連続テレビ小説 わろてんか(148)「みんなでわろてんか」[解][字][デ][再] 2018.03.28

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(玉音放送)「然れども朕は時運の趨く所堪え難きを堪え忍び難きを忍び以て万世の為に…」。
昭和20年8月15日。
玉音放送により国民は終戦を知りました。
そしてひとつきほどたちました。
(てん)ご苦労さんやったな。
(風太)いや…。
(トキ)リリコさんや芸人さんらは?このひとつきあちこち捜し回ったんやけど居所が分かったんは親戚んとこに疎開してる亀さん万丈目はん歌子はんだけや。
ああそや隼也の事は何か分かったか?
(つばき)うちの人もこちらの洋平さんの安否もまだ…。
うちは大阪に戻ろう思てます。
(りん)姉さん大阪はまだ危ないえ。
(治平)もうしばらくはここにおった方がええで。
(新平)せや。
なんも慌てる事ないやろ。
おおきにありがとうございます。
けどみんなが風鳥亭に帰ってきた時にうちがいてへんかったら寄席も始められまへん。
ほんならうちも。
私も。
あんたらは子ぉらともうしばらくここに置いてもらい。
(風太)そやな。
そうして頂けると助かります。
子どもの事はわしに任しとき。
おおきに。
よろしゅうお願いします。
・「出かける時の忘れ物」・「ひょいとつかむハンカチのように」・「心の中にすべり込む」・「いちばんちいさな魔法」・「泣いたり笑ったり」・「今日も歩き出す」・「ありがとうと言いたいあなたのために」・「ごめんねと言えないあなたのために」・「パレードはまわり続けてる」こないなって…。
藤吉はん…。
堪忍。
堪忍え。
分かってた事やのに…。
おてんちゃん…。
楓さん!社長…専務!ようご無事で。
楓さんは今どこに?箕面の親戚のとこに両親と一緒に。
専務が捜してくれてはるらしいて聞いて。
これを。
漫才の台本?守ってくれてはったんか?おおきに。
楓さんが…楓さんが戻ってきてくれはったら百人力や!すんません!へ…?今は家族の面倒見んならんさかい。
てんシャキッとせえ。
てんが笑わんでどうする?笑いの神さんがへそ曲げんで。
うん。
総監督!お母ちゃん!とわ!とわ!無事やったか。
あんた安来に帰ったて聞いてたけどこっちいたんか。
そげです。
そうか。
ほかのみんなは?なつとあやは安来にお〜ます。
だども都が…都が神戸で空襲に遭って…亡くな〜ました。
そうか…。
つらかったな。
はい。
とわ。
踊りの仕事がやりたいんやったらまた一緒にやるか?今は毎日食べ〜事もできませんけん明日里に戻ります。
社長!佐助!
(富)ようご無事で。
あんたらこそよう…。
空襲で足やられまして…。
この人もう曲芸もできまへんし芸人は引退して田舎に帰ろう言うてますねん。
(風太)そうか。
(ため息)やっと芸人見つけても相方が戦死したやの空襲で行方知れずやの悲しい話ばっかりや。
あいつもあいつもあいつもあいつも…。
みんな死んでもうた。
おうこらキース!アサリ!お前らどこ行った!?リリコ!四郎…。
はよ戻ってこい!看板あってもお前ら芸人おらんかったら寄席にならんやないか!
(泣き声)アカン俺まで弱気になってもうた…。
アカン…。
おいてん。
兵隊さんもな復員が始まってるみたいやし隼也も伊能さんもみんなもきっと無事に帰ってくる。
信じて待とう。

(鈴の音)何で?何で出てきてくれへんの?
(鈴の音)・
(鈴の音)・藤吉はん。

(鈴の音)・藤吉はん。

(鈴の音)てんと風太は風鳥亭の前でひたすら待ち続けました。
と〜んと〜ん!すいとんいかがですか?うまそうやな。
1つくれ。
へえおおきに。
5円です。
生地足らへんな。
作ってくるわ。
おおきに。
うわっうまそや。
ねえさん俺にも1つ頼むわ。
へえ。
わしももらうわ。
5円です。
あっ!アハハハ〜!ちょっと何してんの!何やのもう!ええ加減にしぃ!返して!離せ!このアマ!イテテテテテッ!離せよ!てめえコノヤロー!すんまへん!あら?これどっかで見たような…。
…という事はこのお方は。
(拍手と歓声)
(拍手)大丈夫ですか?伊能さん…。
さあ。

(風太)おいてん!何の音や?生地やり始めてしもたからなちょっと手が離せ…。
何があったんやこれ!え!おうおう大丈夫か?おい何があったんや。
伊能さんや〜!ハハハハッ伊能さんや!よう戻ったな!お帰りやす!ただいま。
アメリカに行ったまま行方知れずになっていた伊能の6年ぶりの帰還でした。
2018/03/28(水) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 わろてんか(148)「みんなでわろてんか」[解][字][デ][再]

終戦後、てん(葵わかな)は北村笑店の再開準備をするため風太(濱田岳)と一緒に大阪へ戻った。そこで芸人たちが帰って来るのを待つが、誰一人戻らず落ち込んでしまう。

詳細情報
番組内容
終戦からひと月、てん(葵わかな)は北村笑店の再開準備をしようと、風太(濱田岳)と一緒に大阪へ戻るが、焼け落ちた寄席を見てがく然とする。そこへ楓(岡本玲)が命がけで守った漫才台本を届けに来て、お互いの無事を喜びあった。てんと風太は芸人たちが戻って来るのを待つ間、生活の足しにしようとすいとんの販売を始める。てんはガラの悪い男たちに売り上げを奪われそうになるが、思わぬ人物が助けに入ってくれた。
出演者
【出演】葵わかな,高橋一生,濱田岳,徳永えり,岡本玲,堀田真由,水上京香,西川きよし
原作・脚本
【作】吉田智子

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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