今回のインプレッションで取り上げるのは、斬新なデザインによって軽量化と快適性の向上を果たしたラピエールの「XELIUS SL」。今年のツールではティボー・ピノ(FDJ)のラルプデュエズ頂上ゴール制覇に貢献したフレンチレーシングバイクの実力に迫る。
フランス中部のディジョンに拠点を構え、ピュアレーシングモデルからシティサイクルまでをラインアップする総合バイクブランド・ラピエール。国内において認知度が高まってきたのはここ数年のことだが、創業は1946年とその歴史は古い。開発から性能テスト、組み上げまでを一貫して自社ファクトリー内で行っており、年間総生産台数は9万台と、ヨーロッパでも屈指の規模を誇る。
開発面ではシマノヨーロッパと協力関係にあり、今や主流となったBB86を他社に先駆けていち早く投入。その高い技術力は近年さらに向上しており、昨年はブランド初のエアロロード「AIRCODE」と、エンデュランスレーサー「PULSIUM」を同時にリリースした。
しかし、新モデルを矢継ぎ早にリリースするラピエールにあって、不動のピュアレーシングバイクといえるのがオールラウンダーの「XELIUS(ゼリウス)」である。かつて「X-LITE」というバイク名だったころより、自国の老舗プロチーム「FDJ」のメインバイクとして選手達の活躍に貢献。2013年のブエルタ・ア・エスパーニャでは、先代にあたる「XELIUS EFI Ultimate」が、斜度が平均10.2%/最大23.5%という難関峠「アングリル」を制している。
そして、数々の輝かしい戦歴を誇る「XELIUS」シリーズの系譜を受け継ぐのが、2015年のジロ・デ・イタリアで登場した「XELIUS SL」である。先代の面影を色濃く残しつつも、各部をブラッシュアップすることで、「SL」の名の通り軽量化を実現。同時に剛性と快適性の向上をも図っている。
中でも特徴的なのがシートチューブ・シートステー・トップチューブの集合部の造形だ。ラピエールでは「3D TUBULAR TECHNOLOGY」と呼ぶ独自技術により、シートステーを直接トップチューブに接続。直径が31.6mmから27.2mmへとサイズダウンされたシートポストとあわせて軽量化に成功した。
加えて、カーボンレイアップの見直しや臼式内蔵シートクランプも軽量化に貢献。プロユースの「Ultimate」グレードでは、フレーム単体でラピエール史上最軽量となる850g(フレーム単体/52サイズ)をマーク。今回インプレッションする「500 MCP」とはカーボンの素材自体が異なるものの、共通の形状としていることから、同様の軽さに仕上がっているという。
一方で、BB周りとリアトライアングルは従来モデルと比較して15%剛性がアップ。3mm短くなったチェーンステーとの組み合わせにより、レーシングバイクらしいダイナミックでパワーロスの少ないダイレクトな踏み味と軽やかな加速感を実現した。
ブレーキは先代と共通で、制動力と運動性能を高めるためにフロントはダイレクトマウント、ワイドリムのホイールを装着可能とするためにリアはノーマルタイプのキャリパーという実戦的な仕様。ヘッドチューブは下側1-1/4インチのテーパードデザインとなり、安定感あるハンドリングフィールを実現。フォークは空力性能を高めた専用品とされている。
ラインアップはフレーム素材別に、FDJ.frが使用するハイエンドモデル「Ultimate」、「600 FDJ MCP」、そして今回のインプレッションバイクである「500 MCP」の3グレードが設定されている。いずれもフレームサイズは46、49、52、55の4種類が揃う。
今回インプレッションする「500 MCP」はシマノ105完成車とフレームセットの2種類の販売パッケージが用意される。なお、実際の販売パッケージではホイール及びタイヤがマヴィック Aksium WTS 700x25Cだが、今回のインプレッションバイクには、輸入元の東商会が取り扱うゼンティスのカーボンディープホイール「SQUAD 4.2 チューブラー」が装着されていた。それでは、早速インプレッションに移ろう。
ーインプレッション
「ずっと乗っていたくなるほどに気持ち良い乗り味のバイク」
二戸康寛(東京ヴェントス監督/Punto Ventos)
ずっと乗っていたくなるほどに気持ち良い乗り味のバイクですね。好き嫌いはあるかもしれませんが、全体的にしなやかで、バネ感のある踏み心地は個人的には好印象。自分の様な体重の軽いライダーであれば多くの方が気に入るのではないでしょうか。
がっちりとBB周りが固められているのではなく、横方向へたわむように感じます。そして、フレームが元の形状に戻ろうとする際の反発が少ないことから脚に疲労が溜まりにくく、結果としてダンシングが長続きします。一方で力が逃げているという印象はなく、反発力がうまく推進力に変換されているような印象を受けました。
登りでは、シッティングかつハイケイデンスで走った時の方が軽やかに進んでくれました。一方で、ダンシングしてケイデンスを上げていっても気持ちよく登ってくれますし、シッティングからダンシングへの移行もスムーズ。トルクをかけてグイグイと踏み込むような走り方は似合いませんが、巡航性は高く、40~45km/hぐらいのレーススピードでも走りやすかったです。
そして、特徴的なシートチューブ上部の造形は快適性に効いており、特にリアからの突き上げがよく抑えられていますね。私の様に体重が軽いライダーの場合には、ちょっとしたギャップでも衝撃をもろにうけてしまいますから、後ろからの突き上げが和らげば、その分だけ体力の消耗を抑えられます。この振動吸収性の高さはロングライドや長距離のレースで活きてくることでしょう。
ただ、ゼロ発進や登りで踏む込んだ際に、トラクションが逃げる様なこともありました。ですから、加減速の多いクリテリウムのようなレースは不得意かな。私にはホビーライダーには最適な剛性レベルだと感じましたが、体重があったりハイパワーなライダーの場合にはトラクションをかけるために、後ろに重心をずらしたりする工夫が必要かもしれません。
またハンドリングには少しヒラヒラ感があり、高速コーナーでは若干頼りない印象もありましたが、購入に際して問題にするほどでもありません。これらのウィークポイントに目をつむれる程にこのバイクの快適性は魅力的です。もしハイパワーで物足りなさを感じる方は、上位グレードを選択すると良いでしょう。カーボン違いの上位グレードは剛性が上がっていると思われますから。
ホイールには軽量かつしっかりとした剛性感のあるモデルを組み合わせてあげたいですね。フレームの剛性を鑑みると、ハイトの高いエアロ系ホイールだと横風に煽られやすくなるかもしれません。今回の試乗車にアッセンブルされていたゼンティスの様に、ミッドプロファイルで剛性の高いモデルを選択すれば、より軽やかな乗り味になるでしょう。
「直進安定性の高さが特徴 個性的なシートチューブ上部の設計は快適性に効いている」
小室雅成(ウォークライド)
見た目も個性的ですが、ライディングフィールも個性的ですね。とにかく直進安定性が強いというのが第一印象です。これはシート角が73°と、トップチューブ長535mm近辺のバイクでは珍しいほど寝ており、つまりはホイールベースが長く取られているからでしょう。この乗り味は長距離のロードレースやロングライド、トライアスロンに向いていますね。
加えて、比較的トップチューブの傾斜が緩くホリゾンタルに近いことから、大ぶりにダンシングすると良く進んでくれました。振り子をイメージして、ケイデンス70rpmぐらいで、ペダルに体重を乗せながら踏み込んであげるとフレームの持ち味を引き出せます。
登りでいえば、緩斜面の方が得意であり、ダンシングを多用する様な急勾配は少し苦手かもしれません。今回は試せませんでしたが、ハイスピードでのスプリントも得意分野なはずです。踏み味は硬め。今回Sサイズを試乗した限りでは、軽量なライダーよりも、体重があり出力の高いライダーに向いていると感じました。ただ、サイズによって大きく印象が異なる可能性もありますから、購入前には試乗することをオススメします。
特徴的なシートチューブ上部の設計は快適性に効いていますね。シート角を寝かすとシートステー自体が短くなってしまうため快適性が低下しますが、「XELIUS SL」の場合にはトップチューブに接続することで、シートステーの長さを確保し、優れた快適性を実現していると考えられます。一方では踏み込んだ際に力が逃げるということはなく、BBにボリュームを持たせることで快適性と剛性を両立させているのでしょう。
やはり、ツール・ド・フランスの山岳ステージを制したモデルの共通のデザインを採用しているとあり、オールラウンドに性能を発揮してくれる1台です。長距離の登り下り、そしてゴールスプリントと、あらゆる場面をそつなくこなしてくれます。国内であればトップカテゴリーのレースにも対応してくれるはずです。
シマノ105仕様であることを考えるとやや割高にも感じますが、個性的な見た目で選ぶというのはアリですし、性能で後悔することはまず無いでしょう。また、シマノDi2に対応している点は、将来的なアップグレードを考える方には重要なポイントですね。
ラピエール XELIUS SL 500 MCP(完成車、フレームセット)
コンポーネント:シマノ 105(52-36T/11-28T)
ホイール:マヴィック Aksium WTS 700x25C
ハンドル:ジップ Service Course
ステム:ジップ Service Course
シートポスト:ラピエール Carbon 27.2mm
サドル:セライタリア X1
サイズ:46、49、52、55
カラー:White/Red(表面仕上げは艶有り)
税抜価格:399,000円(完成車)、299,000円(フレームセット)
インプレライダーのプロフィール
二戸康寛(東京ヴェントス監督/Punto Ventos)
高校時代から自転車競技を始め、卒業後は日本鋪道レーシングチーム(現 TEAM NIPPO)に5年間所属しツール・ド・北海道などで活躍。引退後は13年間なるしまフレンドに勤務し、現在は東京都立川市を拠点とする地域密着型ロードレースチーム「東京ヴェントス」を監督として率いる。同時に立川市に「Punto Ventos」をオープンし、最新の解析機材や動画を用いて、初心者からシリアスレーサーまで幅広い層を対象としたスキルアップのためのカウンセリングを行っている。
東京ヴェントス
Punto Ventos
小室雅成(ウォークライド)
1971年埼玉生まれ。中学生の時にTVで見たツール・ド・フランスに憧れ、高校生から自転車競技を始める。卒業と同時に渡仏しジュニアクラスで5勝。帰国後は国内に戻りトップ選手の仲間入りを果たす。ハードトレーニングが原因で一時引退するも、12年の休養期間を経て32歳で復活。42歳の際にJプロツアーいわきクリテリウムで優勝を飾って以降も現役を貫いている。国内プロトンでは最も経験豊かな選手の一人。ウォークライド所属。
小室雅成公式サイト
ウォークライド
ウェア協力:アソス
text:Yuya.Yamamoto
photo:Makoto.AYANO
フランス中部のディジョンに拠点を構え、ピュアレーシングモデルからシティサイクルまでをラインアップする総合バイクブランド・ラピエール。国内において認知度が高まってきたのはここ数年のことだが、創業は1946年とその歴史は古い。開発から性能テスト、組み上げまでを一貫して自社ファクトリー内で行っており、年間総生産台数は9万台と、ヨーロッパでも屈指の規模を誇る。
開発面ではシマノヨーロッパと協力関係にあり、今や主流となったBB86を他社に先駆けていち早く投入。その高い技術力は近年さらに向上しており、昨年はブランド初のエアロロード「AIRCODE」と、エンデュランスレーサー「PULSIUM」を同時にリリースした。
しかし、新モデルを矢継ぎ早にリリースするラピエールにあって、不動のピュアレーシングバイクといえるのがオールラウンダーの「XELIUS(ゼリウス)」である。かつて「X-LITE」というバイク名だったころより、自国の老舗プロチーム「FDJ」のメインバイクとして選手達の活躍に貢献。2013年のブエルタ・ア・エスパーニャでは、先代にあたる「XELIUS EFI Ultimate」が、斜度が平均10.2%/最大23.5%という難関峠「アングリル」を制している。
そして、数々の輝かしい戦歴を誇る「XELIUS」シリーズの系譜を受け継ぐのが、2015年のジロ・デ・イタリアで登場した「XELIUS SL」である。先代の面影を色濃く残しつつも、各部をブラッシュアップすることで、「SL」の名の通り軽量化を実現。同時に剛性と快適性の向上をも図っている。
中でも特徴的なのがシートチューブ・シートステー・トップチューブの集合部の造形だ。ラピエールでは「3D TUBULAR TECHNOLOGY」と呼ぶ独自技術により、シートステーを直接トップチューブに接続。直径が31.6mmから27.2mmへとサイズダウンされたシートポストとあわせて軽量化に成功した。
加えて、カーボンレイアップの見直しや臼式内蔵シートクランプも軽量化に貢献。プロユースの「Ultimate」グレードでは、フレーム単体でラピエール史上最軽量となる850g(フレーム単体/52サイズ)をマーク。今回インプレッションする「500 MCP」とはカーボンの素材自体が異なるものの、共通の形状としていることから、同様の軽さに仕上がっているという。
一方で、BB周りとリアトライアングルは従来モデルと比較して15%剛性がアップ。3mm短くなったチェーンステーとの組み合わせにより、レーシングバイクらしいダイナミックでパワーロスの少ないダイレクトな踏み味と軽やかな加速感を実現した。
ブレーキは先代と共通で、制動力と運動性能を高めるためにフロントはダイレクトマウント、ワイドリムのホイールを装着可能とするためにリアはノーマルタイプのキャリパーという実戦的な仕様。ヘッドチューブは下側1-1/4インチのテーパードデザインとなり、安定感あるハンドリングフィールを実現。フォークは空力性能を高めた専用品とされている。
ラインアップはフレーム素材別に、FDJ.frが使用するハイエンドモデル「Ultimate」、「600 FDJ MCP」、そして今回のインプレッションバイクである「500 MCP」の3グレードが設定されている。いずれもフレームサイズは46、49、52、55の4種類が揃う。
今回インプレッションする「500 MCP」はシマノ105完成車とフレームセットの2種類の販売パッケージが用意される。なお、実際の販売パッケージではホイール及びタイヤがマヴィック Aksium WTS 700x25Cだが、今回のインプレッションバイクには、輸入元の東商会が取り扱うゼンティスのカーボンディープホイール「SQUAD 4.2 チューブラー」が装着されていた。それでは、早速インプレッションに移ろう。
ーインプレッション
「ずっと乗っていたくなるほどに気持ち良い乗り味のバイク」
二戸康寛(東京ヴェントス監督/Punto Ventos)
ずっと乗っていたくなるほどに気持ち良い乗り味のバイクですね。好き嫌いはあるかもしれませんが、全体的にしなやかで、バネ感のある踏み心地は個人的には好印象。自分の様な体重の軽いライダーであれば多くの方が気に入るのではないでしょうか。
がっちりとBB周りが固められているのではなく、横方向へたわむように感じます。そして、フレームが元の形状に戻ろうとする際の反発が少ないことから脚に疲労が溜まりにくく、結果としてダンシングが長続きします。一方で力が逃げているという印象はなく、反発力がうまく推進力に変換されているような印象を受けました。
登りでは、シッティングかつハイケイデンスで走った時の方が軽やかに進んでくれました。一方で、ダンシングしてケイデンスを上げていっても気持ちよく登ってくれますし、シッティングからダンシングへの移行もスムーズ。トルクをかけてグイグイと踏み込むような走り方は似合いませんが、巡航性は高く、40~45km/hぐらいのレーススピードでも走りやすかったです。
そして、特徴的なシートチューブ上部の造形は快適性に効いており、特にリアからの突き上げがよく抑えられていますね。私の様に体重が軽いライダーの場合には、ちょっとしたギャップでも衝撃をもろにうけてしまいますから、後ろからの突き上げが和らげば、その分だけ体力の消耗を抑えられます。この振動吸収性の高さはロングライドや長距離のレースで活きてくることでしょう。
ただ、ゼロ発進や登りで踏む込んだ際に、トラクションが逃げる様なこともありました。ですから、加減速の多いクリテリウムのようなレースは不得意かな。私にはホビーライダーには最適な剛性レベルだと感じましたが、体重があったりハイパワーなライダーの場合にはトラクションをかけるために、後ろに重心をずらしたりする工夫が必要かもしれません。
またハンドリングには少しヒラヒラ感があり、高速コーナーでは若干頼りない印象もありましたが、購入に際して問題にするほどでもありません。これらのウィークポイントに目をつむれる程にこのバイクの快適性は魅力的です。もしハイパワーで物足りなさを感じる方は、上位グレードを選択すると良いでしょう。カーボン違いの上位グレードは剛性が上がっていると思われますから。
ホイールには軽量かつしっかりとした剛性感のあるモデルを組み合わせてあげたいですね。フレームの剛性を鑑みると、ハイトの高いエアロ系ホイールだと横風に煽られやすくなるかもしれません。今回の試乗車にアッセンブルされていたゼンティスの様に、ミッドプロファイルで剛性の高いモデルを選択すれば、より軽やかな乗り味になるでしょう。
「直進安定性の高さが特徴 個性的なシートチューブ上部の設計は快適性に効いている」
小室雅成(ウォークライド)
見た目も個性的ですが、ライディングフィールも個性的ですね。とにかく直進安定性が強いというのが第一印象です。これはシート角が73°と、トップチューブ長535mm近辺のバイクでは珍しいほど寝ており、つまりはホイールベースが長く取られているからでしょう。この乗り味は長距離のロードレースやロングライド、トライアスロンに向いていますね。
加えて、比較的トップチューブの傾斜が緩くホリゾンタルに近いことから、大ぶりにダンシングすると良く進んでくれました。振り子をイメージして、ケイデンス70rpmぐらいで、ペダルに体重を乗せながら踏み込んであげるとフレームの持ち味を引き出せます。
登りでいえば、緩斜面の方が得意であり、ダンシングを多用する様な急勾配は少し苦手かもしれません。今回は試せませんでしたが、ハイスピードでのスプリントも得意分野なはずです。踏み味は硬め。今回Sサイズを試乗した限りでは、軽量なライダーよりも、体重があり出力の高いライダーに向いていると感じました。ただ、サイズによって大きく印象が異なる可能性もありますから、購入前には試乗することをオススメします。
特徴的なシートチューブ上部の設計は快適性に効いていますね。シート角を寝かすとシートステー自体が短くなってしまうため快適性が低下しますが、「XELIUS SL」の場合にはトップチューブに接続することで、シートステーの長さを確保し、優れた快適性を実現していると考えられます。一方では踏み込んだ際に力が逃げるということはなく、BBにボリュームを持たせることで快適性と剛性を両立させているのでしょう。
やはり、ツール・ド・フランスの山岳ステージを制したモデルの共通のデザインを採用しているとあり、オールラウンドに性能を発揮してくれる1台です。長距離の登り下り、そしてゴールスプリントと、あらゆる場面をそつなくこなしてくれます。国内であればトップカテゴリーのレースにも対応してくれるはずです。
シマノ105仕様であることを考えるとやや割高にも感じますが、個性的な見た目で選ぶというのはアリですし、性能で後悔することはまず無いでしょう。また、シマノDi2に対応している点は、将来的なアップグレードを考える方には重要なポイントですね。
ラピエール XELIUS SL 500 MCP(完成車、フレームセット)
コンポーネント:シマノ 105(52-36T/11-28T)
ホイール:マヴィック Aksium WTS 700x25C
ハンドル:ジップ Service Course
ステム:ジップ Service Course
シートポスト:ラピエール Carbon 27.2mm
サドル:セライタリア X1
サイズ:46、49、52、55
カラー:White/Red(表面仕上げは艶有り)
税抜価格:399,000円(完成車)、299,000円(フレームセット)
インプレライダーのプロフィール
二戸康寛(東京ヴェントス監督/Punto Ventos)
高校時代から自転車競技を始め、卒業後は日本鋪道レーシングチーム(現 TEAM NIPPO)に5年間所属しツール・ド・北海道などで活躍。引退後は13年間なるしまフレンドに勤務し、現在は東京都立川市を拠点とする地域密着型ロードレースチーム「東京ヴェントス」を監督として率いる。同時に立川市に「Punto Ventos」をオープンし、最新の解析機材や動画を用いて、初心者からシリアスレーサーまで幅広い層を対象としたスキルアップのためのカウンセリングを行っている。
東京ヴェントス
Punto Ventos
小室雅成(ウォークライド)
1971年埼玉生まれ。中学生の時にTVで見たツール・ド・フランスに憧れ、高校生から自転車競技を始める。卒業と同時に渡仏しジュニアクラスで5勝。帰国後は国内に戻りトップ選手の仲間入りを果たす。ハードトレーニングが原因で一時引退するも、12年の休養期間を経て32歳で復活。42歳の際にJプロツアーいわきクリテリウムで優勝を飾って以降も現役を貫いている。国内プロトンでは最も経験豊かな選手の一人。ウォークライド所属。
小室雅成公式サイト
ウォークライド
ウェア協力:アソス
text:Yuya.Yamamoto
photo:Makoto.AYANO
Amazon.co.jp
カテゴリー: Alcoholic Beverage
メーカー: じざけやワイン
参考価格: ¥ 5,880
最安価格: ¥ 5,880
アマゾン価格: ¥ 5,880