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» 2018年03月30日 07時00分 公開
市販マスクが花粉除去率99%になる方法を環境省が紹介 ガーゼとコットンで可能
ガーゼは洗濯して再利用できます。
[高橋ホイコ,ねとらぼ]
環境省サイトで紹介されている「市販のどんなタイプのマスクでも99%以上の花粉除去率」になる“インナーマスク”が話題となっています。ガーゼと化粧用コットンでできます。
みんなに知ってもらいたい「インナーマスク法」
インナーマスクの作成方法を紹介します。「環境省の花粉症環境保健マニュアル(2014年1月改訂版)」に掲載されている内容です。
- ガーゼを10センチ四方に切り、2枚用意します
- 化粧用コットンを丸め、1枚のガーゼでくるむ(インナーマスク)
- 市販の不織布マスクにもう1枚のガーゼを4つ折りにしてあてる
- 鼻の下にガーゼでくるんだコットン(インナーマスク)を置く
- 3.のガーゼをあてたマスクを装着する
※息が苦しい場合には、コットンの厚さを半分にしてください。
インナーマスク法は「文部科学省科学振興調整費、生活・社会基盤研究、生活者ニーズ対応研究『スギ花粉症克服に向けた総合研究(第II期成果報告)』の研究成果を引用しています。
研究では18種の市販マスクを調査。ガーゼマスク1種をのぞき、全てが90%以上の花粉阻止効果を示しました。しかし、素材が90%以上の花粉阻止率であっても実使用では10~40%も低下してしまいます。マスクの上下左右の隙間から花粉が侵入するためです。
ガーゼが花粉を補足するため、ガーゼ使用で不織布マスクでは10%、平面ガーゼマスクでは15~30%ほど花粉阻止効果が上昇します。ガーゼ複数枚を重ねて使うと効果がアップすることも分かりました。
ガーゼの替えを用意しておき、マスク脱着のたびに新しいものと交換するといいそうです。ガーゼは洗濯して再利用できます。
(高橋ホイコ)
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