私は年がら年中アレルギーに悩まされています。症状は重くないんだけど、地味にくしゃみや鼻水が止まらなくなり、鼻呼吸ができないとクンニも困難になるから、年がら年中なにかの薬を飲んでいます。薬代もバカになりません。
で、もっとも安価な部類のアレルギー薬「ストナリニ」が非常にヤバイです。
【第2類医薬品】ストナリニS 24錠
- 佐藤製薬
- 参考価格¥ 2,030
価格¥ 698(2018/03/29 17:51時点) - 発売日2008/10/01
- 商品ランキング8位
成分・分量
2錠中
〔成 分〕 クロルフェニラミンマレイン酸塩
〔分 量〕 <内核>6mg <外層>6mg
〔働 き〕 アレルギーによる鼻づまり、鼻水を抑えます。〔成 分〕 フェニレフリン塩酸塩
〔分 量〕 <内核>6mg <外層>6mg
〔働 き〕 鼻粘膜のうっ血(血がとどこおること)やはれを抑え、鼻づまりを緩和します。〔成 分〕 ダツラエキス
〔分 量〕 <内核>12mg <外層>12mg
〔働 き〕 副交感神経に働いて、鼻炎による症状を改善します。
・・・なんと、キチガイナスビの異名を持つ「ダチュラ」のエキスを内核と外層それぞれ12mgずつ、合計24mg配合!食べてもバッドトリップしかしないと言われたダチュラが、長時間に渡って副交感神経に働きかけます。
ちなみにダチュラ、東京都内で唯一おおっぴらに大麻が栽培されている「薬用植物園」でも見ることができます。そこら中にダチュラのタネが落ちていたけど、薬用植物園からなにかを持ち帰るのは、ダメ、ゼッタイ!
【関連】東京都公認の大麻畑に行ってみた【2015】
そして、何が作用しているのか分からないけど強烈に眠くなります。手の先がぷるぷるするくらいに眠くなり、起きようとしても意識が消えていきます。
つまり・・・
ストナリニを飲むと、強烈な眠さとともに軽い変性意識状態になります。変性意識といっても、幻覚とか覚醒とかの状態ではなく、せん妄です。なんかクラクラして、平衡感覚が怪しくなって、視界が定まらず、仕事にならない感じです。
ベニテングタケを食べたときに似ています。
花粉症などのアレルギーをお持ちの皆さん、いくら安くて長時間作用するからといって、ストナリニに手を出すのはオススメできません。有名な花粉症薬「アレグラ」のジェネリック品が一番よいと思います↓
また、何らかの意識の変化を求めている人にも、ストナリニは「せん妄」なのでオススメできません。ストナリニでは何も気づきがありません。
アメリカでたくさん売られている、アテンションリンク(AttentionLink)や5-HTP(5-ヒドロキシ・トリプトファン)100mgのようなメンタルヘルス系のサプリの方がよほどマシかと思います。
なんでこんな成分の薬がふつーに販売され続けているんだろうなと思ったので書いてみました。