【閲覧注意】札幌ひばりが丘病院が起こした事件が謎すぎる

ググるな危険「検索してはいけない病院 2017」に掲載された病院です…経緯や今後が気になります。

更新日: 2018年03月28日

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札幌ひばりが丘病院で医療用麻薬並びに麻薬帳簿を紛失

札幌ひばりが丘病院で、厳重な管理が義務づけられている医療用麻薬の在庫が3年ほど前から帳簿の数量と合わなくなっていた。

また、担当の薬剤師が2014年、15年度の2年分の使用・廃棄歴の帳簿を紛失していたことも判明。

納入記録と合わないのは医療用麻薬フェンタニルなど約30種類の錠剤やアンプル計数百個。

在庫と合わない数量は納入記録やカルテから割り出した。

病院の管理がずさんだったとして北海道厚生局麻薬取締部が麻薬取締法違反の疑いで捜査。

麻取→攻殻機動隊→強化外骨格→「サイトーそいつをよこせええええ!」な攻殻SAC悩な私であった。 → 札幌の病院で麻薬帳簿紛失 在庫数合わず 麻取が捜査 - 産経ニュース sankei.com/affairs/news/1… @Sankei_newsさんから

紛失した経緯

同年11月に病院側から「在庫の数が合わない」と保健所に連絡があった。

同月に北海道や麻薬取締部が立ち入り検査したところ、平成25年10月から2年分の帳簿がなく、他の書類との照合から鎮痛用麻薬フェンタニルなどの在庫が足りなくなっている可能性が浮上した。

北海道は病院に対し管理態勢の改善を指導したが、2017年1月の立ち入り検査でも改善されていないことが分かった。

同年2月に麻薬取締法違反の疑いで北海道厚生局麻薬取締部が捜査を開始。

札幌ひばりが丘病院とは

札幌市厚別区にある医療機関。医療法人潤和会が運営する病院である。国道12号線沿いにあり、近年は緩和ケアと在宅医療に力を入れている。

国道12号線側から見た正面からの外観写真。

医療用麻薬って何?

癌(がん)などの激痛を抑えるため、法律で医療用に使用が許可されている。法的には「麻薬及び向精神薬取締法」において麻薬に指定されており、医師や薬剤師には厳重な管理が求められている。

麻薬帳簿って何?

<1>麻薬帳簿は、万年筆、ボールペン等で記載してください。パソコンで帳簿を作成することも可能ですが、定期的に印刷して保管してください。
<2>麻薬帳簿には以下の事項を記載してください。なお、記載は、出来る限りその日のうちに行い、在庫量を常に明確にしてください。
・譲受、譲渡または廃棄した麻薬の品名、数量、その年月日
・事故により届出た麻薬の品名、数量、その年月日
<3>麻薬帳簿は、最終記載の日から2年間保存しなければならない。
<4>備考欄等を利用して、麻薬の譲受の相手方やロット番号、施用した患者の氏名等が分かるように記載してください(指導事項)。

麻薬帳簿には麻薬の使用・廃棄歴が記録されている。医療用麻薬がきちんと管理されているかどうか把握するためのもの。流用を避けるため過去2年分の帳簿を医療機関に義務付けている。

医療用麻薬の記事によく出てくる「フェンタニル」って何?

鎮痛用麻薬で有名なものがモルヒネだが、フェンタニルは合成して作られた麻薬で鎮痛効果が100倍とかなり強力。また、副作用も比較的少ない。使用できるものに注射剤と貼り薬(パッチ薬)があり、他の麻薬よりも扱いやすいこともあって普及している。

しかし、国内外を問わず悪用する例が後を絶たない。マイケル・ジャクソンやプリンスが薬物中毒死したのもフェンタニルと言われている。