日本発の囲碁ソフト「DeepZenGo」が過去に敗北したプロ棋士と三番勝負で争う「囲碁電王戦FINAL」の第1局(3月24日、中国・北京)が開催され、黒番のプロ棋士・ミイク廷九段がDeepZenGoに中押しで勝利した。
DeepZenGo開発チームの加藤英樹さんは「三番勝負の初戦で負けてしまったことは何とも残念。残り2局は絶対に勝ちに行かなければならない」としている。
DeepZenGoは、日本最強の囲碁ソフトの1つ「Zen」開発チームの尾島陽児さん、加藤さん、東京大学松尾研究室、ドワンゴなどが開発。2016年3月にプロジェクトを発足し、17年3月には日本のトップ棋士、井山裕太九段を破った。
ドワンゴは、16年にプロ棋士・李世ドル九段に勝利したバージョンの「AlphaGo」に追い付く目標を達成し、AIの棋力を高める以外の方向を模索するため、プロジェクトを終了する考え。DeepZenGoの引退まで、過去に敗れた棋士とのリベンジマッチを企画した。
第2局は4月1日、韓国の朴廷桓九段と対局。「ニコニコ生放送」で生中継する。
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