3月1日
各企業の就活情報が解禁した。
あー、今日解禁かー
と去年のいろんな思いがフラッシュバックしながらもこの記事を書き上げた。
“あの企業に行きたい、たくさん内定したい。”
そんな思いが先行し過ぎてその人の個性はどんどん薄れて行く。
自己分析が進んでくると
自分にとって今の時期の最良の選択肢は本当に就活なのだろうか?
と感じる人も少なくない。
でもそんな疑問が出てきても、ほとんどの人は自分の中に出てきたそう言った本音のボリュームをそっと小さくして心の奥底にしまい込む。
その疑問の行き着く先がマイノリティな選択になるということが恐いから。
こんにちは、やっちゃん(@0yacchan0)です
今回は FIGURES Fig.13
【文系学生が就活を辞めて大学院進学へ〜マーケティングで世の中を観る〜】(須田孝徳)
実際の記事はこちら↓
今回は
FIGURE Fig.4【おもてなしの手段〜1番最初に頼りたい人〜】
で取り上げた木村優輝くん(@doppi0conpanna)の友達で、
先日、早稲田大学の大学院に進学が決まった須田孝徳くんへのインタビュー。
文系学生の中で就職ではなく、大学院進学という圧倒的にマイノリティな選択をした彼が歩んできた大学生活をお伝えします。
久々にこんな思考の深い人と出会えて若干興奮気味です笑
それでは早速インタビューしていきましょう
成蹊大学
経済学部経済経営学科
石井裕明ゼミナール(マーケティングと消費者行動がテーマ)
共同執筆した2つの論文が、日経広告研究所報に掲載と広告学会学生広告論文賞で入賞。
在学中にやってきたこと
・観光事業研究会第54期副会長
・大学生活の過ごし方を1年生500人に講演
・オープンキャンパスで現役高校生の進路相談
・株式会社ウゴカスでインターン
・エディンバラ大学、モナシュ大学にそれぞれ短期留学
・製作した模型作品を展示会にて展示
・MBラボメンバー、洋服に関する記事の執筆
・宣伝会議コピーライター養成講座に参加
・様々な価値観を結びつけるコミュニティ【Tento.】を設立
早稲田大学でマーケティング戦略を学びに大学院へ
今日はよろしくお願いします。
早稲田大学の大学院に合格したんですよね?
この場で言うのもあれですがおめでとうございます!
もう2年間学生やってきます笑。
今日はよろしくお願いします。
個人的にやりたいのは企業のマーケティング戦略とかではなく、消費者行動っていって消費者がどういう風に買うかとブランド力を掛け合わせるところでその研究室ではそれができるんです。
大学院に行ってまでマーケティングの勉強をしている人に会うのは初めてです。
そもそもマーケティングを勉強している人って大学院に行くのが普通なんですか?
そもそも文系学生全体として大学院に行くことがかなりマイノリティかも…
今のところ、僕の学内外の友人でも文系から院に進学する人を見たことがないですね。
僕の知り合いにも文系学生で大学院に進学するのは2,3人くらいしかいません。
実際に先日、早稲田の面接試験に前行ったんですけど
58人中日本人は5人だけ。
他は全部中国人や韓国人などの海外の学生。
改めて自分がマイノリティな選択をしたんだと実感しました。
どうして大学院に?
ゼミ活動
ゼミで広告学会関東部会 学生広告論文賞を受賞した時の1枚
どうしてその選択肢が増えたのか教えてください。
1番影響を与えてくれたのは3年生の時のゼミ活動の影響が大きかったかもしれません。
自分は理系だからゼミのイメージがつかないんですけど、具体的にはどんなことをしていたんですか?
具体的にはマーケティングを学術的なところと実務的なところからアプローチするんですよね。
実務的な面はアイドルをプロデュースしようてのがテーマで
学術的なのは人間の五感(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)をマーケティングに落とし込んで学術的なアプローチをしようってのがテーマなんです。
めちゃめちゃ面白そう。
じゃあ実務的に手を動かしながら学術的な研究も進めて行くわけですよね。
須田くん的に学術的な面と実務的な面でどちらの方が楽しかった!っていうのはあるんですか?
だけど、ゼミのメンバーは実務的な企画を考えるのは好きなんだけど、学術的な研究ってなると嫌いな人が結構多かったですね。
勉強すればするほど僕はマーケティングにどっぷりハマってしまってマーケティングって楽しいんだな。
ってザックリ思いつつ就職活動が始まりました。
どの辺りから大学院へ進学するっていう選択肢が須田くんの前に現れたんですか?
就活中も頭の中のどこかで研究をこのまま続けても楽しいんだろうなって思っていて、
実は僕、成蹊大学に浪人して入ってるんですよ。
高校の時の僕の英語の偏差値は38とかで、当時は成蹊大学にとりあえず受かったから入りました。
ずっと心の中のどっかで俺なんかが大学院行っていいのか?って思っていたんです。
だから最初は大学院進学という選択肢は全然挙がってなかったんだけど、
”須田くんは院に行くのも全然アリかもね”
って先生に言ってもらえたんです。
そこで
あ、僕も大学院に行っていいんだなって思えて、
ちょうどOB訪問の際にも博報堂の方に大学院に進学しようか迷ってるんですよって話をしたら、
じゃあ院行きなよ、そっちの方が世界広がるでしょって言って頂きました。
そこで、思い切って就活をやめて大学院進学に切り替えましたね。
須田くんも浪人しているんですね。
このブログでインタビューする人浪人してる人が多いのでとっても親近感湧きます。
その辺の話もあとで教えてください。
マーケティングと自分のコンセプト
どうして大学院にまで行ってこれを勉強して行くのか、
もやもやしつつ、大学院進学の勉強をしていました。
それと並行して自己分析はずっと続けていて、
そしたら自分の中のコンセプトが見えてきて、マーケティングにハマっている理由、自分が研究者基質な理由も分かってきました。
確かに、どうして須田くんだけゼミでも学術的、実務的な面の両方にどっぷりハマっていたのか気になります。
自己分析で見つけた須田くんの中のコンセプトってなんだったんですか??
人と違うことをやってそこに、価値を見出すってことをずっとやってきてたんです。
自分の過去の行動を全部抽象化したらそのコンセプトは一緒っていうのに気づきました。
大学院に進学するのも
研究って何かなって考えた時に
今まで誰もやってないことを発見して、そこに価値を見出して論文化し世の中に発表するってこと。
よーく考えたらそれって結局自分がやりたいこと、今までやってきたことと大して変わらなかったんです。
ていうところで研究って楽しいなって思えたんだと思います。
あとは、自分は洋服が好きで、
オシャレってどうやったらオシャレになるかって考えてみると
他人と違うことをやりつつ、ある程度みんなに受け入れてもらえるような服装。
これがオシャレになると思います。
そのコンセプトってマーケティングの言葉で言うと、差別化ってことになります。
いかに、他と差別化してそこに強みの源泉を見出すか。
あー、だからマーケティングに興味持つんだなって最近分かってきました。
今は自分のコンセプトが分かってるから何しててもすごい楽しいです。
思考と選択がシンクロしてる気がするので。
就活から1度身を引いても自己分析を続けた須田くん。
学年、時期に関係なく自分を知るっていうのは大学生にとって大切ですね。
【全国90位の校舎が全国1位に〜東進のアルバイトから夢が生まれた瞬間〜】(楢橋穂野花)
大学受験多くの人が通る道だ。その子が受験を通して、人生が変わったなっていう経験を与えたい彼女はそう話す。
過去を振り返った時、失敗でも成功でもその大学受験から人生が変わったと思う人はどれほどいるのだろう。
少なくとも僕はその1人だ。
大学受験に合格させる!だけじゃなくて、彼女のように思って指導してくれる先生は何人いるんだろう。
彼女へのインタビューは卒業アルバム見ながら思い出話しに浸っているような懐かしい時間だった。
生徒が受験を振り返った時にあの参考書よかったな、あの模試の点数がめっちゃよくてさ、試験当日寝坊してさ、みたいな彼らの思い出と一緒に浮かんでくる先生に僕もなれていたのだろうか。