第6世代iPad 製品レビュー | iPad Proとディスプレイを比較しながらApple Pencilとアプリの使用感をチェック

大ヒットするのではないか?と予想されている第6世代iPadが本日より発売開始。価格も性能も今までのiPadに比べて大きな進歩を遂げました。しかもApple Pencilに対応するということで、iPadをお絵描きや手書きメモに使いたかったけれど、iPad Proでは高価すぎる!と感じていた人に最適なiPadとなるでしょう。

手元に届いた初日ですので、今回はiPad Proと比較しながらファーストインプレッションをお届けしたいと思います。

第6世代の新iPadがやってきた!

イベントで発表された深夜のうちにすぐ予約注文したのですが、発送予定とされていた3月30日よりも1日早く届きました!発表から手元に届くまで待たなくてもよいは素晴らしいですね。「欲しい」がすぐ手元に来るApple凄い。

最近のApple製品はiPhoneXにしても、発表されてから発売されるまで待たなければならないことが多かったので、今回のように改善されていくと嬉しいですね。

パッケージに同梱されているものはLightning-USBケーブルに電源アダプタ、小さな説明書のみです。

箱の背面にはちゃんと「iPad (6th Generation)」と記載されています。今回は個人的な検証のために欲しかったので最安の32G Wi-Fi シルバーモデルを購入しました。

価格は37,800円(税抜)で税込だと40,824円となります。

▼性能の近い9.7インチiPad Proとの比較はこちらで掲載しています。

第6世代iPadをiPad Proと比較する

所持している10.5インチiPad Proと外観を比較してみました。
厚みや重さの差はありますが、どちらも仕上がりはきれい。iPad Proには上部にもスピーカーがあり音が全方向に立体的に出ていますが、第6世代iPadは下部のみなのでやや物足りなさはあります。

キーボードやシャッター音などの伝わり方もずいぶん違います。
またカメラの性能に差があるためレンズ部分の出っ張りはありません。

iPadc Proに採用されている反射防止ディスプレイの効果も比べてみました。
第6世代iPadの方が明らかに反射が強くなっています。比べてみるとやっぱりiPad Proの液晶は優れていますね。

iPad Proと比較すると大きな差はありますが、保護フィルムを貼って使う場合似たような状態になるため、多くの人にとって気にならないことかもしれません。

Apple Pencil使用時の画面との視差は比べると大きい

さらにiPad Proには液晶とガラスの隙間を限りなく少なくする「フルラミネーションディスプレイ」が採用されています。第6世代iPadはこれが省かれているため、Apple Pencilを使ってお絵描きしたい人にとって気になるところでしょう。

実際に新iPadと10.5インチiPad Proをそれぞれ斜めから撮影してみると、上の画像のように明らかな差が出ました。新iPadではペンの接触面から1ミリほど下の液晶に描画されているのに対し、iPad Proではほぼ隙間ない状態で描画面があります。iPad Proのダイレクト感はこのディスプレイ仕様によって生み出されていると言えます。

ただしこれは意地悪してかなり斜めから撮影したもので、ペンで描いているときはほぼ真上から見るため、この差が気になって描けないといったことは無いと思います。

Apple Pencilを使って実際に描いてみる

iPadなのにApple Pencilが使える!というのはiPad Proを初代から買っているユーザーとしては奇妙な感覚ですが、描き始めるとすぐに慣れてしまって第6世代iPadだということを忘れてしまいますね。

とりあえずファーストインプレッションとして「Procreate」アプリでスケッチしてみました。

第6世代iPadではA4サイズのキャンバスでレイヤーは57枚が上限です。これはiPad Proと変わりありません。特に性能差はなさそうです。

iPad Proと同様にApple Pencilの筆圧や傾きにも対応します。
線を素早く描いたときの遅延はiPad Proと比較しても、気にするほどの差はないと思います。快適に描けます!

またガラス面は滑りやすいというのが当たり前なのですが、iPad Proモデルよりも心持ち摩擦が強いように感じました。これは逆に描きやすかったです。

Apple Pencilはペン先が滑りやすいかも…と感じている人もまずはフィルムなしで試しておいた方がいいかもしれません。フィルムつけた方が滑りやすくなるかも。

しばらく描きこんでみましたが、特に不便や動作が重くなるようなこともありません。パームリジェクション(手のひらとペン先を区別して誤動作を防ぐ機能)もしっかり効いています。

iPad Proの環境に慣れている身としては、第6世代での描画は遅延や反射が気になるかな…と思っていましたがほぼ違和感はなかったです。でも使用後の目の疲れ具合はやっぱり大きいですね。

長時間仕事で使うならやっぱりiPad Pro一択となりそうです。

Apple Pencilが使える環境が手頃な価格で手に入る

iPad Proと比較しても違和感なくお絵描きもできました。画面の反射や疲れ具合は、やはりiPad Proに軍配が上がりますが、このレベルの液晶タブレットが4万で手に入るというのはすごいことだと思います。

ちょっとデジタルペイントや手書きメモをやってみたい人には、Windowsタブレットよりも断然気軽に使えるはずです。セットアップなどの煩わしさがほぼないですから。

今まで価格面で足踏みしていた方には、おすすめのiPadと言えるでしょう。

以上、とりあえずファーストインプレッションでした。

次回はまた別の視点で第6世代iPadレビューする予定です。

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