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絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 作者:鬼影スパナ

ダンジョンプロデューサー・ケーマ

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ウサギのダンジョン 2

「まさか帝都から半日のところにダンジョンが――とは思ったが、こんな質素なものだとはな。今まで気付かれなかったのも頷ける」

 トコイがそう言って、ダンジョンの入り口を見る。

 そこには、籠に草を編み込んだような粗末なフタがされた階段と、看板がひとつだけ。
 看板には「可愛いウサギがいます。仲良くしてね」と書かれていた。

「……なぁ、これはどういう意味だと思う? 謎掛け(リドル)かな?」
「発見者に聞いてみましょうか。どうです、イチゴさん」
「ふきゅい!? あ、えと……か、可愛いウサギが、仲良くしてほしいんじゃないかな、って思います……!」

 あー、めっちゃガッチガチに緊張してる。これは俺ついてきて正解だったな……

「この蓋の下が階段になっているみたいですね。中に入りましょうか」
「ああ。……罠が無いか十分に気をつけろよ」
「当然です。トコイさんはしんがりを頼みます」

 俺を先頭に、イチゴ、トコイと続いて階段を慎重に降りる。
 トコイは壁や階段をぺたぺたと手で触って丹念に調べている程だ。

「ふむ、これは相当新しいダンジョンのようだ」
「えっ、分かるんですか?」
「土の階段なのに角が全く欠けていない。古いダンジョンや人通りがあるダンジョンだと土や石の階段は少し丸くなってたりするもんなんだ。あと湿気はあるのにコケが無かったり、ホコリが全く無い。これも新しいダンジョンの特徴といったところだ」

 なるほど勉強になる。俺と違ってトコイのBランクは伊達じゃないな。

「部屋です、罠は――無いようですね。というか草原の環境部屋みたいです。あと、安全地帯になっているようです」
「入ってすぐ環境部屋の安全地帯だと? まるでここで休んでいけと言わんばかりの親切さだな」

 実際そういう意図で作ってるからね。とは答えない。
 あ、環境部屋っていうのは、ウチのダンジョンとかでもある部屋に入ったら別世界、みたいな部屋の事だ。入ってすぐに砂漠とか、ジャングルとか、そういうもの。
 ミカンのカタログには丁度その『草原』があった。きっと周りにも草原しかないからだろう。安全地帯セットと合わせて、とても安く仕上げられた。

「あぁ!! み、みてくださーい、かわいいウサギがいっぱいですよー!」

 と、イチゴがぎこちない動きで部屋の中に入る。そして、白い普通のウサギたちに向かって行――こうとして、トコイに首根っこを掴まれた。

「ぐぇ!? な、なに、ですきゃぁ……!?」
「馬鹿野郎、危ないぞ! 安全地帯にも罠があることだってあるんだ!」
「ひっ! ご、ごめんなさ、ごめんなさいいぃいぃ」
「あ、あえ、っと、泣かすつもりは無かったんだっ、済まないっ」

 と、イチゴがトコイに捕まって泣かされている間に、こちらは警戒してるフリをしつつ部屋の中に入る。そして、適当な石――椅子として用意した物――に腰かけた。

「トコイさん、大丈夫そうですよ。イチゴもそんな調子ですし、一旦休みましょう」
「そ、そうだな。休憩を取ろう」

 お人よしと評判のトコイは、女の涙には弱いようだ。さすがミーシャのおすすめ。

「ううぐ、ぐすっ」

 そうして泣いているイチゴのもとに、白くもふもふしたウサギたちが寄ってきた。
 『どうしたの?』『だいじょうぶ?』『げんきだして』、と言わんばかりにイチゴに体をすりつけたり、鼻をすぴすぴ鳴らすウサギたち。

「……うう、みんなぁ、ありがとぉ……!」
「人懐っこいウサギですね」
「ああ、人が来たことが無いからか? ……良い毛並みの毛皮だ。肉付もいいし、これはそれなりに高値で――」
「だめです! みんなを狩っちゃだめですよぅー!」

 ウサギたちを後ろに庇うイチゴ。その顔には悲壮なものすら感じる。
 この子たちは私が守る――と、そういう気配。トコイはそれを感じ取ったようだ。

「……分かった、手は出さないさ。入り口の看板にも、ウサギと仲良くしろとあったしな」
「そーですっ! ここではウサギと仲良くしなきゃダメなんですからっ」
「ああ。だが、それはイチゴとケーコに任せよう。さすがに俺には無理だろう。このナリだしな……」

 そう言ってトコイは少ししょぼくれたように大きい石に座った。
 と、そこに1匹のウサギがぴょこっぴょこっと近づいていく。イチゴの影に隠れていた1匹だった。
 そして、「ぢーっ」とトコイを見つめていたかと思うと、少しためらいがちに体を擦り付ける。

「……えっ?」
「人懐っこいウサギですね」
「あ、ああ。そうだな。……そうだな」

 トコイは、今度は毛皮や肉の話はせず、おっかなびっくりと優しい手つきでウサギに手を伸ばし、撫でた。ウサギは目を閉じて、心地よさそうにすぴすぴとトコイの手の匂いを嗅いだ。
 一瞬驚いたトコイが手を止めると、今度は「もう撫でないの?」と言わんばかりに首を傾げて、逆に頭を擦り付けてくる。

 グイグイ攻めるな。と見ていると、トコイは少し困ったように眉を顰める。
 そこにウサギを抱きかかえたイチゴが声をかけた。

「あ、あの、トコイさん。ウサギは背中を撫でると良いんです、落ち着くんです、よ?」
「そうなのか? イチゴは物知りだな」

 イチゴのアドバイスに従い、トコイはウサギの背をやさしく撫で始める。
 大人しくトコイの膝に座り込んで撫でられるウサギ。
 それに触れるうち、トコイの顔からは硬いものが取れ、自然な笑顔が浮かんでいた。

 ……落ちたな。
 俺は、にやりと口端が上がるのを感じた。


 尚、このウサギ。操るのは当然ミカンたちである。元のダンジョンから『モンスターの操作』を使って『モンスタースポーン:白ウサギ(500DP)』のウサギを操っているのだ。
 イチカ監修のもと、頑張ってこのやりすぎなくらい媚びる動きを仕込ませてもらった。

 動物を狩るのが生業な冒険者たちは、動物に好かれる経験があまりない。テイマーのパートナーになるような強い動物ならともかく、ウサギのようにか弱い小動物など、猶更だ。
 当然、このようにふれあう機会なんて、全くない。

 つまり可愛い小動物に好かれるという事態に、耐性が全く無いと言っているわけだ。
 そりゃ落ちるさ。特に、トコイのように強面で恐れられることが多いヤツなんて。

 正直ダンジョンを作るより可愛い動きの訓練の方がよっぽど時間がかかったね。
 でも、このトコイの顔を見れば――時間をかけた甲斐があった。

 この作戦は行ける。と、俺は確信した。


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