強盗犯に“ダミー札束” 渡す瞬間はドキドキ
群馬県館林市のパチンコ店に隣接する景品交換所。27日午後11時すぎ、黒ずくめの男が現れた。
交換所の従業員:「ゆっくりした声で『お金を渡して下さい』と」「(Q.丁寧な言葉ですか?)丁寧な言葉で」「(Q.刃物は持っていた?)かまの大きいやつだ」
かまのような刃物を握り、丁寧な言葉で金を要求した強盗犯。従業員の男性が、交換所の中に入ってきた男に札束2つを渡すと、奪って逃走したという。被害額は200万円かと思いきや…。
交換所の従業員:「ダミーが…。200万円。一番上と下だけ1万円札。帯の2つを輪ゴムで縛ってあるから、(奪われたのは)一番上と一番下で2万円」
札束は上と下だけ本物で、中身は紙のダミー。強盗対策であらかじめ用意していたという。しかし…。
交換所の従業員:「ダミーだから、パラパラってやると(偽物だと)分かっちゃうので、渡した瞬間に(男を)押し出したんですよ」
逃げた男は身長180センチ、年齢30代くらいで、警察が行方を追っている。