今週のお題「お花見」
桜の開花宣言で賑わう今日この頃ですが、実は菜の花も見頃。
本日は神戸総合運動公園の菜の花畑で一眼レフカメラの練習をしてきたのでご報告します。
前回と前々回の撮影では『光の向き』、『F値』を重点的に検討しました。
今回はいかにそれらを組み合わせて実践するかを意識しながらの撮影。あちらを立てればこちらが立たずと苦戦しましたが参考にしていただけると幸いです。
こちらが『光の向き』を検討した記事。
これが『F値』をあらためて考えた記事です。
目次
神戸総合運動公園ってどんなとこ?
神戸市須磨区にある大きな公園で駅直結となっております。
今回は車で行きましたが、1日停めても500円前後とぼちぼちお安い。
お花見以外にも広場や飲食スペースもあり、子連れでも遊べる公園ですね。
撮影機器紹介
使用機器のご紹介です。
今回は事前に公園の広さを調べていたので広角レンズを含めたレンズ2本体制で行ってきました。せっかく広い空間で撮影できるのなら、広角レンズを使わない手はない。
ボディはいつものd5500
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5500 ボディー ブラック 2416万画素 3.2型液晶 タッチパネル D5500BK
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2015/02/05
- メディア: Camera
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毎度恒例d5500。雑く扱ってるつもりはありませんが、最近微妙にぶつけたりしちゃってます。目立った傷はないけど気をつけなければ。
今回はレンズ2本体制
ではさっそく2本のレンズをご紹介しましょう。
今回はシチュエーションを活かすために広角ズームレンズと標準単焦点レンズ。
超広角から広角域を担当
SIGMA 超広角ズームレンズ 10-20mm F3.5 EX DC HSM ニコン用 APS-C専用 202552
- 出版社/メーカー: シグマ
- 発売日: 2009/07/03
- メディア: エレクトロニクス
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シグマ10-20mm。
もともと広角域での撮影が好きで手に入れたレンズですが、普段はあまり使ってあげられるタイミングがありません。こういう撮影でこそ使わなければ。
APS-Cで使用すると15-30mmの焦点距離になり、パースも強く広角の楽しみを味わえます。
安定の標準単焦点レンズ
Nikon 単焦点レンズ AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G ニコンDXフォーマット専用
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2009/03/06
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標準ズームレンズとこのレンズとで悩みましたが、F値の自由度を考慮して今回はこのレンズをチョイス。
ボカし過ぎないようにする練習とはいえ、ボカしたい時もやっぱりありますしね。
満開の菜の花畑で撮影
神戸総合運動公園に訪れたのは午後3時前後。西日にはまだまだですが、少しずつ日も傾く時間帯でした。
まずは広角で全体を撮影。
菜の花畑を広く写そうと思い坂の下から撮影しました。
順光で撮影したため空の青と菜の花の黄色が綺麗に出ていますね。『菜の花畑』を主題と考えたため、ピント範囲を広くするためにF値は高めの16に設定しました。
そしてこの写真。上手く撮れたと、帰宅後現像していて気付きました、、、。
パンフォーカスで撮ったはずなのになんだか菜の花の写りがイマイチ、、、?
ボケてるというよりブレてる? なんで?!
焦点距離は20mm前後、F値16とはいえシャッター速度は1/50秒は保っています。手ブレの可能性は高くないはず、、、。
、、、。
、、、、、そうです。被写体ブレorz
1/焦点距離のシャッター速度を保つことで手ブレの心配はなかったとしても、ある程度風が吹いている環境下で1/50秒だと花の方が動くんですね。
初歩的なことですが完全に意識外でした。
もう少しISO感度を上げてシャッター速度を上げていれば、花の部分もしっかりと解像している写真になったかもしれませんね。
次は逆光気味で撮影。引き続きF値は高めです。
菜の花と街並み、空のバランスを3分割構図に乗せるように配分してみました。
逆光狙いとはいえ午後3時ごろ、思っていたようなドラマティックな印象にはなりませんでした。そういう写真を撮りたいのなら、やはり朝焼けが夕焼けをねらうべきでしょうか。
35mm単焦点レンズで撮影。
逆光、F値低めでの撮影です。F値を下げ過ぎないことで、手前の菜の花全体にはしっかりとピントがいくように心掛けました。
心掛けはしたんですが、まだ甘い気がする。
しかし逆光効果で菜の花畑をふんわり陰影がきいた印象になったような気がします。
上のリベンジ。
順光、F値低め。
これはなかなかいいんじゃないですか?必要以上に主役がボケてしまうこともなく、被写体ブレもなさそうです。
F値低めだとシャッター速度が稼げるので、被写体ブレしなくなるのは助かりますね。
普段は結構逆光撮影が雰囲気出ていて好きなんですが、ここまで快晴だと順光で色を引き立てた撮影が楽しくなります。
またまた広角レンズ。しかもがっつり超広角です。
サイド光、F値低めで手前に写っている菜の花に触れるんじゃないかというくらい寄って撮影しています。
シグマ10-20mmはF値3.5まで開くことができるので、広角レンズでありながら背景をボカして撮影できるのが嬉しいですね。
パースが効いてダイナミック。
まとめ
今回はF値と光の向きを意識しながら撮影してみました。
逆光を取り入れれば思っているように背景が整わず。逆に背景を整えてから光の向きを見ると、だいたいが順光で印象が似てしまう。これに苦戦する撮影でした。
特に広角レンズでは顕著。
レンズを変えることで画角を変えてみたり、アングルやポジションを変えることで背景を変えてみたり、試行錯誤の毎日ですね。
背景もそれに含まれるのかもしれませんが、写真の副題選びってみなさんどうされてるんでしょうか。菜の花畑(主題)+青空(副題)以外になかなか思いつかなかったです。
綺麗な建物とかが近くにあればいいのだが、、、それがフォトジェニックスポットというやつか。
今後の課題
『基本』
F値:主題までボカしすぎないこと。
シャッター速度:手ブレしない速度はもちろんだが、被写体ブレにも要注意。
ISO感度:上記2つを保てる最低限の感度を選択。
『応用』
背景・副題選び:光の向き、レンズの選択、ポジション・アングルを調節。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました:)