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1687話
「そろそろ帰った方がよくない?」
そう最初に口に出したのは、レイにとっては予想外なことに、ビストルだった。
商品としての魚の干物を多く入手する為には、出来るだけ多くここにいた方がいいのは間違いない。
なのに、そのビストルが真っ先に帰ろうと口にするとは……と。
もっとも、レイもギルムの様子が少し気になっていたのは間違いない。
毎晩エレーナはアーラと対のオーブを使って会話をしているが、時々ダスカーとも話をする機会があった。
その時、遠回しにいつくらい帰ってくるのかと聞かれたことが何度かあった為だ。
正直なところ、レイとしては魚介類は大量に入手したし、モンスターの魔石という意味でもセトが幾つもスキルを強化出来たので、そろそろ戻っても構わないと思っていた。
……クラゲのモンスターを倒してから何匹かモンスターを倒すことに成功したが、残念ながらそのモンスターではデスサイズが新たなスキルを習得することは出来なかった。
(もう少し海にいれば、他のモンスターを倒すことが出来るかもしれないが……それだと、正直いつまで経ってもギルムに戻れそうにないんだよな)
海は広く、様々なモンスターがいる。
ただし、海というフィールドが向こうにとってはかなり有利なもので、レイやセトにしてみれば倒すのが非常に面倒なとなる。
正確には、魔石を持った死体を残したまま倒すのが非常に面倒だというのが大きい。
また、向こうは自分が少しでも危機に陥れば、すぐに海中深くに潜ってしまう。
そうなれば、レイやセトとの攻撃では基本的に向こうに届かない。
それによって、レイとセトは何度か敵を逃がしていた。
海という天然の防壁に守られているというのは、今回のように空中から攻撃をする場合には、向こうが圧倒的に有利なのだ。
「で、どうするの? そろそろ帰る?」
レイに尋ねてきたのは、ヴィヘラ。
その口調には、レイが残るのであればまだ残ってもいいし、帰るというのであれば帰ってもいいと暗に告げていた。
実際、ヴィヘラにしてみればどちらでもいいのだろう。
食べ物という点では、海なら魚介類を好きなだけ食べられる。
普通なら肉が食べられないと嘆くのかもしれないが、レイの場合はミスティリングの中に肉は大量に収納されており、肉で困るということはない。
つまり、食という点ではここに残っても特に困るようなことはないのだ。
そしてヴィヘラにとっては食欲、睡眠欲、性欲に続く第四の欲求たる戦闘欲に関しても、ここであればレイ達といつでも戦闘訓練が出来る。
本当の意味での戦いではなく、あくまでも模擬戦なので完全にその欲求を解消するという訳にはいかないが、それでも戦えないことに比べれば大分マシだった。
「そうだな。それなりに長い時間ここにいることを思えば、やはりそろそろ帰った方がいいだろうな。ギルムではアーラがかなり頑張ってくれているのだが、手が回らないこともありそうだし」
エレーナは、ギルムに帰ることに賛成する。
実際はレイとすごすということを目的にギルムにやって来たのだが、だからといって表向きの目的……ギルムの増築に関して、貴族派が妙なちょっかいを出さないかどうかを疎かにする訳にはいかない。
アーラがエレーナの側近で非常に親しい仲だというのは、それこそ貴族派の中では……いや、貴族派ではなくても、少し情報に詳しい者であれば知っている。
そんなアーラがいる中で、あからさまに増築工事の邪魔をしようものなら、それは最悪の結果をもたらす。
ある程度の地位にある者であれば、そのような馬鹿な真似はしないだろう。
……もっとも、中には何も根拠がないにも関わらず、自分であれば絶対に大丈夫だと思って、馬鹿な真名をする者もいるのだが。
そして、エレーナにとっては頭の痛いことに、そのような真似をするのは貴族派に所属する貴族にもかなりの数がいる。
そのような者達を牽制する為には、やはりアーラよりもエレーナの存在の方が効果的なのだ。
(戻るのに、賛成一、どちらでもいいが一。そうなると……)
レイはマリーナに視線を向ける。
マリーナも、その視線がどのような意味を持っているのかというのは当然のように知っているので、小さく頷いてから口を開く。
「私は戻るのに賛成ね。ここで楽しむのもいいけど、そろそろ秋になってくるでしょうし。……そうなれば、この辺りにいるのは厳しくなってくるわ」
「そう言われればそうかもしれないわね。実際、朝とか結構涼しくなってきてるし」
寒いという程ではないにしろ、ヴィヘラが言う通り朝方はかなり涼しくなってきたのは間違いない。
ましてや、レイ達がいるのは海のすぐ側で、当然のように海風も強い。
それでも温泉のある場所の近くには幾つもの木々が生えているので、それが防風林の役割を果たしているが……それでも、涼しいものは涼しいのだ。
もしマジックテントがなければ、もっと早く帰ろうと誰かが言い出してもおかしくないくらいには。
「マリーナも帰るのに賛成、と。なら、そろそろ帰るか。今日は最後に海を楽しんで、明日の朝に出発ってことでいいか?」
「あら、珍しい。レイちゃんのことだから、帰ると決めたら今すぐに帰るのかと思ったら」
冗談でも何でもなく、本気で驚いた……といった表情で告げるビストルに、レイは不満そうな視線を向ける。
以前はビストルを一目見ただけで驚いたりしたものだが、こうして何日も一緒に暮らせば当然のように慣れてしまう。
……もっとも、夜中に月明かりくらいしかない場所で、突然ビストルが目の前に現れればどう反応するのかはレイにも分からなかったが。
「ガランカの方に知らせておく必要もあるだろ。多分もう、漁に出ているし」
ガランカの村人にとって、魚介類の類を纏めて買い取ってくれるレイは、まさに上客と呼ぶに相応しい人物だった。
レイが買い取った魚介類の量は、海藻も合わせてかなりの額になっている。
当然買い取った魚介類の類は、ミスティリングの中に全て収納されているのだが。
そんな訳で、今の状況で何も言わずにレイが帰るなどといった真似をすれば、今日も大量に獲ってきた魚介類の類は全て村で処分しなければならなくなる。
村で処分といっても、別に捨てる訳ではなく村で食べたり、保存食にしたり……といった具合にだが。
「なるほど。そういうことなら納得ね。レイちゃんってば、結構人のことを考えてるんだから」
冗談っぽく告げるビストルだったが、その内心でそれなりに驚いている。
レイの評判は色々と聞くが、貴族が相手でも平気で大鎌の刃を振るう……という、そんな噂がかなり広く知られている。
それは、噂の内容そのものが派手だからというのもあるのだろう。
貴族に逆らうなどといった真似が出来る者は、そんなに多くはない。
理不尽な命令を無視するようなこや、言葉で牽制するようなことはあっても、実際に力を振るうといった真似は出来ないのだから。
それを平気でやる辺り、レイは良い意味でも悪い意味でも規格外な存在であることの証だろう。
勿論、ここ暫くの間レイと接しているビストルは、レイが何の意味もなく暴れるだけの人物ではないというのは理解している。
それでも、わざわざ村人に自分が帰るということを言いに行くような心遣いをするというのは、予想外だったのだろう。
だが、レイにとってはその辺の貴族を含む権力者よりも、自分の為に食材を獲ってくれた者達に好感を抱くのは当然だった。
また、村人以外にも海賊の件で多少話をしておく必要があるというのもある。
「今日の夕方にガランカに行ったら、明日にはギルムに戻るってことを言ってくるよ」
「分かったわ。じゃあ、今日の夕食はうーんとご馳走を突くってあ・げ・る!」
満面の笑みを浮かべ、ビストルはそう告げる。
その笑みは、それこそ何も知らない者が見れば悲鳴を上げてもおかしくはないような笑みではあった。
それでもビストルとそれなりに一緒の時間をすごしてきたレイ達は、怖がるようなことはなく……寧ろ、嬉しそうな表情を浮かべる。
ビストルの料理の腕が、その辺の本職の料理人よりも上だというのは、ここで野営――と呼ぶには贅沢すぎるが――をするようになって、心の底から実感している。
堕落の海鮮スープを始めとして、悦楽の海鮮炒めといった料理は、間違いなくレイ達の心をしっかりと掴んでいた。
正直なところ、レイとしてはこのままビストルが料理番としてパーティメンバーに入ってくれないかと、そう思うくらいには、ビストルの料理は美味かったのだ。
もっともそれが無理なことは、レイを含めて全員が知っていたのだが。
現在はこうしてレイ達と行動を共にしているビストルだが、その本職はあくまでも商人だ。
そうである以上、今回のバカンス――という名の商品の仕入れ――が終われば、当然のようにビストルは商売に戻るだろう。
それが分かっているからこそ、レイはビストルをパーティに誘うという真似はしなかった。
(まぁ、ビストルがいればいたで、色々と新しい問題も起きるんだろうけどな)
レイ達は既に慣れたが、ビストルは第一印象という一点において、相手に好印象を抱かせるというのは難しい。
世の中には色々と奇特な性格の者もいるので、絶対確実に相手に悪印象を抱かせる……と、そういう訳ではないのだが、それでも確率的に考えれば間違いなく悪印象を抱く者の方が多いだろう。
それが原因で他の冒険者や貴族といった者達に絡まれる可能性もあるし、逆にビストルがいるおかげで侮られなくなるという可能性もあった。
(いや、侮られなくなるんじゃなくて、単純にビストルのような奴に絡みたくないから、俺達にちょっかいをだしてくる奴が少なくなるってことなんだろうけど)
良いことなのか、悪いことなのか。
その辺りはレイにも判断が付きにくかったが、それでもとにかくビストルがいなくなるのには若干の寂しさを覚えるのは間違いなかった。
「ああ、料理は楽しみにしてるよ。さて、じゃあ最後の一日だ。しっかりと楽しむとするか」
レイの言葉に、それぞれが返事をするのだった。
「グルルルルゥ!」
いつものように海の上を飛んでいると、不意にセトが喉を鳴らす。
今までもセトが色々と何かを見つけたことがあったが、今回は今までとは違う。
明らかに、セトですら驚いたような、そんな鳴き声。
当然そんなセトの行動に、レイが反応するのは当然であり……相手がモンスターなのか、それとも魚なのかは分からないので、取りあえずミスティリングから取り出した銛を手にする。
ワイヤー付きのその銛は、レイの力とセトの機動力があれば魚に対しては凶悪なまでの威力を発揮する。
これならまず大丈夫だろう。
そう思いながら、レイは海中に視線を向け……セトが何を見つけたのか、すぐに理解することになる。
何故なら、空中からでも分かる程に大きな何かが海中を泳いでいた為だ。
(いや、何かって……エビ、だよな?)
泳いでいる相手は比較的浅い場所を泳いでいる為に、空中からでもその姿はしっかりと見える。
そうして見た限り、泳いでいる相手はエビにしか思えない。
もし普通のエビであれば、それこそ海を泳いでいても空中から見つけるのは難しいだろう。
だというのに、それをしっかりとエビだと判断出来たのは……そのエビが巨大だった為だ。
そう、現在海中を泳いでいるそのエビは、明らかにセトよりも大きい。
それこそ、下手をすればセトの二倍以上はあるのではないかと思える程の大きさだった。
(セトの体長が三mくらいだから……体長六m!? どんなエビだよ)
一瞬新種のモンスターか何かではないのかとも思ったが、セトの反応を見る限りはモンスターではなく魚介類に対する反応でしかない。
つまり、現在海中を泳いでいるこのエビは、本当にただのエビなのだ。
……体長六m程のエビが、本当にただのエビと表現してもいいのかどうかは、微妙なところだが。
(そもそも、エビってこういう風に真っ直ぐに泳げるんだったか? TVとかで見た感じだと、後ろに跳びはねるような感じで泳いでたと思うけど)
勿論レイが知っているエビはほんの少ししかない。
TVで芸能人が海に潜ってエビを獲る……というバラエティ番組で見たくらいだ。
だが、それでもエビはエビであり、まさかこんな風に魚のように真っ直ぐに泳ぐエビがいるというのは、レイにとっても完全に予想外だった。
しかし、同時に今回の件はレイにとっても非常に運が良かったといえる。
何故なら、レイはエビが大好物だったからだ。
それこそ、カニよりもエビ……それもエビの刺身のように生で食べるのではなく、茹でたりエビフライにしたりといった風に、火を通したエビの弾力ある身が大好物なのだ。
これだけの大きさのエビであれば、食べるにも十分だろうと……そして、出来れば大味ではなく、普通に美味いエビであることを祈り、銛を投擲するのだった。
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