インドでは他国で類をみないほど積極的に映画が制作される傾向にあり、
また、インドは多民族・多言語・多宗教国家であるため、
インド映画は言葉が分からなくても楽しめる作品が多いという特徴があります。
日本映画やアメリカ映画の平均上映時間は100~120分ほどですが、
インド映画は1本の上映時間が3時間を超える映画がほとんどです。
途中に15分程度の休憩を挟み、休憩後には前半のダイジェストが放映されます。
そして、インド映画と言えば、歌とダンスが見どころとなります。インド映画のほとんどが、
大人数の歌とダンスを中心とした、ミュージカル形式のストーリーで作られています。
ストーリーの起承転結や喜怒哀楽など、とにかく「テンポと内容が分かりやすい」ということを意識して製作されているのがインド映画です。
そして、映画は娯楽、楽しむためのものとしての考えが強いため、ハッピーエンドで締めくくる映画が多いです。
中には、流れを無視して、無理矢理ハッピーエンドに終わらせている作品もあるようです(;^ω^)
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そんなインド映画に、歌と踊りが多い理由ですが、
ひとつは先述した通り、インドが多民族・多言語・多宗教国家だというところにあります。
なんとインド国内だけで22ヶ国語もあるのだとか(;^ω^)
会話だけだとわかりにくいんですね!
だから言葉や習慣が違っても、誰が見ても直感的・視覚的に理解できるストーリーや面白いと思える内容になっているのです。
もう一つは、
宗教派閥が多すぎて、恋愛描写などのNGラインがものすごく面倒なこともあるみたいです。
とは言うものの、時代の流れにより、
現在では、昔ほど宗教や民族的な問題での理由はなくなってきており、
現代のインド映画は、ハリウッド映画のような愛情や感情の表現を見せるものも増えているようです。
それでも今も歌やダンスが盛んな理由は、
その絢爛豪華なダンスの完成度の高さが、見る人を虜にし、大人気になっているのです。
インド人の生活にはダンスが密着していて、
結婚式やパーティーでは大抵の人がダンスをするし、
日常から楽しいことや嬉しいことがあると踊りだしてしまうという人も少なくないのです。
また、インドの映画館では、その場でダンスをしながら鑑賞するマサラ上映というスタイルもあり、
ダンスは習慣的なもので違和感が全く無いのです。
突然踊りだすことにも左程の理由はなく、日常的なものなのですね(*^-^*)
歌と踊りが特徴的で、とっても面白いインド映画を、ぜひ一度ご覧になってみてください!^^
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