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東急田園都市線で「渡り線」追加 トラブル発生時の折り返し運転を強化

東急電鉄が2018年度から2020年度までの3か年を実施期間とする中期経営計画を策定。安定輸送の実現を重点施策の1番目に盛り込みました。トラブルが相次いだ田園都市線では折り返し設備の改修なども盛り込まれています。

安定輸送の実現を前面に

 東急電鉄の野本弘文社長と次期社長の高橋和夫専務取締役は2018年3月27日(火)、2018年度を初年度とする新しい中期3か年経営計画を発表しました。鉄道輸送の安定化や渋谷の再開発などを推進。トラブルが相次いだ田園都市線では施設の改良も行います。

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折り返し設備の改修が新しい中期経営計画に盛り込まれ、東急田園都市線の用賀駅にある渡り線が増強される。写真は田園都市線の渋谷駅にある渡り線(2018年2月7日、恵 知仁撮影)。

 今回の中期経営計画の実施時間は、2018年度から2020年度までの3年間。スローガンは「Make the Sustainable Growth」(持続的な成長を目指して)で、サステナブル(持続可能)な「街づくり」「企業づくり」「人づくり」を基本方針として掲げました。

 このうち「鉄道事業の強靱化」は重点施策の1番目に掲げられました。2017年に相次いだ田園都市線の停電トラブルを受け、トラブルの未然防止や輸送障害が発生した場合の早期復旧に向けた対策を強化。とくに田園都市線の地下区間での設備更新を優先するといいます。2019年度には、世田谷線とこどもの国線を除くすべての駅に、ホームドアとセンサー付き固定式ホーム柵を導入することを目指します。

 このほか、「折返し設備や駅施設等の改修」も中期3か年経営計画に盛り込まれました。東急が記者発表後に行った説明によると、田園都市線の用賀駅(東京都世田谷区)で上り線と下り線をつなぐ線路(渡り線)の増強が行われます。

 用賀駅の二子玉川寄りには現在、上り線(渋谷方面)の列車を下り線(中央林間方面)に移すことができる渡り線があります。何らかのトラブルで列車を運転できない区間が発生した場合、渡り線を使って折り返し運転を行っています。東急はこれに加え、下り線の列車を上り線に移すことができる渡り線も整備。トラブル発生時に折り返しできる列車の本数を増やせるようにし、列車の本数をできるだけ減らさないようにします。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. それよりも、いい加減に渋谷駅の改良を決断したらどうですか?
    あそこが折返し機能付きの2面4線になれば、運用効率が大幅に向上するし駅の混雑も大幅に解消しますよ。