トミカ好きには外せないイベントであるトミカ博だが、子供が生まれてからはめっきり足が遠のいてしまった・・・そんな方も多いのではないだろうか。
本来トミカ博は小さい子供にこそ楽しんで欲しいイベントなのだ。とはいえ小さい子供は嵐のようなものでじっと鑑賞するようなことは苦手だし、ベビーカーを引いて人混みに飛び込むのも気がひけるだろう。
ここでは小さいお子さんがいる家族連れで楽しむために、知っておくとタメになる情報を紹介している。小さい頃にトミカを買ってもらったの思い出しつつ、今では子供と一緒に楽しんでいる/楽しみたいというそんな方にこそ読んで欲しい。本記事を参考にして、子供に最高の休日をプレゼントしよう。
1.トミカ博って?-大人から子供まで楽しめるトミカの祭典
トミカ博という言葉に馴染みがない方のために簡単に説明すると、幅広い年代のファンが楽しめるよう様々な出し物が集まったトミカのお祭りである。内容も子供向けのアトラクションから昔の思い出に浸れる展示、コレクターも思わず並ぶ物販と魅力たっぷりなため年々来場者が増えており、2016年にはついに100万人を超える賑わいを見せたとサンスポが報じている。毎年テーマを変えて日本各地で開催されているが、今回は2018年のゴールデンウィークから夏にかけて開催の大阪・新潟・横浜開催のトミカ博について紹介していく。(どの会場にも言える知っ得情報も多いので、他の会場で参加予定の方も是非最後まで読んで欲しい)
2.各開催地あれこれ
1-1.トミカ博 in OSAKA 2018
開催時期:2018年4月26日(木)~5月6日(日) 11日間
開場時間:10:00~16:30(最終入場16:00)
入場料:大人(中学生以上)900円 前売り800円
子ども(小学生以下)700円 前売り600円
会場:大阪南港 ATCホール 大阪府大阪市住之江区南港北2丁目1−10
アクセス:
最寄り駅
梅田・本町・心斎橋・なんば方面から 地下鉄中央線「本町」からコスモスクエア経由で約18分
新大阪駅方面から 地下鉄御堂筋線「本町」で地下鉄中央線に乗換えコスモスクエア経由で約40分
車の場合
神戸方面から 阪神高速湾岸線「南港北IC」より約5分
関西国際空港方面から 阪神高速湾岸線「南港南IC」より約5分
駐車場は敷地内に2つあり合計1200台ほど駐車可能で、一日最大800~1000円で駐められる
1-2.トミカ博 in NIIGATA 2018
開催時期:2018年5月2日(水)~6日(日) 5日間
開場時間:9:30~16:00(最終入場15:30)
入場料:大人(中学生以上) 900円 前売り800円
子ども(3歳~小学生)700円 前売り600円(2歳以下は入場無料)
会場:新潟市産業振興センター 新潟市中央区鐘木185-10
アクセス:
最寄り駅
JR新潟駅からタクシーで約15分
バスで「産業振興センター前」下車まで約20分、徒歩2分
車の場合
北陸・磐越自動車道「新潟中央IC料金所」より2分
新潟バイパス「女池IC」より5分
駐車場は敷地内に2つあり合計1700台ほど駐車可能で、駐車料金は無料となっている。
1-3.トミカ博 in YOKOHAMA 2018
開催時期:2018年8月中旬 およそ11日間
開場時間:10:00~16:30
入場料:大人 1,000円 前売り800円
小人(3歳~小学生)800円 前売り600円(2歳以下は入場無料)
会場:パシフィコ横浜 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
アクセス:
最寄り駅
みなとみらい線「みなとみらい駅」から徒歩約5分
横浜市営地下鉄線「桜木町駅」から徒歩約12分
車の場合
首都高速神奈川1号横羽線「みなとみらいIC」より約2分
駐車場は敷地内に2つあり合計1270台ほど駐車可能で、一日最大1100~1850円で駐められる
毎年お盆前後に開催される横浜のトミカ博だが今年の開催情報はまだ公式に発表されていないため、上記は例年の様子から推測される情報となっている。現在は参考程度だが発表があり次第随時更新していく。
いずれの会場も混雑日は敷地内駐車場は満車になってしまうことも多々ある。周辺には他にも駐車場があるので心配はいらないが、近場に駐めたい場合は余裕を持っていくようにしよう。また詳しくは後述するが、前売り券は必ず準備しておこう。
前売り券販売情報
チケットぴあ 受取り:サークルK・サンクス/セブン-イレブンなど(サークルK・サンクス店舗端末にて直接購入可能)
ローソンチケット 受取り:ローソン/ミニストップ(ローソン、ミニストップ店舗端末にて直接購入可能)
セブンイレブン 受取り:セブン-イレブン(セブン-イレブン店舗設置にて直接購入可能)
イープラス 受取り:ファミリーマート/セブン-イレブン/配送(ファミリーマート店舗端末にて直接購入可能)
楽天チケット 受取り:セブン-イレブン/ファミリーマート/配送
CNプレイガイド 受取り:ファミリーマート/セブン-イレブン/配送(ファミリーマート店舗端末にて直接購入可能)
3.トミカ博の歩き方
3-1.前売り券は必須!
前日までの準備でまず必須なものとして前売り券がある。こういった入場券を伴う大型イベントではお馴染みだが、当日会場に着いてからチケットを買おうとするとまずチケット売り場に並ぶ必要がある。だがトミカ博の場合、混み具合により開場が早まることがあるため、開場時間になっても売り場が開かない!といったことになる。実際に筆者が参加した2017年トミカ博では通常10時開場のところ、あまりの混雑で9時15分に開場となったことがあったがそのときはチケット売り場は開いていなかった。
また上記以外に前売り券のメリットとして、当日券より100~200円安い。さらに販売もセブンイレブンやファミリーマートといった全国のコンビニで2ヶ月以上前から購入できるのも有り難いところ。
なので必ず前売り券を事前に用意しておこう。前日24時までの販売となっているが、その後は当日券の購入が最終日のお昼まで出来るようになるので、前売り券を買い忘れてしまった場合も会場に着くまでに手に入れよう。
3-2.日取りや時間で混雑回避
GWやお盆開催の今回は最終日付近の平日がオススメだ。この期間中は混雑日の予想が立てにくく、さらに往復の道でもラッシュに当たってしまうと満足にトミカ博を楽しむどころではなくなってしまう。だが最終日なると休日でも比較的余裕が出来るので平日に休みを取れないなら最終休日を狙っていこう。
時間は前述の通り開場が早まる場合があるので、なるべく早く着いて待つぐらいでちょうどいい。開場1時間前でも日によっては混雑することがあるので、その前に着けると慌ただしくなくて◎。
ただオススメは平日の開場からだが、どうしても早く着けない場合や休日しか行けない方は14時過ぎ頃を目指して行くと、混雑が緩和されているケースが多い。その分回れる時間が少なくなってしまうがアトラクションも空いているので、次項以下を参考に予め予定を立ててスムーズに楽しもう。
3-3.まずは人気アトラクションを制覇
これは特に朝イチで向かう人にはオススメしたいルートだが、入場待ちの列に並び無事に中に入れたらまずはアトラクションゾーンを目指そう。というのもトミカ博は大きく分けて次の3つで構成されている
・入ってすぐの展示ゾーン
・中間のアトラクションゾーン
・出口付近のショッピングゾーン
各ゾーンごとに混雑する時間が異なっており。展示ゾーンはいつでも一定の混み具合だが、次のアトラクションゾーンは午前中~14時頃にピークを迎えるため、開場直後のタイミングを逃すと50~60分待ちも珍しくない。
またアトラクションゾーンはお金の代わりにプレイチケットなるものを使って参加するのだが、これはアトラクションゾーンの手前にあるプレイチケットセンター(1枚100円、11枚セット1000円)で購入するのが一般的だ。ただここも序盤は混雑するため、それを見越してか入場待ちの段階でスタッフがチケットを売りに来てくれるのだ。9時前に売り始めることが多いのでそこで入手できるよう、朝イチ入場組は8時半以前など早めの到着が望ましい。
以下に開場一番で回っておきたい人気アトラクションを紹介するので、午前中にアトラクションゾーンを制覇してしまおう。
3-3-1.トミカ組立工場
トミカ博で一番人気の場所といえば間違いなくここだろう。3種類ある車種の1つを選ぶだけでなく、ボディやシートの色まで自分で選んだ「自分だけのトミカ」が作れるのが面白い。選んだパーツは専属スタッフがカシメ(組み立て)てくれるが、人気過ぎて混雑時間では150分待ちなんていう表示されることも。1回で6チケット必要なので、事前に欲しい分だけのチケットを用意しておこう。
3-3-2.トミカつり
こちらは家族で楽しめるアトラクションのトミカつりだ。1人につき5チケットだが、大人から小さい子供でも熱くなること間違いなしだ。内容は縁日などによくある風船釣りのようなもので、目の前にあるトミカの山を小さい釣り竿を使って釣っていくゲーム。制限時間の1分間で釣り上げたトミカのうち、好きなものを1台持ち帰ることが出来る。全く釣れなくても1台もらえるのだが、一番多く釣った人には特別賞があるので是非狙ってみよう。
3-3-3.ミニミニドライバー
最後に紹介するこちらは、組立工場とはまた違ったオリジナルトミカを作れるアトラクション。車のシートに座った状態で上半身の写真を撮り、それをトミカの運転席部分に貼って組み立てるというもので、組立工場がコレクション色の強いオリジナルトミカとするなら、こちらは家族みんなでトミカ博に行った記念になるメモリアルトミカと言えるだろう。
必要チケットは8枚と他に比べて多いが、この日にしか残せない思い出の品となることは間違いないので是非並んでみて欲しい。
その他のアトラクション一覧とチケット数(2017年時点)
・トミカ絵合わせゲーム 5枚
・トミカ出動ゲーム 5枚
・トミカあみだゲーム 5枚
・トミカシグナルビンゴ 5枚
・プレイランド 無料
ウチの4歳の子供はトミカつりがお気に入りで何度もやりたいとせがまれたが、小さい子には選んで釣るのが難しいらしく釣れたのはオートバイばかりだった。
3-4.ショッピングは早めが吉
アトラクションを堪能したら次はそのまま出口近くにあるショッピングゾーンで買い物を済ませよう。出口近くだし帰りの方が荷物が増えなくていい・・・と思う方もいるだろう。ただここもトミカ博ならではだが、遅くなればなるほど売り切れてしまう可能性が高くなる。というのもここショッピングゾーンではここでしか買えない限定トミカが販売されており、これを目当てに来場する人もいるので混雑日などは早い段階から完売していることもあった。販売しているトミカは会場により異なるため事前にタカラトミーの公式ページなどで確認の上、欲しいものがある人はお昼前に一度覗きに行くことをオススメする。
なお手荷物になるのが嫌な人は後述の方法でロッカーに預けてしまおう。
3-5.見応えたっぷり展示ゾーン
トミカ博の締めくくりは後へ後へと回してきた展示ゾーンだ。トミカ好きなら目を皿にして見て回りたい歴代トミカを展示したトミカバリエーション、ディズニードリームモータースやカーズシリーズなどのディズニー関連、小さい子供も興味津々の巨大ジオラマ・ビッグスライダーなどなど、時間を掛けてじっくり見て回りたいものばかり。ここを終えるともう帰るだけなので時間の許す限り堪能していただきたい。
これで私がオススメする1日の流れは終了となる。ただ家族で楽しむコツというのが本記事の主旨だが、小さい子供には何かとアクシデントがつきもの。そこで次章では知っておくことで回避できる、最低限のあるあるアクシデント対策をご紹介しよう。
4.これだけは押さえておきたい知っ得ポイント
4-1.お昼は近くのグルメも楽しめる
どの会場内にも軽食やレストランが併設されていることが多いが、昼食は近くのお店を使うのがオススメ。なぜならお昼時の飲食スペースはどこも混雑しているが、実はトミカ博は当日なら再入場が可能となっているのだ(一部不可能な会場もあるので、出る前に係員に確認しよう)。なので午前の締めくくりでショッピングを楽しんだら外のロッカーに手荷物を預け、ついでにご飯を食べに行くという流れがスムーズで◎。
事前に周辺の人気飲食店を調べたりするのも楽しみの一つだと思うので、しっかり計画を立てて昼食を満喫してみてはいかがだろうか。
逆に時間いっぱい楽しみたい場合はお弁当持参もいいだろう。特に飲み物やおやつはアトラクションの待ち時間や午後歩き疲れたときのために予め用意しておくと便利だ。
4-2.ベビーカー置き場や休憩スポットは事前にチェック
トミカ博では出入り口付近にベビーカー置き場が設置されている。あると便利だけど常に使うわけじゃないし・・・という場合でも、邪魔になったら預けられるというのは大変ありがたい。
また上記以外にもベビールームや授乳室がトイレ付近に、歩き疲れたときに無料で遅べるプレイランドがアトラクションゾーンにあるなど子供連れ家族に配慮した会場になっているので、小さい子供がいても安心して遊びに行こう。
4-3.イベント名物 長蛇トイレ
こういった大人数動員会場ではあるあるのトイレ行列だが、上記の通りトミカ博は再入場できる会場が多いので混雑を回避することができる。会場内にはトイレが複数箇所あるが混雑日ではいつでも並んでいるので、急を要するときや列の具合によっては一度外に出て済ます方がいいだろう。以下に各会場の案内図を用意したので目を通しておこう。
阪神南港ATCホールフロア案内図
新潟市産業振興センター案内図
パシフィコ横浜フロアガイド-展示ホール-
まとめ
小さい子供がいると色々なところに連れて行ってあげたい反面、こうした大規模なイベントはなかなか億劫になりがちだ。だがこのように子連れ家族に配慮されているトミカ博では事前の準備と当日の工夫次第で、小さい子供も120%楽しみ尽くすことが出来るので是非参加してみて欲しい。
写真提供:カートイズミーティグ スタッフブログ様
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