zero近年、ダイエット目的でカロリーゼロ、あるいは低カロリーの食品、飲料をよく見かけます。

特に甘みのついた飲料、食品になると、砂糖や果糖などの代わりに、カロリーの少ない甘味料を添加していることが多いです。

私も、3年ほど前から糖尿病が発覚し、治療を続けていますが、炭水化物の一つでもある砂糖の摂取を避けるため、ゼロカロリーのコーラ、炭酸飲料をよく飲んでいました。

しかし、最近ではこうした人工甘味料を使った食品が、糖尿病を促進するリスクがあるという論文が発表されました。 

糖尿病の発症、促進のリスク

それによると、ラットに砂糖、人工甘味料をそれぞれ与えて実験をしたところ、 人工甘味料では細胞での糖の吸収が鈍くなる現象が見られ、血糖値の上昇につながるリスクを確認した、とのことです。
これは人間における実験でも確認されたそうです。 

つまり、糖尿病の予防、治療のために、摂取糖分を抑える目的でゼロカロリーの飲料を飲み続けるのは却って逆効果、 ということになります。
いずれにしても、糖尿病、ダイエットのいずれにおいても、「甘いもの」は炭水化物同様に抑えることが大事、ということになります。 

ただし、過剰に制限してしまうと、低血糖により最悪は死に至ることがありますので、特にインスリンの注射、血糖降下剤を飲んでいる人は気をつけましょう。