連続テレビ小説 わろてんか(146)「みんなでわろてんか」[解][字][デ][再] 2018.03.26
(栞)時代の最先端を見てみたい。
伊能がアメリカへ旅立ったあと太平洋戦争が始まりました。
隼也に赤紙が届きてんは北村笑店を解散。
(てん)ありがとうございました。
いつになるか分かりまへんけどきっと北村笑店を再興します。
風鳥亭でまたお会いしましょ。
子どもたちを連れ疎開する事となりました。
(トキ)あんた気ぃ付けてな。
(風太)飛鳥泣いたらアカン。
ん?お父ちゃんはな笑いの神さんに守られてんねや。
お前らが毎日わろて暮らすんが神さんへの何よりのお供えや。
笑え。
また会おな。
(飛鳥)へえ。
・「出かける時の忘れ物」・「ひょいとつかむハンカチのように」・「心の中にすべり込む」・「いちばんちいさな魔法」・「泣いたり笑ったり」・「今日も歩き出す」・「ありがとうと言いたいあなたのために」・「ごめんねと言えない」・「あなたのために」・「ありがとうと言えるそのときのために」・「ごめんねと言えたあなたの心に」・「パレードはまわり続けてる」
(つばき)この辺りはのどかですね。
ホンマ戦争してるやなんて信じられへんわ。
(りん)姉さん!皆さん!りん!りん様!遠いとこようお越し下さいました。
ご無事で何より。
りんホンマおおきにな。
こちらうちの人のいとこ新平さんです。
りんの姉北村てんと申します。
今回は大人数でごやっかいになります。
ホンマありがとうございます。
いやうちも薬草農家代々藤岡屋さんにはお世話になってますさかい。
遠慮のう。
で嫁の…。
あのミツです。
ここの主の…あれ来てへんがな。
どこ行った?お父ちゃん!お父ちゃん!こんな狭い離れで申し訳ありませんけど。
とんでもない。
これ大したもんやありまへんけど。
(治平)そんなもんいらん。
こっちもそんな大した事さしてもらう気ないしな。
(新平)お父ちゃん!おおきに。
遠慮のう頂きます。
それにあんたとこの会社なこの非常時にまだ漫才みたいなもんやってはんねんてな?それは慰問で工場とか回らせ…。
笑いなんてくだらん!すんませんな堅物な親父で。
いえ。
ほなごゆっくり。
(アサリ)「起きた!起きた起きた!起こされた〜!」。
(キース)あ〜よかった。
これで学校間に合うわ。
行ってきます〜。
キミどこ行くねん?ほんでキミ誰やねん?ダハハハッ!笑いなさんな!それでね…。
へたりなさんなて。
「へたり込みで雷山の勝ち〜!」。
「そんなアホな〜!」。
(拍手と笑い声)
(歓声)はいどうも〜おおきに。
喜助と浅利でございました。
次に来るはお待ちかね凛々子と四郎でございます!・
(拍手と歓声)
(リリコ)ほら行くで。
どうも〜!
(拍手と歓声)こんにちは〜凛々子です。
(拍手と歓声)四郎です。
皆様勤労奉仕まことにご苦労さまでございます。
ん?今日は金曜日か?いや君君僕が言うたのは勤労勤労奉仕。
(笑い声)
(リリコ)それならそうと初めから言うて。
恥かいたわ!言いましたがな。
どの口で?この口で。
やかましい。
たたきなさんなもう。
商売道具やねんから。
(空襲警報)
(空襲警報)慌てるな!慌てるな!逃げるで!逃げるで!逃げまっせ!はよ!防空壕や!
(爆発音と悲鳴)大丈夫か!
(爆発音)うわ〜っ!大丈夫か!大丈夫か!
(藤一郎)ごはんこれだけ?そんな事言うたらアカン。
お父ちゃんは戦地でうちらのために毎日戦うてはるんやで。
はい。
小判1枚どうぞ。
ん?小判?そうや。
お芋さんはきれいな黄金色やさかい小判や。
ああ!ほなお母ちゃんの小判も1枚どうぞ。
ほんならうちのもどうぞ。
すんません。
お金持ちやな。
うちにも分けて。
いやや!待って!ちょっちょうだい!ちょうだい!
(つばき)藤一郎!お願い1枚!
(トキ)飛鳥!
(つばき)戻っといで。
お母ちゃん藤一郎が1枚食べた。
お願いちょうだい。
ちょうだい。
食べるもんでふざけるんやないわ!すんません。
すんません。
すんません。
明日からはわろてる暇なんかないで!あっあ〜!全然抜けへん!え?う〜ん!頑張ってほら。
ちゃんとここ持って。
ここここ。
あっ!あっ!
(笑い声)やった〜!抜けました!偉いな。
そや誰が一番おっきいお大根掘り当てるか競争しよか。
(藤一郎)うん!ええですなぁ。
ほなみんな構えて。
いくえ。
よ〜い始め!
(つばき)負けへんで。
やった!見て下さい!おっきいな!おトキの。
ちっちゃいわ。
うちのもちっちゃいわ。
アカイ。
アカイ。
アサヒ。
上手やん!藤一郎大丈夫そやな。
はい。
お父ちゃんの事も「どこにいてるん?」て聞かんようになりました。
飛鳥もです。
あの子らうちら大人に気ぃ遣うてくれてるのかもしれまへんな。
隼也も風太もきっと大丈夫や。
笑いの神さんがついてくれてはるさかい。
はい。
うん。
深夜。
大阪に274機のアメリカの爆撃機が飛来。
大空襲となりました。
(イチ)専務!おい逃げて!はよはよ!おい!四郎!こっちはよ!四郎!リリコ!リリコ!頭!頭気を付け!お母さん!くそったれ!ええ加減にせえ!はよ!走れ!
(イチ)もうあきまへん!逃げまひょ!死んでまいまっせ!お前ら…お前らはよ逃げ。
はよ逃げぇや!くそったれ…。
何が何でも守ったるからな。
怖いわ!僕の手離したらアカン!離したらアカンで!
(悲鳴)ああっ!
(サイレン)大丈夫か!大丈夫か!立てるか?立てるか?キースどこや!?キース!
(せきこみ)頑張れ!頑張れ!
(崩れ落ちる音)せ〜の。
姉さん!ああ…どないしたんや?大阪が…。
大阪が?どないしたんや?空襲で焼け野原になったて…。
え…!?おてん様飛鳥の事頼んます。
待って!落ち着き。
けどうちの人が!行くんやったら私が行きます!山越えなあきませんから。
私の方が!2人とも行ったらアカン!あんたらが行ったら子ぉが心配するやろ。
今は風太信じて飛鳥と藤一郎の事しっかり守り。
2018/03/26(月) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 わろてんか(146)「みんなでわろてんか」[解][字][デ][再]
てん(葵わかな)やトキ(徳永えり)たちは、りん(堀田真由)を頼って滋賀の農家に疎開した。疎開先の主人・治平(西川きよし)は偏屈な男で、てんたちを邪険に扱う。
詳細情報
番組内容
てん(葵わかな)はつばき(水上京香)やトキ(徳永えり)、子どもたちと一緒に、りん(堀田真由)を頼って滋賀の農家に疎開した。身を寄せた先の主人・治平(西川きよし)は偏屈な男で、てんたちを邪険に扱う。大阪に残った風太(濱田岳)は芸人たちと一緒に工場慰問に回っていたが、公演先の工場で空襲に遭うことが度々あった。てんたちは苦しい疎開生活でも日々笑って暮らしていたが、治平はその楽しげな笑い声に怒りを覚える。
出演者
【出演】葵わかな,濱田岳,広瀬アリス,徳永えり,大野拓朗,前野朋哉,堀田真由,水上京香,松尾諭,遠藤憲一,西川きよし
原作・脚本
【作】吉田智子
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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