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長野

ツバメ見たら教えて 松本市、4月から生態調査

喉やおでこの部分が赤く、長い尾を持つツバメ=信州野鳥の会提供

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 松本市は、身近な自然を通して生物多様性を知ってもらおうと、市民参加型のツバメの生態調査に乗り出す。ツバメが市内を訪れる春から夏にかけて、市民が目撃した巣やツバメの種類、場所などの情報を募る。今秋をめどに、市内にやって来るツバメの数や分布状況などをまとめて公表する。

 同様の調査は市が二〇一五年に開始。毎年対象を変えながら、これまでにホタルとカエル、セミを調べてきた。

 市環境保全課によると、ツバメは四月下旬~七月中旬頃の間、子育てのために東南アジアから日本にやって来る。市内の平野部では、主に「ツバメ」と「イワツバメ」の二種類が確認できるという。

 ツバメは喉とおでこの部分が赤く、長い尾を持つ。イワツバメは腰の部分が白く、短い尾が特徴だ。

 調査期間は四月一日~八月三十一日。調査手順では、ツバメの巣を見つけたら、そこに来ているツバメの種類や行動、発見した日時や場所などを報告してもらう。報告はメールやファクス、郵送で受け付ける。

 市のホームページでは今回の調査に役立ててもらおうと、信州野鳥の会の協力のもと、ツバメの種類や巣の特徴などをまとめて紹介している。同課の担当者は「身近な鳥を通して、生き物に関心を持ってもらえたら」と話している。

 (問)同課=0263(34)3267

 (水田百合子)

 

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