夏になるとよく言われるのは、「土用の丑の日にウナギを食べる」というのがあります。
しかし、ウナギの旬は夏ではないのです。

実はウナギの旬は秋の終わりから冬の初め、つまり11月あたりが一番おいしいのです。

では、なぜ夏にウナギを食べる習慣ができたのでしょうか?

それは、平賀源内が広めたと言われています。

夏のころは、ウナギは旬から一番離れている時期で、まともに食べられる時期ではありませんでした。

それに悩んだウナギ屋さんが平賀源内に相談したところ、夏バテが多い季節なので、土用の丑の日にウナギなど「う」がつく食べ物を食べれば夏バテしない、と宣伝しなさいとアドバイスしたことで、土用の丑の日と掲載しながらも宣伝を繰り返すことで、夏でもウナギが食べられるようになった、と言われています。

逆に、ウナギの旬であるはずの秋の終わりにはあまり食べられない、という逆転現象が起きているくらいです。

今でこそ、栄養ドリンクなどがある現代ですので、ウナギを美味しくいただきたいのであれば、夏ではなく、11月あたりを狙い目にしましょう。