矢内由美子
サッカーとオリンピックを中心に取材するスポーツライター
北海道大学卒業後、スポーツ新聞記者を経て、06年からフリーのスポーツライターとして取材活動を始める。サッカー日本代表、Jリーグのほか、体操、スピードスケートなど五輪種目を取材。AJPS(日本スポーツプレス協会)会員。スポーツグラフィックナンバー「Olympic Road」コラム連載中。
サッカーとオリンピックを中心に取材するスポーツライター
北海道大学卒業後、スポーツ新聞記者を経て、06年からフリーのスポーツライターとして取材活動を始める。サッカー日本代表、Jリーグのほか、体操、スピードスケートなど五輪種目を取材。AJPS(日本スポーツプレス協会)会員。スポーツグラフィックナンバー「Olympic Road」コラム連載中。
本田不発…W杯メンバー入りやばい 仮想ポーランドに後手後手(デイリースポーツ)
Yahoo!ニュース
矢内由美子
Yahoo!ニュース オーサー| 報告本田は得点もシュートもなかったが、それは他の大半の選手も同じ。むしろ本田に関しては、他の選手から好意的な声しか聞こえなかった印象だ。長友は「圭佑はタメを作れるからサイドバックも上がれるし、中盤もDFラインも押し上げられる。地味で見えないかもしれないけど、チームに与える効果は絶大だと思った」と話し、ベンチで見ていた大迫は「前半は本田さんがいることでサイドで起点を作れたけど、前ではなかなか起点をつくれず、難しい試合だった」とコメントしている。槙野は「経験のある、良いアイデアのある選手がいるのでそれをピッチで出していかなければならない。勇気を持っていろいろなアイデアを出し、もっと自分たちの良さを出していくべき」と本田を意識したコメントをしていた。選手たちは本田をカギとしながら、何とか本大会での活路を見い出そうとしている様子。本田がいることで「単調」という問題の解決が見えてくる。
日本がDF槙野同点ヘッドもウクライナに力負け(日刊スポーツ)
Yahoo!ニュース
矢内由美子
Yahoo!ニュース オーサー| 報告監督が求める「縦に速いサッカー(カウンター)」にとらわれるが故に、攻撃が単調になるという欠点は、ハリルホジッチ監督が就任した当初から現在まで変わっていない問題点である。
ウクライナ戦では、裏一辺倒で攻撃が機能しなかったマリ戦の反省を踏まえて、つないでポゼッションを高めようという意識が選手に見えたが、ハリルホジッチ監督は試合後に「意図に反していてた」という旨のコメントをしていた。日本代表が後退しているように見えるのはそのあたりのチグハグさが原因のひとつだろう。
監督には、戦術のアイデアや的確な理論が不可欠だが、現場指導力も同じだけ重要だ。現在の日本代表はそのいずれも欠如しているように見える。
内村、2種目とも予選落ち=約半年ぶりの復帰戦で―体操W杯(時事通信)
Yahoo!ニュース
矢内由美子
Yahoo!ニュース オーサー| 報告あん馬の落下原因について内村選手は「気持ちが上がりきらないで試合に入ってしまった。冷静になりすぎた」と語っていました。でもその後のつり輪ではしっかりとメンタル面を修正して、ほぼ完璧な出来映え。Eスコア8・666は高い評価です。そして気になる着地では、難しいわけではないとはいえ、高い位置からの着地をしっかりと決めて痛みもなかったと、佐藤コーチともども安堵の表情を見せていました。
2種目とも予選落ちですが、内村選手にとってあん馬とつり輪は最高に調子が良いときでも種目別決勝に残るにはギリギリという種目です。気にする必要はありません。
まだ得意の鉄棒があるのと、あとは跳馬に出るか出ないか、出るならどの技を選ぶかです。今回の器具は普段は使っていない「スピース」というドイツ製なので、カタール入りしてからの数日間でアジャストできているかどうかにもかかってきます。
2日目に注目です。
「サイレンススズカだ!」五輪新種目に競馬ファンも熱狂…エストニア選手が大逃げ(デイリースポーツ)
Yahoo!ニュース
矢内由美子
Yahoo!ニュース オーサー| 報告女子マススタートで大逃げを打ったのは、開会式で「美しすぎる旗手」として評判になったエストニアのサスキア・アルサル選手です。序盤から1人抜けだし、12周までトップで15ポイントを獲得し、4位入賞を果たしました。今季W杯は1500m、3000mなどのディビジョンB(下位クラス)に出場。マススタートは一度4位になったことがありますが、他には目立った成績はありません。五輪本番での大胆な作戦で勝ち取った入賞と言えます。美しい大逃げでした。(五輪公式サイトのプロフィルは1994年4月14日生まれの23歳。身長176cm、体重64kg)
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矢内由美子
Yahoo!ニュース オーサー| 報告羽生選手の右足首については、平昌五輪前に取材した体操選手がこぞって自分のことのように心配していました。体操のゆかや跳馬の着地とフィギュアスケートのジャンプの着地は、ひねり動作の後ということで足首への負担がよく似ています。昨年10月の世界選手権で左足首を負傷して大会を欠場した内村航平選手は「僕も同じような箇所を痛めたので痛みが分かる。この状態で連覇したらカッコ良すぎる」と話していました。
リオ五輪の約1年前である15年8月に左足首のじん帯を損傷した加藤凌平選手は「僕も同じくらいのケガだったと思うので、羽生選手の状態が気になる。僕は痛みが1年くらい残った。ケガから2カ月後の世界選手権は痛み止めを飲んで出たけど、痛みがしばらく残る」と話していました。
オリンピアン仲間にここまで心配されるほどのケガを乗り越えた羽生選手、その超人的なメンタルに、東京五輪メンバーもさらに刺激を受けることでしょう。
まるで「ソチの真央ちゃん」…チェン圧巻の4回転5本成功に「泣けた」「興奮」(デイリースポーツ)
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矢内由美子
Yahoo!ニュース オーサー| 報告宇野昌磨選手が英字メディアから「ネイサンのフリーに驚いたか」と聞かれ、「いいえ、ネイサンの練習を見ていたらフリーの演技に驚くのではなく、ショートプログラムの演技に驚きます。それくらい練習ではいつも成功しています」と答えました。演技中はちょうど仮眠していたということで、「結果を知ったときは僕はハッピーな気持ちになりました」と。ソチ五輪の浅田選手もそうでしたが、1日での切り替えや大逆転劇の感動もまた、SPとフリーで競うフィギュアスケートならではでしょう。
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矢内由美子
Yahoo!ニュース オーサー| 報告宇野昌磨選手が英語メディアに「羽生選手が(4回転)ループを抜いた戦略についてどう思うか」と質問され、「挑戦のジャンプを抜いたことで他の全部を成功させなければいけないというプレッシャーの中で、僕は、はたしてあれだけの演技をできるか」と話していました。演技構成を落としたからこその重圧にも勝ったのが羽生結弦選手でした。そして、その姿をしっかり脳裏に焼き付けたのが宇野昌磨選手であります。
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矢内由美子
Yahoo!ニュース オーサー| 報告羽生選手の演技、ショパンのピアノ曲「バラード第1番」、終盤は重低音の響きで記者席のフロアも振動していました。観客席で応援していた方々もこの響きを心地よく感じたのではないでしょうか。力みも消耗もない、過不足ゼロの完璧な演技。取材エリアでは終始柔らかな表情でした。ソチ五輪では金メダルを獲りながらも、フリーのミスを心底悔しがっていた羽生選手。あすのフリーで目指すのは4年前の自分超えでしょう。
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矢内由美子
Yahoo!ニュース オーサー| 報告試合開始時から、3つ目(最後)のジャンプのエリアは薄いブリザード状態になることもあるくらいの強風でした。日本選手4人中、ただ1人転倒しなかった藤森由香選手は、滑りながら風の状況に応じて技を瞬時に決めたと話していましたが、それはベテランならではの経験と、「昨年ここであった大会も風が強くて、(転倒で)脳しんとうを起こした」という二重の経験があったからです。「今回、日本選手は全員出られましたが、他の国の選手で、スピードが出ない、あるいはスピードがつきすぎて(練習で)ケガした選手がたくさんいる」と表情を曇らせる場面もありました。
ジャンプの高さが6メートルにもなるビッグエアでは、運営側はより慎重に競技開始可否の判断するべきです。特に体重の軽い選手は風にあおられやすいので、大怪我の危険にさらされます。
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矢内由美子
Yahoo!ニュース オーサー| 報告国武選手は本番前の最後の練習のときに3つ目(最後)のジャンプで高く飛びすぎて空中でバランスを崩し、着地でお尻あたりを強打していました。しばらくしゃがみ込んだままになっていて立ち上がれず、後から降りてきた来た選手にも心配されていたほど。取材エリアでその影響があったのか?と質問したところ、「それは言い訳になるので、なかったです」という返答でした。
大久保選手は、2本目はかなり手応えがあったようで、フィニッシュの瞬間、ガッツポーズも出ていました。ミックスゾーンで取材を受けているとき、外国のライダー仲間から「もっと良い点が出ても良かったと、俺は思うよ」と肩をポンポンと叩かれていました。ちょっと辛い採点だったのかもしれません。
2人とも本当に若い。まずはビッグエアで予選突破を果たしてほしいです。
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