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モニタのキャリブレーションをサボると・・・? [カラーマネージメント]

 「モニタってどんくらいの頻度でキャリブレーションすればいいの?」だれもが一度は思う疑問のひとつです。毎朝起きたらやってるよという人から、半年に1回という人まで様々です。またキャリブレータを使ったことのないローエンドユーザからは「そもそもキャリブレーションって一度やればいいんじゃないの?そのために高いキャリブレータを買うのはバカげてる」なんて声さえ聞こえます。

 と、いうわけで NEC MultiSync LCD2690WUXi で3ヶ月間キャリブレーションせずに運用するとどうなるか、実際に見てみましょう。

キャリブレーション直後
▲キャリブレーション直後のガンマカーブ

3ヶ月経過後
▲キャリブレーションから3ヶ月後のガンマカーブ

まずはガンマカーブ。3ヶ月経過後(下)は、若干ゆらぎが見られるものの、騒ぎ立てるほどの物ではありません。


キャリブレーション直後
▲キャリブレーション直後のΔE (DeltaE 1999 set)

3ヶ月経過後
▲キャリブレーションから3ヶ月後のΔE (DeltaE 1999 set)

次にデルタE値。ハードウェアキャリブレーションソフトの仕様上、3ヶ月経過後のグラフでは測定ポイントが少なくなっています。輝度が大きくなるにつれて誤差が大きくなっている事が見て取れます。これはホワイトポイントがずれてしまっている事を意味します。


キャリブレーション直後
▲キャリブレーション直後のサマリ

3ヶ月経過後
▲キャリブレーションから3ヶ月後のサマリ

最後にサマリ画面。3ヶ月間使用してバックライトがへたった為か、輝度・白色点色温度がやや低下しています。実際、3ヶ月間経過したプロファイルを使用すると、画面全体に黄ばみを感じ、キャリブレーションし直すと黄ばみが取れました。

また、ΔEが 0.23 から 1.32 と大幅に悪化してしまっています。うちのTNモードのゴミ液晶でもソフトウェアキャリブレーションすればΔE<1.0になります。キャリブレーションをサボると、10万円のモニタが、1万円のモニタになってしまうわけです。やはり良い物を買ったらメンテナンスが重要ですね。(キャリブレーションしないのは論外です)

ちなみに今度NECから出る、LCD-PA241W ではカラーセンサを内蔵し、バックライトの劣化からくる輝度・色温度シフトを補正する機能が追加されています。今回の検証結果にズバリ対応する機能ですね。
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