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股関節を柔らかくして美姿勢に 寝る前5分の骨盤ヨガ

日経ヘルス

2018/3/30

■こんな人に「骨盤ヨガ」はお薦め!

□ 猫背や、肩が内側に向いた巻き肩である
□ あお向けに寝るとひざや腰が浮く
□ 脚を伸ばして座ると腰が立たない(長座ができない)
□ 脚がむくみやすい

 デスクワークなどで座っている時間が長い人、姿勢の悪さや肩こり、腰痛が悩みの人に向く。運動不足で筋力に自信がない人でも無理なくできる。

■「骨盤ヨガ」がNGの人

・ 人工関節を入れている人
・ 変形性膝関節症の人
・ 椎間板ヘルニアの人
・ 股関節痛の人で医師のチェックを受けていない人

 股関節をしっかり動かすため、股関節の機能障害や痛みがあるものの医師の診察を受けていない人は行わないこと。

 

【まずはここから! 股関節ほぐしのポーズ】

 骨盤の前や後ろをぐぐっと伸ばす前に、脚の重さを利用して左右に倒して、股関節をゆっくりとほぐしていこう。できるだけお尻を浮かせないで行うと、股関節を柔らかくする効果が高まる。

■股関節ほぐしのポーズ:交互にゆっくり、ジワジワ伸ばす

交互にゆっくり伸ばす、股関節ほぐしのポーズ

1.床に座ってひざを大きく開いて直角に立て、手を体の後ろ側につく。上半身はリラックスさせる。2.右ひざを内側に倒し、フーッと息を吐きながら右脚の重みを感じる。できるだけ、お尻の右側を床につけたまま行う。足裏は自然に浮いて良い。3.今度は逆に、左ひざを内側に倒し、フーッと息を吐きながら左脚の重みを感じる。これをゆっくり繰り返す。

 

【骨盤の後ろを伸ばして、股関節の動きをなめらかに】

 「骨盤ヨガ」は、まず骨盤の後ろ側、凝ったお尻の筋肉をしっかりほぐすことから行う。「あぐらのポーズ」で股関節をしっかり開いた姿勢をとり、上体を前に倒すことで、お尻をほぐす。

 また、「四つばいのポーズ」では、脱力した上半身の重みを股関節にかけながら、骨盤を回すことで、股関節の動きを高める。

 「股関節の骨の形や関節のはまり方は個人差があって変えられないが、動かせる範囲(可動域)を広げることは誰にでもできる」と峯岸さん。

■あぐらのポーズ:お尻の凝りも腰痛も改善

 上半身を真っすぐにし、股関節から体を折るようにして傾けるのがポイント。凝り固まったお尻の筋肉がほぐれるため、悪い姿勢が原因の腰痛も改善。胸がしっかり開くため、バストアップにも。

お尻の凝りや腰痛を改善するあぐらのポーズ

1.あぐらをかいて、かかとを自分のほうに引き寄せる。手は体の後ろ側につく。2.手のひら、もしくは指で床を垂直に押すようにして骨盤を立て、上体を引き上げるようにして背すじを伸ばす。3.上半身を伸ばしたまま、息を吐きながら前に傾けていく。斜め45度ぐらいで手を前につき、ゆっくり2~3呼吸。ひじを軽く曲げ、手のひらで床を引き寄せると、股関節にも働きかけられる。

 

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