サルコジ元大統領、汚職の罪で公判へ

2018.03.30 Fri posted at 13:00 JST

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パリ(CNN) フランスのサルコジ元大統領が、汚職と利益誘導の罪で裁判にかけられる見通しとなった。事情に詳しい関係者が29日、CNNに明らかにした。

サルコジ氏をめぐっては2014年、弁護士を通じ自らの資金疑惑に関する捜査情報を当時の上級判事から入手しようとしたとの疑惑が浮上している。仏紙ルモンドなどが報じたところによると、同氏の弁護士はこの上級判事に対し、情報提供の見返りにモナコでの要職のポストを与えることを示唆したという。

当該の弁護士と上級判事はともに疑惑を否定している。

サルコジ氏は07年から12年まで大統領を務めた。同氏については07年の大統領選でリビアから不正に選挙資金を調達した疑惑も伝えられている。

この件に対してサルコジ氏は、22日付けの仏紙フィガロのオピニオン欄で、不正があったことを示す「具体的な証拠は何もない」と反論した。

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