「“悪魔の医師”か“赤ひげ”か」
宇和島市の万波誠医師は2006年、日本初の臓器売買事件で身に覚えのない関与を疑われた。さらに腎臓の病変を取り除き移植する修復腎移植を行っていたことでマスコミや学会から「人体実験」と猛烈なバッシングを受けた。一方、患者たちは万波医師の活動継続を訴え続け、国は修復腎移植を条件付きで認める方向に転換するまでに。医療の最前線で揺れ動く正義とは?万波医師、批判の急先ぽうにたった医師、雑誌記者などの証言で描く
「ラーマのつぶやき」
埼玉県にすむ16歳シリア出身の少女、ラーマさん。カラオケが好きで勉強もがんばる普通の日本の女子高生だ。実はラーマさん一家は、戦乱が続くシリアを逃れ、4年前日本で初めて難民認定された「難民家族」。今、ラーマさんには大きな悩みがある。それは父と母が抱えている、ある問題が原因だった…。番組ではラーマさん本人の自撮り映像も使いながら、今をひたむきに生きる少女の世界を全編ノーナレーションで描いてゆく。
「津軽 雪空港」
大雪に見舞われた今年の冬。日本一雪の多い青森空港で、飛行機を離着陸させるため奮闘する裏方たちに密着。滑走路を除雪する精鋭部隊「ホワイトインパルス」。20台以上の除雪車による一糸乱れぬフォーメーションとスピードは圧巻。飛行機では、整備士たちが主翼部への雪を限られた時間で次々と取り除く。豪雪、大寒波、ホワイトアウト…大雪で繰り広げられる緊迫の離着陸劇。雪と闘う男たちをマルチアングルでドキュメント。