パプアニューギニアでM6.9の地震
米地質調査所(USGS)によると、パプアニューギニアで30日午前7時25分(日本時間午前6時25分)ごろ、マグニチュード(M)6.9の地震が発生した。一部沿岸地域に一時、津波警報が出た。
震源の深さは35キロで、ニューブリテン島のラバウルから約162キロの地点。地震による建物などへの被害や負傷者は現時点で確認されていない。
ニューブリテン島東部にあるラバウル・ホテルの受付で働くデリー・マインディングさんはロイター通信に対し、揺れを感じた際には多くの客が外に逃げ出したが、損壊は生じていないと語った。
沿岸のラポロ・プランテーション・リゾートの受付、メイ・ドボンさんは、負傷者が出たり建物などが損壊したりしたという情報は聞いていないと語った。
ドボンさんはロイター通信に対し、「地震の揺れを感じました。あらゆるものが揺れていたので、建物の外に出ました」と話した。「壊れたものはありません」。
先月26日には同国でM7.5の地震が発生。エンガ州では大規模な土砂崩れで村々が埋まり、少なくとも100人が死亡した。
最も被害の大きかった遠隔地の被害の全容が明らかになるまで、数週間を要した。
(英語記事 Papua New Guinea earthquake: Strong shallow tremor off New Britain island)