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子どもの前でスマホを見る時は、何をしようとしているのか説明しよう

子どもの前でスマホを見る時は、何をしようとしているのか説明しよう
Image: Anna Nahabed/Shutterstock.com

今なんでスマホを見ているんだっけ?

ううむ、分からない…。でも理由はたくさんある気がする。注文したJ.Crewの服が私の手元に到着するまであとどのくらいかかるかを確認するため。あの映画であの俳優と共にシェフ役をしていた女優の名前を調べるため。あの人はまだ大統領なのかどうかをチェックするため。22分間、スマホを確認していなかったから。

でも、誰が私がスマホを見る理由を知りたがっているのだろう?

それは、あなたの愛する子どもです。米ナショナル・パブリック・ラジオ教育ブロガーを務め、「The Art of Screen Time: How Your Family Can Balance Digital Media and Real Lifeという著書を書いたアンニャ・カメネッツさんはTiLT Parenting Podcastで、親は「子どもの前でスマホを見る」という行為のもたらす影響をもっと考えるべきだと指摘しています。

SNSのエキスパートである友人のダナ・ボイドさんが教えてくれた「子どもの前でスマホを見る時は、何をしようとしているか説明しましょう」というアドバイスには、大いに助けられました。

「お天気を確認しよう」「パパがもう職場を出たかどうか確認するために、メールを送ってみるね」という風に説明をして、何をしようとしているか、子どもにも分かるようにするのです。

こうすれば、自分がやろうとしていることに責任をもって取り組めますし、子どもは、親のあなたが何をしているか理解できます。それに、子どもの前でスマホを手に取り「リアーナが何をしているか、インスタグラムで見たい」とは言いにくいはずなので、必要なこと以外でスマホを見る回数が減るはずです。

この方法は、子どもがいない方にも有効です。口に出して今からやろうとすることを言うことで、その行動についてしっかりと考えるようになります

立ち上がり、自分の耳で自分の計画を聞き、それでよいかどうかを決めれば、猫がいっぱいのインスタグラムを見続けるのが、最適な時間の使い方だとは思わなくなるでしょう。

私の友人は猫を飼ってるのですが、その飼い猫は友人がスマホを見ているのが大嫌いなので、友人は「猫に、自分がいま何をしようとしているかを1日中説明してみる」と言っています。

ママさんパパさんにおすすめの方法は、子どもと一緒にスマホを使うことです。カメネッツさんの本によると、子どもは「3歳から4歳くらいになるとテキストメッセージに絵文字を追加したり、音声検索を使って質問に参加したりすることができる」そうです。

以前は、子どもたちは大人と一緒に新聞を読んだり、ありがとうのカードに一言書いたり、電話番号を聞くために電話をしてみたり、といった方法で大人の活動に参加していました。今はスマホでできるようになったこれらの行為に参加させてあげましょう。

悪いのはスマホではなく、スマホによるコミュニケーションの断絶なのですから。

Image: Anna Nahabed/Shutterstock.com

Source: Amazon, TiLT Parenting Podcast

Michelle Woo - Lifehacker US[原文

訳:曽我美穂

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