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クラブ「青山蜂」がクラウドファンディング 摘発後に再開、防音工事費を募る

近隣住民に配慮、「前向きな営業」目指す

風俗営業法違反容疑(無許可営業)で摘発された、東京・渋谷のクラブ「青山蜂」が3月30日、防音工事の費用を捻出するためのクラウドファンディングをCAMPFIREで始めた。

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「なくならないで」存続求める声

青山蜂は1月末、「特定遊興飲食店」の許可がないまま深夜に客にダンスをさせたとして、経営者ら3人が警視庁に逮捕された。2016年の改正風営法の施行後初の摘発とあって、全国的に大きな注目を集めた。

青山蜂は22年前から営業する老舗の小箱で、若者を中心に根強い人気がある。

ネット上には「青山蜂なくならないでほしい」「なんで良い音楽と幸せな空間を提供して逮捕されなきゃいけないの?」という声が広がり、水曜日のカンパネラのコムアイさんやクラムボンのミトさんら、アーティストも相次いで事件に言及した。

青山蜂はいいクラブなので、なくならない気がします。自分がパフォーマンスをする場所ではないけれど、いっぱい栄養をもらって、音楽の清さに胸打たれる瞬間がたくさんあって感謝しています。10ルクスない暗闇に人が揺れて、音楽を粘土のようにして遊ぶ、欲望に弱く生命力の強い人たちを愛しています。

青山のクラブ『蜂』について、 逮捕された僕の知り合いでもある 後藤さんについて、 思ったことを書きました。 音楽を愛すひと、 音楽を生業とするひと、 そして子を持つ親のかたに、 ぜひ読んでほしいです。 そして、 もしよかったら広めて頂ければ幸いです。 クラムボン ミト https://t.co/Rnca8cBCuu

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より一層の防音を徹底

3月10日には営業を再開。「特定遊興飲食店」の対象エリア外で、新たに許可を取ることができないため、午前0時までの法律に触れない時間帯だけ店を開けている。

今回のクラウドファンディングでは、2階バーカウンター裏の防音工事や、3階入り口への遮音ドア設置などのための費用を募る。

青山蜂では摘発前から騒音対策に力を入れており、防音工事に加えて、酔客が外でたむろしないよう再入場を禁止するなどの対応をとってきた。営業再開にあたり、いままで以上に防音を徹底し、近隣への配慮に万全を期する構えだ。

近隣と協調、前向きな営業を

経営者の後藤寛さんは、BuzzFeed Newsの取材にこう語る。

「多くの方の応援があり、『いつまでも営業してほしい』という声をたくさんいただきました。近隣住民の方々の理解を得ながら、前向きな営業を続けていくために、ぜひご協力いただけたら」

目標は200万円。寄付金額に応じて、入場料フリーやオリジナルのマグカップなどのリターンがある。目標額を上回った場合には、営業休止期間中の店舗の家賃や従業員の給与の補填にあてたいという。

また、クラウドファンディングとは別に、ドネーションTシャツも販売されている。収益は青山蜂に全額寄付される。



Ryosuke Kambaに連絡する メールアドレス:ryosuke.kamba@buzzfeed.com.

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