ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章は、ジャンプコミックスの少年漫画を写実化した映画になります。この映画では、虹村形兆が弓矢で無差別に人を攻撃して、一般人には見えないスタンドを使えるようにしていきます。そこで、スタンド使いの東方仗助が、虹村形兆の暴走を阻止しようと立ち上がります。
『ダイヤモンドは砕けない 第一章』のキャスト
日本のSF映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は、2017年11月12日に日本で上映されました。DVDの収録時間は119分になります。
監督&脚本&原作
実写化は不可能ではないかと思われていた漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を映画に写実化した監督が、三池崇史氏です。
- 監督:三池崇史
- 脚本:江良至
- 原作:荒木飛呂彦
登場人物と役者
実写化するのが難しい映画に、果敢に挑戦した役者さんたちは、豪華な方が結集しました。私が、特に注目したのが岡田将生さんでした。この方はヒーロー役を演じる事が多かったのですが、今回は悪役を演じる事になるので、今までとは違う演じ方をしていたので、新鮮に見えました。
- 東方仗助/髪を侮辱される事を嫌う主役(演:山﨑賢人)
- 東方良平/仗助の祖父(演:國村隼)
- 東方朋子/仗助の母親(演:観月ありさ)
- 空条承太郎/仗助の甥(演:伊勢谷友介)
- 広瀬康一/少し頼りない転入生(演:神木隆之介)
- 山岸由花子/康一に好意を寄せる女子高生(演:小松菜奈)
- 片桐安十郎/東方の家を襲撃するスタンド使い(演:山田孝之)
- 虹村形兆/弓矢で次々にスタンド使いを作り出す男(演:岡田将生)
- 虹村億泰/兄の下で仗助に攻撃するスタンド使い(演:新田真剣佑)
『ダイヤモンドは砕けない 第一章』のストーリー
警察官である東方良平は、凶悪な事件を引き起こしていた片桐安十郎を追い詰めていましたが、取り逃がしてしまいます。所が、片桐安十郎はボウガンを持った男に弓矢で射抜かれてしまい「おめでとう、お前は選ばれた」と言われて、何と弓矢で重症になったはずの片桐安十郎が起き上がったのです。
一般人には見えないスタンド(起)
広瀬康一が学校へ通学しようとしたら、不良たちに絡まれてしまいますが、そこへクラスメートである東方仗助が通りかかります。そこで東方仗助が不良たちと肩がぶつかってしまったので、自分の自慢の髪を侮辱されてしまったので激昂します。東方仗助は人の身体をしたモノを登場させて、不良たちをあっという間に吹っ飛ばしたのです。
不良たちは血まみれになりますが、なぜか傷がそのあとに完治して、不良は訳も分からず、恐ろしくなって逃げていきました。しかし広瀬康一にも、殴りかかった人の形をした者が見えなくて、何があったのだろうかと不思議に思うしかできなかったのです。
広瀬康一は学校に着いたら、山岸由花子から英語の宿題を出されてしまいます。この女性は、美しい女子高生でしたが、一方的に広瀬康一に好意を寄せていたのです。しかし山岸由花子は、広瀬康一を自分の理想の男にしようとしていました。広瀬康一は宿題を見て「これ全部?」と聞いてみたら、怖い顔で睨まれたので引き受けてしまいます。
不審な男が出現(承)
広瀬康一は学校から帰ろうとしたら、東方仗助が3人の女子高生たちに囲まれて「ジョジョ先輩、大好き♪最高!一緒に帰ろうよ」とモテはやされていました。それを見ていた広瀬康一に対して、山岸由花子は「康一君は東方君が苦手なのね、心配いらないわ、いじめられたら私に言って、その時は私が守ってあげる」と一方的に言ってきます。
広瀬康一は、お礼を言いますが「宿題ちゃんとやってね」とクギをさされてしまいます。その頃、街中ではコンビニの店員を人質にした男が暴れていましたが、それを見ていた東方仗助が「変な頭」と言われてしまったので、再び不思議な能力を駆使して、男を倒しますが、その男の口の中から小人のような形をした水が出てきたのです。
近くにいたフードを被った男はそれを見て「よくも邪魔をしたな、次はお前だ」と敵意をむき出しにします。東方仗助は家に着いたら、祖父から頭を殴られて、事件について「お前だろう!人質に何かあったらどうするんだ」と怒られてしまいます。その様子を見ていた東方仗助の母は心配そうに眺めてしまうのです。
東方仗助の甥が出現(転)
ボウガンを持った男は、会社について不満をぶちかましていた男を発見して、再び弓矢を放ちます。そして「そんなに憎いのか?屈辱なのか。お前のその思いは強い力を生み出すのか」と言いますが、倒れた男に何も変化が起きなかったので「残念だ、お前にはその力がなかった」と言って、弓矢を抜いて立ち去っていきます。
学校で、東方仗助の前に、甥を名乗る空条承太郎が現れます。空条承太郎はスタンドという話を聞いてきました。それこそ、空条承太郎が人の形をしたモノで多くの者を倒してきた能力そのものだったのです。しかし東方仗助は「昨日も見たけど、そういうの興味ないので」と言って、立ち去ります。
翌日になって、広瀬康一の前に山岸由花子が現れて「私どこか変わったでしょ」と言いますが、広瀬康一は分からないで困ってしまいます。そこで指の爪を見せつけてきたので「爪が綺麗です」と言ったら「気づいてくれたのね。康一君なら私の全てを気づいてくれると信じていたわ」と爪を磨いていた話を始めて、広瀬康一はひいてしまいます。
スタンド使いたちが襲撃(結)
フードを被った男が、東方仗助の家を見つけたら、そこには自分が追い詰めていた刑事が一緒に住んでいる事を知って「面白ぇ」とつぶやきます。実は、この男こそ片桐安十郎だったのです。この男は弓矢で射抜かれた事でスタンド使いに変わっていたのです。片桐安十郎は水のスタンドを使って、東方仗助の祖父の命を奪ってしまいます。
それに激怒した東方仗助に、空条承太郎もかけつけて、片桐安十郎を岩に変えてしまうのです。空条承太郎は祖父の葬儀に参列していたら、近くで不敵を笑みを浮かべていた虹村形兆を見つけて、あとをつけます。所が、そこで虹村形兆の弟も現れて、東方仗助を追い詰めていくのです。
しかし東方仗助は、重症に陥りながら、何とか虹村兄弟を撃退しますが、その兄弟の家には醜いバケモノが現れたのです。東方仗助は、それに驚きますが、虹村形兆が弓矢で次々にスタンド使いを作り出してきたのは、この化け物が大きく関係していたのです。はたして、このバケモノは一体何者なのでしょうか?
『ダイヤモンドは砕けない 第一章』の豆知識
映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』に関連する情報や、グッズなどを紹介するので、興味のある方はご覧になってみて下さい。
ジョジョの奇妙な冒険に登場するスタンド
空条承太郎や虹村兄弟たちが操るスタンドとは、超能力に近いもので、操る人によって、全く違う形や能力があります。 空条承太郎は人の形をしたスタンドで、肉弾戦で敵を攻撃したり、傷を負ったものを治す能力があるのです。そのため、空条承太郎のスタンドで重症を負ったものは、その後に傷が完治する事ができたのです。
そして虹村形兆は小さな兵隊をスタンドとして操り、虹村億泰は空間を削り取るスタンドを駆使します。このスタンドの違いこそが、ジョジョの奇妙な冒険が長年に渡って、指示される理由でしょう。
ジョジョの奇妙な冒険のグッズ『タペストリー』
ジョジョの奇妙な冒険のズッグで、タペストリーがあります。このタペストリーでは、東方仗助が「グレートだぜ」と決め台詞を吐く所が作り込まれています。タスペストリーとは、ポスターのように見えますが、色糸で織り込んだ厚地の布を壁掛けする物です。そのため、ポスターとは違った味わいのあるデザインになっています。
『ダイヤモンドは砕けない 第一章』の感想
映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は、実写化が不可能と言われていたアニメを実写化したものですから、その評価は賛否両論です。そこで、この映画を見た感想を紹介するので、この映画を詳しく知りたい方は参考にしてみて下さい。
ダイヤモンドは砕けない 第一章の残念な所
自分もジョジョの奇妙な冒険を実写化するのは、難しいと思っていたほうなので、この漫画が実写化された事には驚きました。実際に見てみたら、思ったほど駄作という訳ではありませんでした。
ただしスタンドが暴れまわるシーンよりは、空条承太郎のスタンドが一方的に相手をねじ伏せるシーンのほうが多かったので、スタンド同士が激しく戦い合うシーンが少なかったのが残念な所でしたね。
ダイヤモンドは砕けない 第一章の見所
ジョジョの奇妙な冒険と言えば、 スタンドが殴りまくるシーンを今でもよく覚えています。私が小学生ぐらいの頃はジャンプを読んでいたので、それでジョジョの奇妙な冒険は今でも覚えている所はあるのです。
この映画ではスタンド同士の戦いは3つあって、その3つは時間にしたら短かったのですが、空条承太郎のスタンドが、虹村形兆のスタンドの一斉砲撃を次々に殴り倒すシーンは迫力があって、見所十分でした!
さらに戦いとは、かけ離れた所ですが、山岸由花子が一方的な思いをぶつける所は面白かったですね。特に、爪を見つけておきながら、それに気づいてもらえたら「全てを気づいてくれると信じていたわ」と言う辺りは、思わず笑ってしまいました。