうよ。だけどそれが私じゃん。言い方っていうものがあるじゃん。

 いきなり「手を洗ってないの!?」って怒ることないじゃん。「洗ったけど、血が残ってたみたい。ごめんなさい。」って言ってるんだから、「残ってるってことは洗ってないってことじゃん!」って言うことないじゃん。私はアスペルガーの素質があるのか、「洗ってないって、どういうこと!?」「洗ったけど血が残ってただけじゃん!」と、私の発言を否定されたことに怒った。「なんでそんなに怒るの!?洗ってないから、洗ってないって言ったんじゃん!?」「それなら、洗ってないじゃなくて、洗いきれてないじゃん!それだったら、○○(夫)が食洗器に洗い物が入りきらなくて残した時に、洗ってないじゃん!」って言っていいんだね!」「ああ、いいよ、言えば!」と言われた。

 私の「不注意さ」や「視野に入ったものの認識のおおざっぱさ」は、体調によって、ものすごく変動する。だから上手くできる時と全くできない時の差もある。だが基本的に不注意で色んなところに目が行き届かない。

 私のできる家事の水準が低いのは事実だ。だが、それにしても(私にとっては)夫の家事の要求水準は高い。私は自分の無能さに苦しんでいる。何も知らない他人に言われるならまだ分かる。だけど何年も一緒に住んできて、私が「(特に男性の)乱暴な言動に恐怖を感じてメンタルを崩す」「自分の無能さに悩んでいる」ことを知っていて、それを続けるのは何なの?と思った。

 私が食器の汚れを見落として洗うと「ららちゃんは本当に食器洗うの下手だねー。」と笑いながらディスってくる。体調のいい時は受け流す。私の体調の悪い時は食べ物を買って来てくれて「ららちゃん、俺がいないと生きていけないよー。」とマウントを撮ってくる。悪気はないのだ。だが、悪気がないから、なおさら治してくれない。

 私がこんなに苦しいのに治してくれないないなら、別居しようとさっき泣きながら訴えた。こうやって気持ちを整理しながら書くと、

  • 私:私が不注意で男性恐怖症(に近い)のは分かりきっていることなので、理解して欲しい
  • 夫:俺が粗暴で、清潔・整理整頓好きなのは分かりきっているので、理解してほしい

と双方がワガママを言っていたのだと分かる。もしかしたら、私にはアスペルガーの気質もあって、夫をカサンドラ症候群のような状態に追い詰めているのではないかという罪悪感もある。(精神科医にはADHDの可能性はあるがアスペルガーの可能性は低いと言われた。)でも、だとして、双方治せないなら別居するのがお互いのためじゃん。互いに心が好きでも、って思った。悲しいけど仕方ないじゃんって。

 

 私は細かい言葉のニュアンスを気にするが、夫は言葉のニュアンスを指摘しても「似たようなもんじゃん。」と、言われ、私が言葉のニュアンスが気になってしょうがないことが全然伝わらない。

 

 こんなことを書いていると、だんだん落ち着いてきて、ねねさんの言語IQの話を思い出したの貼っておく。人は分かり合えない、でも二人で共同生活をしていく以上、楽しいこともあるが、苦しいこともある、私はこの共同生活死ぬまで続ける自信がない。でも、夫がかいがいしく私を支えてくれているのも事実だ。助け合ってるのに、苦しめ合ってる、社会全体がそういうものかもしれないと思った。

 書いたら、少し楽になった。そして、単なる普通の夫婦喧嘩だと思った。でも、夫婦関係の参考になればと公開します。下品ですみません。文章を校正して創作認定を受けるのもしんどいので、このまま公開しました。伝えたいとこだけ太字にしました。

 

※1 私に対していうのではなく、犬に対してや、職場の愚痴の相手に対して使う。

 

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