雪、と呼びかけるたびにわたしは花のことも思います。
花と雪は同じレトリバー犬で、どこかとてもよく似ています。
目の中の光や笑った顔なんてやはりそっくりで。
スキップするように、満面の笑顔で歩く雪を見ながら
ああ、花もこうだったな‥‥と、ふわりと思います。石田ゆり子さんが『ゆきちゃん。』の中で

時間でものを測ったり、
体験や記憶を時間に置き換えると
ぼくはだめだと思うんですね。
時間よりも、むしろ
何を何回やったかという「回数」のほうが、大事なんです。横尾忠則さんが『横尾忠則、細野晴臣、糸井重里、3人が集まった日。』の中で