ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

日本のアニメや漫画にはバトルからコメディのツッコミまで色んな「技」が出て来るかと思いますが、中国オタク界隈でもそういった技を話題にしたり真似したりといったことが行われています。
ただ、そういった技の中で様々な作品に出てくる
「定番の技」
「お約束的な扱いをされる技」

に関しては少々混乱したりもするそうです。

中国のソッチ系のサイトでは
「アニメの中に出てくるドロップキック」
に関するやり取りが行われていましたので、例によって


アニメでよくある飛んで両足で蹴るあれって、現実にあるの?あるなら見てみたい。

アニメとかで見かけるあの飛び蹴りか。
似たようなのはあるだろうけど、アニメのような動きは無理なんじゃないか。

運動エネルギー的に空中で好き勝手に動いたりはできないだろうからな……

あれは自分の方がダメージ受ける蹴り方だぞ。
中学の時にクラスメートがあれやって、人を蹴れずに自分が落下ダメージ受けていた。

現実にあるのかどうかというなら、ある。
ただアニメのような効果は厳しい。人を吹っ飛ばすとかは無理だね、親戚にあれで蹴られたことがあるけど、俺はちょっと後ずさって相手が病院行きに。

ゲームでもよく見かけるよね

格闘ゲームとか、ベルトアクションとかではちょこちょこ出る。

熱血高校ではよく使った!!

元ネタはライダーキックか?
日本の作品ではライダーのパロディが好まれているし、変身シーンネタとか頻出しているからキックネタもあるのでは。

いや、日本のアニメに限らず使われていると思うよ。

ライダーキックの基本スタイルだね。

ライダーキックって片足じゃ……?

両足版のライダーもいるぞ!

ケンカする時にあんな蹴り方するヤツおらんだろ。
威力も無い、自分へのダメージも出る。

やってやれないことは無いと思うけど、相手にダメージを与える以上に自分にダメージが来そうなんでやる気にはならんよね。

成龍(ジャッキー・チェン)の映画にもあったような。
もっとも、劇中では当てた後に地面に横たわるような感じで二次元のようにはいかなかったが。

あれって、ライダーだけじゃなく戦隊シリーズでも見る飛び蹴りだね。

ウルトラマンにもあったような。レオだったかな?

現実だとテコンドーじゃない?

ドロップキックだろ?
プロレスの技だったと思う。結構滞空して動くよ。

WWEで見た覚えがある。
アニメとは少々違うが、蹴りの形ではほぼ同じ。

AJスタイルズのキックが綺麗だったはず。足でまた着地ってわけではないけどね。
当てた後にくるっと回って落ちる感じで、そのまま墜落じゃなくて、手をついて衝撃を吸収するようにキレイに落ちる。

あの飛ぶ蹴り方は「ミサイルキック」だろう。

野暮な言い方になってしまうのは承知だが、あの両足揃えた飛び蹴りって現実だと意味無いだろ……

威力が出るように思えんし、アニメのようにきちんと着地はできんよな。

無理無理。
小学生の頃に試したけど地面にバタンだよ。あと普通の地面だとかなり痛い。

痛いよな……自分は小学生の頃にくらった方だけど。突然あの蹴りを受けて転んだ俺と地面に落っこちた相手が両方大泣きになった

プロレスでよくある技だけど、あれって元々着地する技じゃないし、パフォーマンス用の技だったはず。

日本のアニメにおいてはプロレス、アントニオ猪木の技が頻繁に出る。恐らく彼の影響じゃないかな?日本のプロレスネタでは彼をモチーフにしたものが極めて多い。

現実で考えると飛ぶ意味がよく分からん蹴りだよ。わざわざ両足揃えて飛んで、威力も精度も落とすとか。
二次元や特撮のような不思議な動力があるなら別だろうけどね。

空中だと力を入れるのは困難だし、助走をつけてやるにしてもなぜ両足で……ということになるよね。

スレ主の疑問に関しては、「ある」と言えるけど実用的なモノではないという注釈が付くんじゃないかな。

見た目が派手だから真似したくなる気持ちは分からなくもないが。中学の時にクラスメートが何を考えたこの蹴りをやって外した挙句に墜落していた。
やったヤツに対して「なぜそんな物理的におかしい技をやろうと思ったのか」とクラス中が大爆笑だったわ。

やりたくなるんだよ!試してみたくなるんだよ!
でもどうなったかは聞かないでくれ!!



とまぁ、こんな感じで。
ネタの流れの把握といった辺りなどでも混乱しているようでした。

中国のテレビでもアメリカのプロレスがちょこちょこ放映されていた記憶はあるのですが、プロレスの知識がある、技やパフォーマンスなどをきっちり把握している人はあまりいないようで、私も「プロレスが分かる」中国オタクの人には出会ったことがありませんね。

例えばディープなファンの多いFateの反応でも、プロレスネタやキン肉マン関係のネタに関しては明らかに食いつきが悪かったり、理解できていなかったりというのが見て取れます。
またそれ以外にもプロレスネタというかアニメネタでは、日本の作品にちょくちょく出てくる「キン肉バスター」のパロディなどは中国オタク界隈でちょっとした混乱を招いているという話をきいたこともあります。

イロイロな知識を蓄え続けている中国オタクにとって、プロレス関連は数少ない弱点の一つなのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

ラーメンマンは中国だとほとんど知られておりません・・・・・・