民間航空振興議員連盟発足
9月6日16:30、国会衆議院第2会館第3会議室にて、
民間航空振興議員連盟が発足した。
まず民主党を中心に発足し、長期的に超党派にするべく活動をして、
民間航空振興に寄与して頂けることとなった。
最高顧問 鳩山 由紀夫 (元総理大臣)
会長 前田 武 (前国土交通大臣)
会長代理 松本 龍 (前環境大臣)
副会長 一川 保夫 (元防衛大臣) 衆議院議員 三井辨雄
幹事長代行 参議院議員 白 眞勲 幹事
幹事 衆議院議員 市村 浩一郎 衆議院議員 伴野 豊
事務局長 参議院議員 大島 九州男
事務局次長 衆議院議員 坂口 岳洋
私の知る限り、ビジネスジェット関係、
スカイスポーツ関係等の議連はあったことを聞いたことがあるが、
このような民間航空振興議連が組織されたのは初めてのことだろう。
大島事務局長から、議員さんに1時間程度,理事長の考えを話して欲しいと依頼があり、
一応準備をしておいた。
これまで、私学団体関係の自民党の議連を何回か見たが、
遅れて来たり、会長の挨拶が終われば、かなりたくさんの議員さんが、
そそくさと退室していたから今回もそうなると思い、
話しにくいなと思いながらも、下地のアジェンダを作り、お話させて頂いた。
ところが、驚いたことに、16:30の開会直前に鳩山元総理が入室された。
先に到着していた議員さん達が、皆驚いた顔をされていた。
会長が前田前国交大臣、会長代行が松本龍元環境大臣であり、
副会長に一川元防衛大臣という、そうそうたるメンバーが揃っただけで、
感動していたにも関わらず、更に元総理の登場に、
これからスピーチする私も、少々緊張した。
民主党の代議士の皆さんに、最初から最後の質疑応答、閉会の挨拶まで、
元総理をはじめ、誰一人として退席せず熱心に私の話を聞いて頂き、誠に感激をした。
実は、これまで祖父、父、そして私の3代にわたり、
航空振興について陳情等繰り返してきたのだが、
真剣に聞き、取り組んで頂ける政治家はあまりいなかった。
政治家は、皆忙しそうであり、じっくりとお話を聞いて下さる方は、これまで少なかった。
しかし、故金丸信先生 故田辺国男先生は、父の話を真剣にじっとお聞き頂き、
官庁への橋渡しを良くして下さったものである。
私が、父とも師とも仰ぎ尊敬する政治家は、森喜朗先生である。
専門学校の陳情や学園の話を、それは親切によく聞いて頂いたり、
航空祭観閲式には、10年前の70周年の折、能登空港キャンパスにもお越し頂き、
御激励を頂いている。
本来、私学行政にいくら力を入れても、票やお金にはならないから
熱心にならない政治家が多い中で、先生は国家の将来を憂い、努力をされている。
極めてバランスが良く、安心して御相談できる大先輩でもある。
政権が変わり、民主党が与党になった今は、自民とか民主とか
私は意識しないことにしている。
立派な政治家は党派を超え、国の大計を考え、良き提案には真剣に耳を傾け
改善に努力して下さるものである。
大島九州男代議士は、民主党参議院議員であるが、
私とは20年以上のお付き合いであり、教育に長年携わってきた方である。
その誠意ある実行力、行動力を見て、私は心から国に必要な政治家と思い、支援している。
この度、民間航空議連の立ち上げにご苦労頂き、議連のスタートとなった原動力である。
彼の今後の活躍は、民間航空界の発展のパワープラントになるに違いない。
そして真剣に長時間にわたり私の提案をお聞き下さった、
鳩山元総理、前田前国交大臣、松本龍前環境大臣、一川元防衛大臣そして、
山梨の地元選出、後藤斉内閣府副大臣には、極めてご多忙の中のご出席であり、
感謝申し上げたい。 以下が、当日私がスピーチしたアジェンダです。
航空産業の成長と日本の自立
① 航空安全に立脚した航空界の発展
② 国際航空交通、国内航空交通、地方航空交通、地域航空交通の結節と
地方の振興と発展
③ 陸上交通、海上交通、航空交通の結節と地方の振興と発展
④ 航空従事者教育に対する教育行政の理解と支援・LCC参入による
航空従事者の不足
⑤ 民間航空機の設計・製造・販売に関する行政の理解と支援
⑥ 地方空港の利用法に関する提案
⑦ ビジネスジェット、小型航空機に関する空港利用
⑧ 国交省の規制緩和方針は妥当であり、ご支援を
⑨ 防災に強い点的航空交通の振興
⑩ 空港は道路より本来的に予算は少なくて済む。日本は航空交通に向いている。
理事長 梅沢重雄