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トライバンドルーターで干渉を回避
無線LAN混雑の回避策として有効なのが、3つの通信路を同時に利用できる「トライバンド」ルーターだ。帯域が増え、干渉の多いチャネルを避けられる。
現在主流の家庭向け無線LAN機器は、2.4GHz帯と5GHz帯の2バンドを同時に使える。いわゆる「デュアルバンド」製品だ。このうち5GHz帯は2007年の省令改正でチャネル数が8から19に増え、2016年末から800Mビット/秒超のチャネルを2つ同時に扱える「トライバンド」製品が出始めた。
例えば2018年1月発売のバッファロー製「WTR-M2133HP」は、5GHz帯でIEEE 802.11ac準拠の866Mビット/秒の通信路を2つ、2.4GHz帯で802.11n準拠の400Mビット/秒の通信路を1つ、それぞれ独立した3つの通信路を持つトライバンドルーターだ。
無線LAN機器の干渉を設定や機器の更新で回避した後も、遅さを感じたらどこが混雑しているかを速度測定で把握しておきたい。